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取付ブログ

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スズキ・ソリオ スピーカーの音質アップ その3

2025-05-22
今日ご紹介する1台は、昨日納車させて頂いたお車で、スズキのソリオです。



スズキ純正の大画面ナビ付きのお車で、画面の下にディスク挿入口があり、
ディスクが再生出来ない車が多い中、嬉しい装備です。



広範囲の防振作業が終わった後に電気的な作業に入り、
まずナビは一度取り外して裏から音信号を取り出します。



取り出した信号はピュアディオブランドのPSTケーブルでグローブボックス下まで引いていき、
比重が高くて厚いMDF板を敷いて、
そこからPSTケーブルのフルレンジタイプで純正のスピーカー配線に繫ぎ、
赤みがかかったPSTケーブルの高音域専用タイプはダッシュに送り、
ピュアコンの4ピース構成の物を取り付けたら電気的な配線は終了です。



ダッシュの上にはJBLのP560Cのツイーターを取り付けて、
フロント2WAYシステムの出来上がりです。



ただしドアスピーカーとリアサイドのスピーカーがカロッツェリアのコアキシャル2WAYに
交換してあったので、これを前後とも純正に戻しました。



一般的に音が悪くて使い物にならないと言われている純正スピーカーに戻す訳ですから、
ちょっとでも音が悪ければ大変な事で、
明らかにトレードインよりも生音・生声に近くなる様にピュアコンの値合わせと
イコライザー調整を行いました。



それだけでなく広範囲な防振の効果を体感するために息子に運転させて自分が後部座席に乗って
後ろ側のノイズの進入減衰を確かめて、その後に同じコースを自分が運転して確かめました。



そして昨日の納車の時に自分も立ち会って、お客様は
「これまではFMラジオの音がこもって聴こえていたのが、クリアーに聴こえる様になった。」という事と、
「代車で借りていたクロスビーよりもこちらの方が良い音の様な気がする。」とも
言われていました。



FMラジオに関してはスタジオの音を良く知っている
『FMYサウンドピュアディオスタジオ』からの放送ですから、
送っている先の音を熟知しているという他店に比べて絶対的なアドバンテージが有るのと、
元がトレードインのツイーターと純正のツイーターがWで鳴っていて、
会話の音域の上の音がやたらと強く、その分反動で会話の音域が弱くなっていて、
それと防振が無い状態だったのでこもって聴こえていたのでしょう。



代車のクロスビーに比べるとナビオーディオがソリオの純正は出来が良くて、
その分音のクオリティーは高く感じました。



トレードインスピーカーで意図的に強い音域と弱い音域を何カ所か交互に作って
メリハリを付けているサウンドと、
純正のドアスピーカーを使いながらも全ての音域が極めて均等に近い状態で鳴らす事で、
本来の楽器の音やボーカルの声に近いサウンドを表現するシステムが完成しました。



ムーヴキャンバス カーオーディオの音質アップ その1

2025-05-21
今日ご紹介する1台は、月曜日の福岡店の作業から、ダイハツのムーヴキャンバスです。



ディーラーオプションのナビオーディオを装着した状態で入庫となって、
フロント2WAYシステムの取付を行っています。



まずはドア防振の作業から入り、内張を外して裏に貼ってある吸音フェルトを一度外します。



内張り裏には粗目を付ける下処理を行って、意図的に規則性の無いランダムに厚い薄いを作って、
ドアが重たくならない割に振動が消える様に工夫しながら塗っていきます。



コーティング剤の中にはひび割れが起こらない様につなぎの成分が入っていて、
乾燥途中につなぎの成分の化学変化で色が段々茶色に変わっていきます。



何だかカメラのオート機能で青白いのと茶色に物凄く大げさな差が出てしまいましたが、
これは意図的なものではなく、宇部店に戻って来て気付いたので撮影し直しも出来ませんでした。



セメントコーティングの乾燥を待っている間に外板裏の防振を行って、
何も貼ってない外板裏に4種類の共振点の違う防振材を貼り合わせます。



フロントドアにはサービスホールを金属シートで塞ぐ防振を行って、片側3層のフル防振の状態になりました。



次は電気的な作業に入り、純正ナビを取り外して、裏から音信号を取り出します。



ラゲッジルームにパワーアンプを取り付けるシステムなので、
ナビのスピーカー出力はコンバーターを通してRCA化します。



今の時点ではここまでで、これより先は『その2』でお届け致します。



180系クラウンのスピーカー交換

2025-05-19
今日ご紹介する1台は、先日の宇部店の作業からトヨタの180系のクラウンのマジェスタです。



前後のドアの4つのスピーカーが永年変化で傷んで来たので交換したいという事で入庫して、
JBLのクラブ620Fを2セットに交換しました。



同時にベーシックパッケージを取り付けて、ツイーターはJBLのP560Cの物を使用して、
全体でJBLユニット6個のシステムを完成させました。



当社これまでクラウンのデモカーを何度も購入して実験していて、
180系クラウンを購入した後に200系のクラウンは購入せずに、
次に210系を購入して220系は購入せずにと、2モデルに1台の割合で購入して実験していました。



クラウンは車輛アンプがトランクの右に付いている事が多く、
ここの配列や特性を常に調べてフラットに近い音が鳴る様にピュアコンの開発を行っていました。



180系と200系はある程度特性が似ていたので買わないでいいだろうという事で、
2世代に1台というスケジュールで開発をしていましたが・・



180系クラウンは新車で購入して一度手放して、
2017年に中古車を購入して代車として使用している時期があって、
お客様からは「豪華で良い。」という声の他に、「大きくて不便。」とか「燃費が悪い。」という声もあって、
いつの間にか代車ではなくなっていました。



そんな2回も会社の車として購入していた180系のクラウンなので、
セッティングにはそんなに苦労しないと予想していたのですが、
何とトランク右のアンプの位置を見たらマークレビンソン仕様でした!



ピットは大慌てをしていましたが、アンプの配列や特性を調べたら、
前にデモカーとして持っていたレクサスLSとほぼ同じで、配列はそのまま使用して、
ピュアコンの値はLS用を一度入れてそこから動かして合わせていきました。



左右のスピーカーのバランスが取れてステレオ効果でスピーカーとスピーカーの間に音が浮いて来て、
センタースピーカーでモノラル成分をプラスしている部分をアッテネーター回路を取り付けて落として、
フロントの合計7つのスピーカーが綺麗にマッチングしました。



これまでデモカーを何台も購入して実験しているからこその、
複雑なプレミアムサウンドに後付けの製品をピッタリマッチングさせる技でした。



スズキ・ソリオ スピーカーの音質アップ その2

2025-05-18
今日ご紹介する1台は、現在の宇部店の作業から、昨日からの続きでスズキのソリオです。



ドアの内張と防水シートを一度外して、外板裏を指ではじいて響きの中心と周波数を探ります。



調べ終わったら一度ポイントにマーキングして、指定された材質を貼っていって、
合計4種類の防振材を方ドアに8個貼りますが、シルバーのソートは6対4に分散させたので、
合計10カ所をピンポイントで抑えて防振してあります。



同じ様にリアハッチの何も貼ってない部分の響きを確かめて・・



響きの種類によって材質を貼り合わせて、
ちょうどフロントドアの片側の材質でハッチ1枚の防振が完了しました。



外した内張はマスキングしてから粗目を付ける下処理を行って、まずは機械を使った処理を行った後に・・



細かい部分は手作業で粗目を付けています。



下処理が終わるとコーティング剤を塗っていき、規則性を持たないランダムに厚い薄いを作って、
ドアの重量があまり増えない割に振動が通過し難い様に工夫しています。



内張りのデザインで外から見るとあまり上の方に見えないスピーカーグリルも、
上から見るとほぼ中心に位置していて、当社のクロスビーと同じ位置にあるというのが分かりました。



次にスピーカーの付いていないリアのスライドドアの内張に施工を行い、静粛性と断熱性アップを図ります。



スライドドアはリスナーの耳から近い位置にあるので、
ここの施工はスピーカーが付いていなくてもかなり有効です。



最後にリアサイドのスピーカーが付いている部分の内張を施工して、
合計6面のセメントコーティングで音質と遮音性と断熱性をアップさせます。



今の時点ではここまでで、これより先は『その3』でお届け致します。



スズキ・ソリオ スピーカーの音質アップ その1

2025-05-17
今日ご紹介する1台は現在の宇部店の作業から、スズキのソリオです。



スズキ純正の大画面ナビオーディオとカロッツェリアのトレードインスピーカーが
装着された状態で入庫となって、ベーシックパッケージの取付と広範囲に防振の施工を行っています。



広範囲に防振作業を行うので、まずは井川家長男が運転して、助手席で次男が測定しました。



その後で今度は長男に運転させて自分が後部座席に乗って、
お客様が後ろの方からのノイズが気になるという事で、
自分が注意深く聞いて場所と原因を特定する事にしました。



ソリオは当社の代車兼デモカーのクロスビーと共通点が多く、
ドアのスピーカー位置もかなり近い場所にあります。



ただ後部座席に乗るとクロスビーとは全く違う響きで、
その原因はルーフにスリムサーキュレーターが付いていて、
ここが骨格になって屋根の響きが抑えられて聞こえます。



その分逆にリアサイドからのノイズが気になって、
その事をお客様は言われているのかな?と思いながらテスト走行を終わりました。



ピットにソリオを入れて内張を外すと、左側は給油口があってかなり入り組んでいて剛性が高いので響かず・・



右サイドはそこが空洞になっているので響いた場合は目立ってしまい、
この辺りを指ではじいて細かく調べます。



ラゲッジのフロアー下は明らかに響きが大きいのでしょう、
厚く塗り物で3カ所ポイントで防振してあって、床の響きが少ない分サイドが目立つのでしょう。



昨日の夕方の時点ではここまでで、これより先は『その2』でお届け致します。



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