取付ブログ
スズキ・ソリオ カーオーディオの音質アップ
2025-01-10
今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の完成車から、スズキのソリオ・バンテッドです。
スズキ純正のナビオーディオが装着されたお車にフルシステムを取り付けられていて、
今回コントロールコンバーターを追加で取り付けました。
このソリオの純正ナビはディスプレイの下にCD挿入口があって、
パネルを開けずにCD交換が出来るので便利でした。
スピーカーはドアの中ほどにピュディオブランドのZSP-LTD15をアウター取付していて・・
ダッシュの上にワイドスタンドを製作して、JU60ツイーターを取り付けている、
フロントハイエンド2WAYになっています。
更にリアのラゲッジ下を加工して、
JBLの25センチウーファーを取り付けた、車1台で3WAY構成を構築しています。
パワーアンプは助手席下にアルパインの4CHの物を以前乗られていたお車から移設して取り付けて、
2CHをフロント用として使用して、
残りの2CHをミックスモノラルにしてパワーを倍にしてウーファーを駆動させています。
今回の変更点はこれまでハイローコンバーターを使って信号をRCA化していたのを、
ピュディオが一から製作したコントロールコンバーターに交換して、
これまで表現出来なかった音を再生出来る様にしました。
RCA化した信号は運転席下のチャンネルディバイダー送って、
フロント用の中高音と、ウーファー用の低音に分離して、助手席下のパワーアンプに送ります。
チャネルディバイダーはARCの物をピュディオがチューンして、
後でもう1段階上のチューンを行ったバージョンⅡを使用しています。
全ての結線が終わって音が鳴る様になったら、
純正ナビのイコライザーとピュコンの値合わせで音を追い込んで来ます。
これまでのハイローコンバーターに比べてコントロールコンバーターは音のヌケが良いので、
高音が出過ぎる様になったので、ピュコンのブラックボックスの値を変えて、コイルの巻き数をやや増やして、
最も生音・生声に近くなる様に合わせました。
これまでも精一杯生音に近くなる様に努力していたのですが、
純正のナビがベースだとこのぐらいが限界!と思われていた音が、
限界を超えて音楽を再生する事が出来る様になりました。
ホンダ・フィット カーオーディオの音質アップ
2025-01-09
今日ご紹介する1台は、現在の宇部店の作業から、ホンダのフィットです。
ホンダ純正のナビオーディオを装着のお車に、
ベーシックパッケージの取付と、ベーシック防振の施工と、フロントのドアスピーカーの交換の、
トリプルパッケージの作業を行いました。
Wパッケージはベーシックにベーシック防振とパターンが決まっていますが、
トリプルはWにセメントコーティングをプラスか、リアドアのベーシック防振をプラスか、
フロントのスピーカー交換の3種類があり、
Wパッケージにもう1工程増やすとトリプルパッケージと呼んでいます。
今回はフロントのドアにJBLのGX600Cのミッドを使用して・・
ツイーターは1クラス上のP560Cの物を使用して、
JBLのセット物よりは中高音が濃い仕様になっています。
ミッドに対してツイーターのグレードを上げるというのは、
スタジオエンジニアがよく使う手法で、19ミリのツイーターが26ミリとワイドになり、
付属のネットワークは使わずに、ピュアコンで細かく音のバランスとフォーカスを合わせて行きます。
ドアの内張と防水シートを外して、
外板裏にベーシック防振の施工をした後に車室内からピュアディオブランドのPSTケーブルの
フルレンジタイプを引いて来ます。
PSTケーブルは得意な周波数によって色分けがしてあって、純正ナビかて、
ピュアコンで音域とインピーダンスをコントロールしてダッシュとドアに送っています。
全ての結線が終わったらナビとピュアコンの音調整を行って、
ナビの中身はケンウッド製で、まずは音を強調する機能は全てオフにしてから調整に入ります。
何故すべてオフにするかというと、
1カ所オンにするごとにメリハリは付いても音色は本来の音楽からドンドン離れて行くので、
ここの機能は使わないか、最低限使うかのどちらかで音決めして行きます。
音調整は自分の音源とFMラジオと、お客様の音源がある場合はそれも使って調整して、
今回はお客様のSDカードに自分が直接お会いして生の声を聞いた事のあるボーカルの方が4名おられました。
3名はピュアディオ関連の音楽番組に出演して頂いた方で、
1名はスタジオを使う順番が前後でお金を払わずただ聞きみたいなものですが、
お金を払っていなければそもそもスタジオ自体に入れないので、
ただ聞きではなくてボーナスみたいなものですと放送関係者には言われていますけど・・
そして何人もの自分が直接生声を知っているアーティストさんの声でイコライザーを合わせて行き、
メモリー前と後で音が微妙に違うので、
何度も調整⇒メモリー⇒試聴⇒調整を繰り返して音を追い込んで行きました。
イコライザーで調整するのは音域ごとのレベルで、
ピュコンではレベルの他にインピーダンスの調整が出来て、ユニットの交換で音色の微調整を行って、
ブラックボックスは3個目で固定して、コイルは5個目で固定しました。
ちなみに純白のボビンにピンクのラベルは井川が一から手巻きしたコイルで、
ブラックボックスの中のコイルも今は井川が空のボビンで一から手巻きした物を使用していて、
一から手巻きした方が音が滑らかにんるから、時間がかかってても手作業で巻いています。
自分自身が多くのボーカリストの生の声を聞いているので、
多くのボーカリストの方の声がどれもきちんと聴こえるという事を基本に音造りをしています。
エクストレイル スピーカーの音質アップ
2025-01-08
今日ご紹介する1台は、先日の宇部店の完成車から、日産のエクストレイルです。
日産純正のディスプレイオーディオ付きのお車に、
ベーシックパッケージの取付と、ベーシック防振の施工の、Wパッケージの作業を行いました。
まずはドアの内張を外して、次にスピーカーと防水シートを外して・・
何も貼ってない外板裏に4種類の共振点の違う防振材を貼り合わせて、ドア全体の響きを静めます。
運良くこの角度は4種類すべてが写っています。
防振作業が終わったらドアを元に戻して、
見た目は変わっていませんが、音質と静粛性が上がったドアに変わりました。
エクストレイルのクラスだとかなり響きは抑えてあるだろうと思っていましたが、
意外と響きが残っていて、最初にドアの開閉を行った時に思わずドアをトントンと叩いてみて、
ノーマル時の響きはお客様も気になっておられた様です。
次にダッシュにスタンドを使って適切な仰角・振り角を付けて、
ピュアディオブランドのATX-25ツイーターを取り付けて、
上質な高音を指向性の向きの良い場所から鳴らす様にしました。
グローブボックス下に比重の高かくて厚いMDF板を敷いて、
その上にピュコンの4ピース構成の物を取り付けて、
ダッシュのツイーターとドアの純正スピーカーに音域とインピーダンスをコントロールした音を送っています。
ここの比重が高くて厚いMDF板も音質に関係がって、
コイルから発生した微弱振動をここに逃がす事で、ストレスの無い音を表現しています。
大手メーカー製のツイーターのネットワークで、パーツを熱収縮チューブで囲って、
ぶら下げるタイプの物を見かけますが、コンデンサを熱で炙ると音が荒くなり、
ぶら下げる事でコイルから出る微弱振動が溜まって、音が良くなる要素は全くなく、
ただコストが安くツイーターにローカットが出来るだけです。
全ての結線が終わって音が鳴る様になったら、スマートフォンとFMラジオを鳴らして、音調整を行います。
ピュアコンの値合わせと、ディスプレイオーディオのバスとトレブルとフェダーを操作して、
最も生音・生声に近くなる様にあわせました。
お客様は同じクラスのSUVにこれまで乗られていて、
以前のお車に比べてドアの騒音が増えて、オーディオの音がいま一つになったという事で入庫して頂いて、
ベーシックのWパッケージを装着した事で不満に思われていた部分が無くなり、
逆に前のお車よりも快適になったと喜ばれていました。
最近の車は電子制御の部分が増えて、他の部分で微妙にコストダウンされているので、
オーディオや防振の需要は増えて来ている様です。
続・お客様の質問にお答えして 第22話
2025-01-06
日頃はあまり店頭に出なくて、バックヤードでひたすら製品を作っている井川ですが、
年末年始の営業ではいつもよりお客様とお話しする時間が多く取れて、
その中でこれまで書き込んだこのシリーズの内容があまり理解出来なかったというお話を複数頂きましたので、
過去と重複してしまいますが、比較的新しいお客様にも解る様に書き込ませて頂きます。
まず自分の最終学歴は美祢工業高校の電気科を出て、その後就職したので大学には行っていません。
その就職の時にひと悶着あって、学校の成績はまあまあ良い方で、
特に電気に関する部分はテストの時にわざわざ試験勉強をしなくても動作原理の根本が分かっているから
素でいい成績が取れたので、試験勉強の時だけ一時的に覚えるという勉強のやり方に意味が無いと思っていた
生意気な高校生で、学校の授業で先生が動作原理を間違えて逆の意味で話しているのを、
「先生、それは違います!」と言っていました。
高校3年の秋には電機メーカーのN社の就職試験を受ける学校推薦が決まっていて、
そこのメーカーに就職して工場で働いて、休みの日はその会社の無線部で趣味の時間を過ごして、
それで定年まで過ごせるという人生プランでいました。
ところがある日担任の先生から呼び出されて、N社の推薦が今年は出来なくなったと言われました。
別に自分が悪い事をした訳ではなく、
毎年電気科から1名募集があったのが、その年は機械科にその会社の上の方に親戚がいる生徒がいて、
電気科の募集が無くて機械化の特定の生徒を逆指名して来たので、
その時だけ電気科の募集が無いとの事でした。
自分は「それならH社にします。」と自分より成績が明らかに悪い生徒がH社を受けるので、
替えてもらえばいいぐらいの気でいたら、
電機メーカーの推薦はその時点で全て決まっているから変えられないとの事で、
電機メーカーへの就職を諦めざるを得ませんでした。
ちなみにH社を受けた同級生は落ちたので、
「あの時自分と替わっていれば学校も恥をかかなかったのに。」とひねくれていました。
H社を落ちた同級生は町の家電屋で働く事になって、「自分も同じ様な道に進むのか?」と心配していたら、
美祢市の石灰石加工工場が高校卒業者を2名募集していて、本来の自分の勉強して来た道とは違うけれど、
とりあえずどこかに就職しないとと受けたら、自分がトップの成績だったらしく、
受かって就職する事が出来ました。
ここの部分がこれまでかなり殴り書き的で、「よく意味が分からなかった。」と言われる方が多かったので、
お分かり頂けたでしょうか?
そんな電気とは全く別な仕事に付いて、「自分はとても運が悪い!」と悲観していましたが、
その後運が悪い中の運が良い事が自分に起きました!
それは石灰石加工会社が生産一係と生産二係があって、自分は生産二係に配属になりました。
一係は石灰石を加工して肥料などの生産を行う係で、二係はセメントなどの材料を生産する係で、
この一係か二係に配属されるかが、後の人生に大きく差を付ける事になるかを大きく変える事になりました。
ここまで読んで勘の良い方ならお分かりと思いますが、
生産二係にいたという経験がドアのセメントコーティングの設計に大きく関わっていて、
更に自分の母親は別な石灰石加工会社の成分分析をしていて、
カーオーディオ業界でセメントコーティングの様な製品を一早く世に出したのは、
美祢市が日本で最大の石灰石の生産地で、知らないうちにそういったノウハウを身に付けていたので、
他では真似出来ない製品が出来たのでした。
ただやはり石灰石加工会社にはなじめず、
たまたま宇部市にある電子パーツの販売会社が店舗を移転して拡大オープンさせる事を知って、
それで応募したら電気・電子関係の資格を多く持っていたので即採用になりました。
ただ就職したら一日中電子パーツの中で仕事が出来ると思ったらそうでもなくて、
他の家電部門の配達設置にしょっちゅう呼ばれて、それでも半分ぐらいの時間は電子パーツの仕事をしていて、
カーオーディオ業界では自分ぐらい電子パーツについて精通している人間はいないと思います。
そんな高校生の時の運が悪く大手電機メーカーに就職出来なかった事が、
後にサウンドピュディオの商品に繋がって、そのまま電気メーカーに就職していたら、
今のサウンドピュディオの商品は無かったでしょう、
というかサウンドピュアディオの存在が無かったでしょう。
今回は過去に書き込んだ内容の重複になりましたが、
サウンドピュアディオが生まれる根っこの部分が、新しいお客様にも理解していただけたら幸いです。
2025-01-05
今日はピュアディオの人気商品のコントロールコンバーターを取り付けたお車を3台ご紹介します。
まずはスバルのレヴォーグで・・
ナカミチのCD-700KKにアルパインのビッグ✕を取り付けておられるお車の・・
デジタル接続とアナログ接続の両方で繋がっていて、
アナログ部分にコントロールコンバーターを取り付けて、アナログ音源を大幅に改善しました。
2台目は三菱のアウトランダーで、ナカミチのCD-700KKとアルパインのビッグ✕との組み合わせです。
これまでアナログ接続は3世代前のオーディオテクニカのハイローコンバーターを使用されていて・・
今回コントロールコンバーターを取り付けて、あまりアナログ音源には期待されていなかったのが、
一気に高音質に変わりました。
3台目はトヨタの二代目ソアラで、宇部店の前の山陽小野田市の有帆に店舗がある時から
乗り続けておられるお客様で、30年以上のお付き合いです。
ナカミチのCD-700KKとアルパインのディスプレイオーディオとの組合わせに
コントロールコンバーターを取り付けて頂きました。
今回でコントロールコンバーターだけの紹介は5回目で、
システムの紹介で掲載したお車もあるので、20台ぐらい取り付けています。
製作時期と仕様でラベルの色が変えてあり、元の音源が高音が強い場合と、
高音が足りなくてトレブルを上げないといけない場合など、微妙にパーツの銘柄を変えています。
宇部店の現在の在庫はご覧の通りで、福岡店には現在2個の在庫があります。
最初の頃は納期をお待たせしていましたが、現在はかなり早い納期で取付させて頂いています。