取付ブログ
シエンタ カーオーディオの音質アップ その3
2024-10-16
今日ご紹介する1台は、先日からの宇部店の作業の続きで、トヨタのシエンタです。
フルシステムの作業は、ラゲッジのアンプボードの製作に入っていて・・
その間に自分はSKY3のスピーカーケーブルの末端焼き入れと、24金メッキの端子付けを行っていました。
ハンダ炉の温度が370度に上がるまで待っている間に、
焼き入れで使ってしまったハンダの量を元に戻すために、
表面を掬い取って純度の高い部分だけを抽出して出来た、オブジェみたいな塊を勿体ないのですが、
見た目のパッとしない方から3個炉に戻しました。
それでも足らないのでRCAケーブルとデジタルケーブルのハンダ付けで出て来る
純銀を含んだハンダの端を集めた物の黒い煤の部分をピンセットで取り除いて、炉に入れます。
後もうちょっと量が必要だったので、
PMBケーブルの焼き入れで出た純銀を含むハンダの端を集めた物を炉に入れて
SKY3の焼き入れを行いました。
現在この手のハンダは軍事用に大量に持って行かれて、趣味で使う様なルートにはなかなか回って来ず、
こういった社内リサイクルでコストを上げずに従来価格で提供しています。
ケーブルが出来た時には他の作業が進んでいて、
今回はお客様からZSPの取付がインナーでもアウターでも任せますと言われていて、
専務はセレナのZSPがインナーからアウターに変えたら低音の量が減って聴こえたので
インナーがいいと言っていて、実はアウターにした事で中音域のヌケが良くなって量が増えたので、
相対的に前よりも低音が減って聴こえていて、
シエンタではサブウーファーを取り付けるので前からの低音の量はそんなに必要ではなく、
一度シエンタでインナーで鳴らしてみて、
サブウーファーの音域より上の中音域の量とヌケが良くなった方が良いというシュミレーションをした上で
アウターの製作を行いました。
ドアにアウターバッフルを取りつけて、バッフルと金属部分を金属シートで繋いで・・
内側にセメントコーティングを行って固めて、
焼き入れと端子付けが終わったSKY3のスピーカーケーブルを通します。
現在の作業はここまでで、
次回はおそらく最終章になると予測していて、これより先は『その4』でお届けしたいと思います。
メルセデスベンツAMG-SL43 試乗&試聴
2024-10-14
先日山口のヤナセディーラーの方がメルセデスベンツのAMG-SL43の試乗車を持って来られました。
過去にはSLK55AMGとSL550に乗っていた事があって、
新型のSLはどうですか?と持って来られたのですが、横幅が190センチを超えている部分がネックです。
もう一つ今回のモデルからメタルルーフではなく、幌になってかなり軽量化はしていますが、
今まで幌のオープンには一度も乗った事が無いので、夏場や冬場がどうかは未知の世界です。
ただ幌で軽量化された分、オープンまでの時間が短く、
これまで乗ったメタルトップの2台に比べて場3倍以上速く感じました。
それではエンジンをかけて近くの道をドライブして、
ドアに10センチスピーカーのブルーメスターのオーディオを試聴します。
聴き慣れたFM山口のゼロスタジオからの放送を聴きながらドライブして・・
ツイーターからの高音は全てガラスの反射で聴こえるので、
ここはJU60を使ったプレミアムベーシックを付ければ音質アップすると想像しながら、
黒石の裏道を通って小野田霊園の横を通って、そこから190号線を通って宇部店に戻りました。
ドアの10センチプラスダッシュ足元のウーファーのシステムは、だいたいどの車も同じ様な感じで、
だいたいプレミアムベーシックでこんな感じで鳴るだろうな、と思いながら聴いていました。
今回のSLの変更点は幌のルーフにプラスして、エンジンが2リッター4気筒ターボで、
これまでは無かった身長150センチ以内の人用の後部座席がプラスされました。
ここはポルシェ911を意識した様で、リクライニングがある程度効く様になった部分も利点です。
これまで乗ったV8エンジンのSLKとSLに比べると車が軽い印象で、
本来のSLの意味の『スーパー・ライト』の原点に戻ったモデルとなっています。
ただ最近の自分のブログをご覧の方なら、
今後購入する福岡へ乗って行く車は『横幅185センチ以内』という条件を満たさないといけないので、
せっかく持って来られたのですが、候補にはなりませんでした。(値段的にもちょっと・・)
自分はこれまでに様々な車歴があるので、
そのおかげで宇部店にはけっこう珍しい車をディーラーさんが持って来られます。
シエンタ カーオーディオの音質アップ その2
2024-10-13
今日ご紹介する1台は、先日から宇部店で作業を行っている、トヨタのシエンタの続きです。
外板裏のベーシック防振が終わって、一度取り外した薄いインナーパネルに防振を加えます。
ブチルゴムを一切含まない金属だけのシートを部分的に重ね貼りして、ポコポコ響く感じを無くしました。
外した前後の内張はツルツルの表面に粗目を付ける下処理を行って、セメントコーティングの施工を行います。
スピーカーグリルが付いているのがフロント側で、
グリルが無いのがリアのスライド側で、リア側は静粛性と断熱性を上げるために施工を行っています。
セメントコーティングの施工中は表側にかなり厚いマスキングを行って、内張の表面を守っています。
フロント3層とリア1層の防振は当社のシエンタと同じなのですが、
今回はリアのハッチ裏を指ではじいて響きを確かめて、この部分にもベーシック防振の施工を行って、
ちょうど方ドアに使う材質でハッチ一枚の防振が出来ました。
今回はパワーアンプやサブウーファーも取り付けるために、ラゲッジ部分の下にベースを作って、
これから作業に入って行きます。
今の時点ではここまでで、これより先は『その3』でお届け致します。
サウンドピュアディオ提供のテレビ番組が放送されます
2024-10-12
明日10月13日の24時58分から26時58分まで、
サウンドピュアディオが提供企業の中の1社に入っているテレビ番組が放送されます。
(実際には24時を過ぎると14日になるのですが、テレビ業界的にはこういう表記になります)
放送されるのはTYSテレビ山口で、
8月23・24・25日に行われた『ワイルドバンチフェス2024』の会場の風景を
ダイジェスト版でお届けするスペシャルプログラムで、
サウンドピュアディオは初回からスポンサーに付いています。
確か1回目の放送はサウンドピュアディオが1社の提供だった様な記憶がありますが、
回を追うごとに人気番組となって、今年では大きなスポンサーに囲まれた小さな会社となっています。
サウンドピュアディオのテレビCMは山口県限定で年に2回ほど放送していて、
秋のワイルドバンチフェスの番組と、元旦のYAB山口朝日放送の『芸能人格付けチェック』の2番組ですが、
今年はそれに加えて『相棒スペシャル』の中でも放映されて、
その日に大規模地震が起こったために右下に日本地図が映っていました。
芸能人格付けチェックが地震の影響で放送日が変わり、
本来の時間は報道特別番組でコマーシャルが入らなかったために、
後日の報道ステーションの中に移動だったのを、放送時間をブログに書いていなくて、
後からお客様から「報道ステーションの中でサウンドピュアディオのCMが流れていましたね。」と
後から聞いて、それで放送が終わってしまったと知りました。
今回はかなり早めに紙で通知が来ていて、後からメール放送日時ので通知が来ていたのですが、
ハッと気づいたらもう放送日が明日で、1月の様な事にならない様に慌ててブログに書き込んでいます。
昨年の秋まではインパネはプリウスαでしたが、今年の1月からはレクサスLSのインパネに変わっています。
ワイルドバンチフェス2024の特別番組は音楽的にも非常に興味深い内容となっていますので、
TYSテレビ山口の放送が視聴可能な方は、
10月13日24時58分から26時58分までの放送を是非ご覧下さい。
シエンタ カーオーディオの音質アップ その1
2024-10-11
今日ご紹介する1台は、現在の宇部店の作業から、トヨタのシエンタです。
当社のデモカーと同じ車種で、当初同じ様な内容で作業を進める予定でしたが、
デモカーではやっていない作業も行う本格的な内容になっています。
まずノーマルの状態で走行テストを行って、
ロードノイズの測定を行った後にタイヤハウス周りの防振作業に入ります。
まるで板金塗装屋さんみたいな広範囲なマスキングで・・
タイヤハウスの内張を外して、鉄板側に防振材を吹き付けます。
外した内張は浸みてはいけない場所をマスキングして・・
こちらも吹き付けで防振材を塗って、天日干しで乾燥させました。
タイヤハウス周りの防振が終わったらシエンタをピット内に移動して、
ドアの内張を外して防振作業にかかります。
内張り裏に吸音フェルトが貼ってないので、これは防振が効いたという体感が多く得られるでしょう。
インナーパネルを外して、何も貼ってない外板裏を指ではじいて響きの種類と中心を探って、
どの場所に何の材質を貼るかをマーキングして行きます。
合計4種類の共振点の違う材質を10カ所のポイントを押さえて貼り合わせます。
以前は合計8か所と言っていたのですが、今はシルバーのマットを2分割して貼っているので、
材料自体は以前と同じ8個ですが、ポイントは8か所押さえています。
今回は下地作りにかなり力が入っていて、まだまだ防振作業は続いて、今の時点ではここまでですが、
これより先は『その2』でお届け致します。