取付ブログ
2024-12-07
今日ご紹介する1台は、現在の福岡店の作業から、フォルクスワーゲンのポロです。
デンソーTENイクリプスのナビオーディオを装着した状態で入庫となって、
ベーシックパッケージの取り付けと、ベーシック防振の施工の、Wパッケージの作業を行いました。
まずはドアの内張を外して、インナーパネル4カ所と外板裏4カ所のピンポイント防振を行いました。
ドアスピーカーは最初からJBLの16・5センチサイズの609Cが付いていたので、
それをそのまま使用しています。
ツイーターは同じ銘柄でシリーズは違いますが、
P560Cをチョイスして、スタンドを使って適切な仰角振り角を付けて取り付けています。
ツイーター取り付けは純正位置を希望される方が多く、
以前は営業担当者が要望通りにお受けする事もあったのですが、
結局後で「代車で借りた車とあまりに音が違い過ぎる。」といつもの位置に付け直す事が多く、
現在ではこの位置でお願いしています。
純正位置が音が悪い理由は
1 グリルの抜けが悪い
2 指向性の向きが悪い
3 周りの鉄の影響でマグネットの磁力線が曲がって音が悪くなる
の3つの理由で、仮に純正位置に取り付けた場合はピュアコンでツイーターレベルを目一杯上げて、
更に周波数レンジも目一杯広げてやっといつもと同じツイーターレベルになり、
結局歪みっぽい音になるので、「代車と同じ取り付け方法にして下さい。」となり、
ピュアコンの値はまた一から探り出さないといけないので、
現在は定位置しかお受けしていないというのが現状です。
そのピュアコンは比重が高く厚いMDF板の上に置いて、
そのピュアコンは比重が高く厚いMDF板の上に置いて、
ブラックボックスの中にあるスピーカーに対して並列に繋がっているコイルと、
後付けの純白のボビンのスピーカーに直列に繋がっているこれは、
どちらも井川が空のボビンに一から手作業で巻いた物を使っています。
この機械巻ではなく一から手巻きが音が良い理由は、機械巻は同じ方向にしか巻いて行かず、
手巻きは少しでもムラが出れば一度戻ってから巻き替えて、
それを何度も繰り返しているから銅線の長さの割にインダクタンスが高いコイルが仕上がり、
Q値の高い音の良いコイルに仕上がるという訳です。
全ての結線が終わって音が鳴る様になったら、
ナビのセッティング機能とピュアコンの値を変えて音調整を行います。
まずは音を強調する機能は全てオフにして、荒くてどぎつい状態でなく、滑らかで自然な音で鳴る様にします。
>イコライザーは5つのパターンがメモリー出来るので、
お客様のご要望でスタジオ風やライブ会場のPA風などの複数のパターンをメモリーしました。
ポロのドアはグリルがあまりリスナーに対して良い向きではないので、
ツイーター側の音域を広げて、中音域に近い部分をカバーしました。
オーディオメーカーのネットワークはツイーターレベルは調整出来ても、
音域の調整は出来ないので、ここの調整はピュアディオならのものです。
ツイーターの音域は広げれば良いというものではなくて、
歪みっぽさが出ない程度に広げないといけないので、何度もブラックボックスを交換して試聴を繰り返して、
歪みが出なくて最もツイーターレンジの広いユニットを探しました。
ドアスピーカーが普通の純正ではなくてJBLの609Cというのが
これまでに無かった組み合わせだったのでツボを掴むのに苦労して、
最終的には生音・生声に近い音色という目標に近づけました。
かなり長い時間をかけて音調整が終わって、
現在は清掃を行ってお客様が取りに来られるのを待っている状態です。
年末・年始のお休みのお知らせ
2024-12-06
カーオーディオ専門店サウンドピュアディオ宇部店と福岡店の年末・年始のお休みのお知らせです。
12月30日・31日と1月1日・2日・3日の5日間は、お休みとさせて頂きます。
お客様にはご不便をお掛け致しますが、何卒ご理解のほどお願い致します。
以上、年末・年始のお休みのお知らせを致しました。
緊急のお知らせ
2024-12-06
FM放送の番組制作を通じてお付き合いのある、
DEENのボーカル・池森秀一さんが今日のフジテレビのお昼の番組『ぽかぽか』に出演されます。
番組は11時50分から13時50分までの2時間で、
どの時間かは分かりませんが、もし観れる方がありましたらご覧下さい。
それと今年の2月11日はZe p p福岡でDEENさんのライブが行われましたが、
来年は2月9日の日曜日にZe p p福岡でのライブが決定しました。
今年は特別にミキサー席でライブを聞かせて頂いて・・
ライブ終了後は撤収が始まっている舞台袖を通って、
ピュアディオのお客様数人と楽屋に挨拶にに行かせて頂いたというぐらい親しくさせて頂いています。
これまでDEENさんの番組へのスポンサーは、
2007から今までで20回ぐらい付いているでしょうか?
そのぐらいの頻度でお世話になっていて、
デモカーにも何度も乗り込んでレコーディングスタジオの音に近くなる様にアドバイス頂いています。
そんなピュアディオとは御縁がある池森秀一さんが出演されるので、
可能な方はぜひ今日のフジテレビの『ぽかぽか』をご覧下さい。
マーク✕ スピーカーの音質アップ
2024-12-05
今日ご紹介する1台は、昨日の宇部店の完成車から、トヨタのマーク✕です。
トヨタ純正の工場装着のナビオーディオ付きの状態で入庫となって、
ベーシックパッケージの取付と、ベーシック防振とセメントコーティングの施工の、
トリプルパッケージの作業を行いました。
マーク✕はドアに16センチスピーカーと、
ダッシュに中高音を鳴らすスコーカーの2WAY構成で、
それにJBLのP560Cのツイーターをプラスして高音を独立させて、
低音・中音・高音の3WAY構成化しました。
低音と中音は純正のスピーカーをそのまま使いますが、
ピュアコンを通して音域とインピーダンスを制御しているので、元の音質とは変わって聴こえて、
そこに後付けツイーターで上質な高音をプラスして、音の輪郭をハッキリさせます。
音域分けとインピーダンスの制御はグローブボックス下に設置したピュアコンで行います。
防振作業ではまずドアの内張と防水シートとスピーカーを外して・・
外板裏の防振材が貼ってない部分に4種類の共振点の違う材質を貼り合わせます。
外した内張には裏に吸音フェルトが貼ってるので、それを一時的に取り外して・・
裏面のツルツルを機械と手作業で粗目を付けてから、セメントコーティングを行います。
全ての組み立てが終わったら純正ナビの音設定と、ピュコンの値合わせで音を整えて行きます。
ツイーターとスコーカーの音域が近いのでピュアコンの設定はデリケートで、
低音に比べて中高音の方がレベルが勝っていたので、
バスを1クリック上げたところでセッティングを終了しました。
入庫時はかなり音がこもって聴こえていた様で、
ツイータープラスとピュコンの制御と、ドアの2層の防振で全く違う音環境になって、
更に静粛性と断熱性もアップして、マーク✕はお客様に納車されました。
ノートオーラ BOSEサウンド車の音質アップ
2024-12-04
今日ご紹介する1台は先日の福岡店の作業から、日産のノートオーラeパワーです。
日産純正のディスプレイオーディオ付きで、BOSEのプレミアムサウンド車の音質アップを図りました。
これまでもBOSEサウンド車のヘッドレストスピーカーの音が嫌という方が何人も来店頂いて、
ヘッドレススピーカーを僅かに鳴らして、後はフロントの2WAYスピーカーで鳴らす様にして改善しました。
中にはフェダーで完全に絞って、全く鳴らなくてもいいと言われた方もおられました。
まずはフロントスピーカーの改善で、ピラー下のツイーターがサイズが小さく、
向きが逸れているので、ピュアディオブランドのATX-30ツイーターをスタンドを取り付けて、
適切な仰角・振り角を付けて音質と音場を改善しました。
次にドアの内張を外して、外板裏に工場装着の防振材が貼ってない部分を避けて、
4種類の共振点の違う防振材を貼り合わせるベーシック防振の施工を行います。
次に外した内張裏にセメントコーティングの施工を行って、片側2層の防振の出来がりです。
内張りを元に戻して、
グローブボックス下にブラックボックス4連のピュコンを取り付けたら音調整に入ります。
この年式のオーラはバスとトレブルの2トーンしかなく、
音の調整幅が少ないので、ピュコンの値をあれこれと変えて、
ツイーターとドアスピーカーの音域幅を交互に調整して、音色に関わっているインピーダンスの調整では、
下げ過ぎると音色が軽く明るくなり過ぎて、上げ過ぎると重く暗くなってしまうので、
ユニットの値を変える事で適切な本来の音楽に近い音色に合わせて行きます。
上質だと言われているノートオーラが、ベーシックのトリプルパッケージを装着する事で、
オーディオの音質とドアの静粛性と断熱性が上がり、
真のプレミアム・コンパクトカーになって納車されました。