取付ブログ
ピュアディオブランドの新製品の開発
2024-10-27
タイトルのピュアディオの新製品というのを見て、
この静電気除去装置が思い浮かんだ方もあるでしょうが、
中身を宇部店で作って金属ケースの穴あけと組み付けを福岡店で行うシリーズの第二弾の試作を宇部店で
昨日行いました。
それは新型のハイローコンバーターで、
現在はオーディオテクニカ製のステレオモデルの方チェンネル分を撤去して、
モノラル化して大型パーツを入れるという物でした。
モノラルを2連結してステレオで使って、高音質で再生すると好評でしたが、
ここに来てオーディオテクニカさんがベースモデルの値上げをされて、
今販売している物は過去に大量に仕入れている物をチューンしているので、価格的には割安感があるのですが、
値上がった物をチューンした時に当初2倍程度の価格になるために発売しないと言っていた
1からピュアディオで製造するハイローコンバーターとあまり価格差が無くなるのでは?という風に思って、
それなら更に大型パーツを入れたオリジナルモデルを開発したらどうだろうかという話になって、
昨日一日かけて試作モデルを作ってみました。
素のプリント基板を10枚買って来て、3枚を試作機を作って、
1枚は最初のカットで小さく切り過ぎてセパレーションに問題があるので、
新品が6枚余って3個の試作基盤が出来ました。
試作基盤が1枚出来たらマークレビンソンの購入時135万円したプリメインアンプに繫いで、
B&Wの805型スピーカーに繫いで試聴を行います。
写真で写っているボリュームは仮の品で、本番用はまだ届いていない金属ケースに付いているので、
ここが変わればもっと良くなるでしょう。
音量を上げたり下げたりして、左右のセパレーションとか、
スピーカーとスピーカーの間に自然に音増が浮くステレオ感がどうとか、何項目かのテストを行って、
1枚目と2枚目はピチピチと小さなノイズが乗っていたので、パーツの配列やリード線の引き回しを変えて、
3枚目の基盤でお客様に自信を持ってお勧め出来る基盤が完成しました。
この設備で粗が出ないという事は、
かなりのクオリティーで、ハイローコンバーターとは一味も二味も違うサウンドでした。
ただ試作で素の基盤が6枚余っていて、本当はもっと時間がかかるだろうと予想していたのが、
夕方6時のFM山口のファミリーディスコの時間に間に合って、
これまでに内蔵プアンプやハイローコンバータでは一度も聴いた事が無い様なサウンドで
30分間のDJ・OSSHYさんの番組を聴きました。
サウンドピュアディオが提供のこの番組は、
東京から送られて来た番組にサウンドピュアディオのCMを入れていて、
土曜日の夕方にアップテンポで車を運転しながら聴くには最高の番組だと多くの方から好評を頂いています。
音の良い基盤が出来たものの、今の時点では外側の金属ケースが福岡店から届いておらず、
午後には届いてケースに入れた状態で音が聴ける様になります。
そんな感じで一日が終わって、途中で一度店頭に顔を出したら、
お客様からPMBやSKY3のケーブルの焼き入れの時に出来る、
ハンダの抽出で出来たマスコットを見てみたいと言われたので、店頭の方に移動させて来ました。
不純物が混じったハンダから抽出して、
秋吉洞の鍾乳石の様にポタポタと落ちた物が集まって形になっているのですが、
その時の仕事の進め方が早いか遅いかと、
間を空けるか一気に大量に作業をするかで形がランダムに変わっています。
現在は宇部店の店頭に飾ってあるので、気になった方は是非実物を見てみて下さい。
話は一からオリジナル製作のハイローコンバーターに戻って、
近日中に外観と販売価格をお知らせ致しますが、販売方法は当店で取付される方のみの販売で、
持ち帰り販売や通信販売を行わない事をあらかじめお知らせします。
RAV4 カーオーディオの音質アップ
2024-10-26
今日ご紹介する1台は、昨日の宇部店の作業から、トヨタのRAV4です。
カロッツェリアのサイバーナビを装着した状態で入庫となって、
これまで何度もシステムアップをされて来て、今回で5・6回目の入庫でしょうか、
フロント2WAYのシステムとしては完結した状態に仕上がりました。
ドアは片側3層のフル防振の状態にして、アウター・スラントのバッフルを製作して
ピュアディオブランドのZSP-LTD15のミッドを取り付けています。
ダッシュにはワイドスタンドを製作して、JU60ツイーターを取り付けて、
当初はナビの内蔵アンプでハイエンドの2WAYシステムを鳴らしていました。
途中でもっとハイエンドスピーカーの能力を引き出すために
ナカミチのPA-1002Nのパワーアンプを取り付けて、
スピーカーケーブルはピュアディオブランドのSKY3の高級タイプに交換されています。
上にはカバーを作って荷物がズレても大丈夫にしていて、念のために放熱用の穴を開けて熱対策をしています。
システムをここまでアップするとバッテリーの銘柄は音色にかなり影響していて、
イコライザーのみではレベルは変えられても音色には限界があるので、ボッシュのバッテリーに交換しました。
システムが少しづつ変わるに連れてイコライザーパターンも少しづつ変えていて、
31バンドの0・5デジベルステップで細かくレベルを調整して行きます。
このサイバーナビには5バンドの簡易イコライザーも入っていて、
再生画面から簡単に入って調整出来ますが、あまりに広い幅が大きく動くのフラットのままにしています。
ただ5バンドの簡易イコライザーにはカスタムの状態をフラットにしているのと、
最初からフラットにパッケージされたポジションがあり、
両方同じ様に思えますが2つの音色が微妙に違っていて、
パッケージされているフラットの方がやや音が抑圧された感じがするので、
必ずカスタムをフラットにしてから31バンドのイコライザーを調整しています。
グローブボックス下のピュアコンはブラックボックス4連のタイプで、
車のそばまでケースに入れていくつかのユニットを持って来て、
ケーブル交換・アンプ取付・バッテリー取付などの条件の変化で全て値を細かく変えて来ています。
2年以上かけて少しずつシステムアップして来たRAV4は、
フロント2WAYハイエンドとして完成の域に達しました。
昨日の仕事あれこれ
2024-10-25
昨日は午前中宇部店で仕事をしていて、午後から福岡店へ向かいました。
まず朝一番でスバルXVの到着が遅れていたバッテリーが届いたので・・
左のメインバッテリーをボッシュに交換して・・
次に右のメインバッテリーを交換して、
ノーマルからボッシュに交換して音に元気が出たので音調整をやり直しました。
ボッシュを使って音が力強くクリーンになっているのですが、
その前がイコライザーで足らない部分を押し気味だったので、
生音・生声になる様に少し抑えてちょうど良い様に合わせました。
続いては黄色いスイフトスポーツで、
フルシステムのお車に車体の静電気を半導体パルスで消す装置を取り付けます。
先日福岡店でケースの金属加工を行って製品化した物が届いたので、そのうちの1個を取り付けます。
それが終わって福岡店に行く前に天神の不動屋さんに契約に行かないといけなくて、
約束の時間があるのに途中で工事中があって、ナビでは目の前なのに一度遠回りして、
テレビのインタビューをしているなと横目で見ながら、遠回りで目的地に向かいました。
駐車場は満車の所が多く、ビルの間の狭い道を通って広い駐車場を見つけたので、
そこに止めて目的地まで歩いて行きました。
ビルの壁に落書きが書いてあり、NHKの朝の連続テレビ小説で出て来る様な場所です。
不動産屋さんの手続きが終わって福岡店に行って、最初の試作モデルは回路的にはきちんとしているものの、
耐振動対策がしてなかったので、それを福岡店でしてもらいました。
他には次期新製品の試作品のアルミのケースの穴あけの仕方を指示して、
ある程度の数を作るのを前提での金属加工をお願いしました。
中身を作るのは自分の仕事でも、細かい金属加工は福岡店の柳井君が得意なので、そこは完全に任せています。
それから少し遅めの夕方のブログを書き込んで福岡店を出ようとしたら、もうどっぷりと日は沈んでいました。
次の新製品が何か気になる方もあると思いますが、今店頭で一番要望の多い製品で、
今出来た製品は対象となるお客様が少ないのですが、次は中級ユーザーからの希望が多い品で、
まだ中のパーツの値やグレードが決まっていないのと、
既存の製品と聴き比べて差がどれだけ差が出るかのテストを行って、
なるべく早くお見せ出来る様に努力致します。
N-BOXカスタムの静粛性をアップ 続き
2024-10-24
今日ご紹介する1台は、昨日の宇部店の完成車から、ホンダのNボックス・カスタムの続きです。
各部の洗浄が終わってから、まるで全塗装でもする様なマスキングで、
タイヤハウス周りの鉄部分に防振材を吹き付けます。
足回りもしっかりとマスキングして・・
コーティング剤を吹き付けますが、
セメントコーティングの材質と似ていますが、成分の比率が激しく濡れてもいい様に変えてあります。
普通は1日で仕上げるのを、今回は2日と長めに時間を取っているので、
コーティング剤の上に黒い塗装もしています。
外したプラスチックの内カバーにも防振材を吹き付けて・・
こちらも黒に塗装してから車に戻します。
全て組み付けるとこんな感じで・・
タイヤを4本取り付けたら全ての作業は完了です。
この後は走行テストを行ってビフォアー・アフターの測定結果を比較しますが、
この走行テストの測定は宇部店でしか行えず、テストで最低2人が必要で、
出来たら3人乗車で運転・計測・ノイズの出る方向を調べるのが理想ですが、
福岡店は人数の関係で営業時間外であれば2人で計測する事は可能です。
最近の車は静かになったという方がおられる中、
当店のお客様では逆にノイズが増えたと言われる方もあり、
実際には可聴周波数の中の方の周波数ではレベルダウンしていても、
可聴周波数やや超えた部分はノイズが増えていて、
そこの部分が気になるかどうかはその方の聴力と感性の違いで、
サウンドピュアディオに来られるお客様の中には自分よりも聴力の優れた方もあるので、
人によって防振の層の希望され方は違って来ます。
今回は初めて黒い塗装も行ったテスト的な作業で、
トータルでどのぐらい時間がかかるかの計算も出来る様になりました。
当社のデモカー兼代車にも同じ年式のNボックス・カスタムがあり、
ドア4枚プラス床面の防振がしてありますが、
それを超えた静粛性の高いNボックス・カスタムが完成しました。
N-BOXカスタムの静粛性をアップ
2024-10-23
今日ご紹介する1台は、現在の宇部店の作業から、ホンダのNボックス・カスタムです。
既にシステムが取り付けてあるお車をジャッキアップして、タイヤハウス周りの防振を行っています。
フェンダーの外側と足回りをマスキングをして作業を行うのですが・・
(マスキング写真は以前のもの)
今月の初めて作業した時は新車だったので、プラスチック部分が綺麗でそのまま作業に入れましたが・・
今回はもう1年以上走っておられるお車だったので、最初に各部を綺麗にしてから作業に入りました。
タイヤハウスの内張を外すと汚れていたので・・
洗剤とブラシを使ってゴシゴシと洗います。
高圧洗浄機を出して来て・・
タイヤハウスの内側の鉄板部分を高圧放水で綺麗にします。
これが乾燥したら広範囲にマスキングして、コーティング剤の吹付に入ります。
施行終盤予想はこんな感じです。
自分は7月までレクサスLSに乗っていたのが、
セレナeパワーが納車されてからはサイズがちょうど良くてセレナに乗っている事が多く、
ノーマルのエコタイヤを履いている事もあって、タイヤ周りからのロードノイズが気になっていて、
常に「早くタイヤハウスの防振をして欲しい。」と宇部の店頭でぼやいていますが、
自分よりも先にお客様のお車の防振が施工されています。
もちろんお客様優先なので自分は後で構いませんが、店のオーナー自体が是非したいという施工だけあって、
宇部店では人気の防振メニューとなっています。