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取付ブログ

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人気のコントロールコンバーター

2024-11-25
ピュアディオのオリジナル商品としては
20年に一度のヒットと言われるハイローコンバーターを巨大化して高性能化して、
更に微妙なレベル調整も可能にした『コントロールコンバーター』ですが、
今週で10台目の装着を行おうとしています。



当初はボリュームかトーン的なツマミを使っていたのが・・



より正確な調整を行うために微調整が効くダイヤルに変えたのですが、後でズレるといけないので、
調整後にダイヤルを抜いて値が変わらない様にして納車させて頂いています。



宇部店と福岡店ではチューニングしたハイローコンバーターとの聴き比べが出来る様にしてあって、
性能の差を納得して取り付けて頂いています。



ただここにきてチューンドのデジタルプロセッサー・DEQ300をお持ちのお客様から、
「リード線をSKYのRCAケーブルに換えられないだろうか?」というご要望が出て来て、
あれこれと中のスペースを工夫して、SKYケーブルで出力したバージョンを製作しました。



合計4台製作して1台既に装着していて、現在3台在庫がある状態です。



中身は横方向よりも縦方向に余裕がなく、かなり工夫してこのサイズに収める事が出来ました。
(精密ダイヤルは数に余裕が無いために後ろの物は仮のダイヤル)



既にノーマルで納品させて頂いているお客様へのバージョンアップも可能ですので、
ご希望があればご相談下さい。



なお既存のチューンドハイローコンバーターを現在お使いのお客様は、
下取り金額を含む価格で販売させて頂いております。




プジョー408 カーオーディオの音質アップ その4

2024-11-24
今日ご紹介する1台は、先日の宇部店の完成車から、プジョーの408です。



純正の異形パネルのディスプレイオーディオ付きのお車に、3台前のお車からシステムアップし続けられた、
フルシステムの移設作業を行いました。



ドアには片側3層のフル防振の後に、アウター・スラントのバッフルを製作して、
ZSPの限定品のブックミッドを取り付けています。



ダッシュにはワイドスタンドを製作して、JU60のブラックを取り付けて、
ハイエンドのフロント2WAYとなっています。



純正のツイーターは横に向いているので定位は良いのですが、音色が空けて聴こえて不自然なので、
スタンドを使って斜め前を向けて、本来の音楽の音色に近くなる様にしてあります。



ラゲッジには25センチのウーファーボックスにZSPの限定のブラックウーファーを取り付けて、
その前にPA-2002Pのパワーアンプ2台と、
左サイドにピュコンとピュアディオチューンのデジタルプロセッサーを取り付けて、
フルシステムで車1台で3WAY構成となっています。



今回の作業で一番時間がかかったのが、
グローブボックスの加工で、まずはグローブボックス全体を取り外して・・



マスキングしてから型取りとパテ加工を行います。



間をかなり省略して、
ナカミチのCD-700KKとアルパインのディスプレイオーディオが埋め込まれた状態で仕上がりました。



全ての結線が終わったら音調整を行って、タブレットをリアのデジタルプロセッサーに繫いで、
イコライザーとフロントスピーカーの下限周波数とウーファーの上限周波数をコントロールします。



ツイーターの下限周波数とミッドの上限周波数とインピーダンスはピュアコンのブラックボックスと
コイルで決めて、JU60のブラックだけでこれだけ種類があります。



コイルも通常の物ではなく、ベークライト板に乗った輸入物の上質な材質を巻き替えた物で、
多くの種類の中から最も生音・生声に聴こえる値を選んでいきます。



1999年に初めて入庫されてから、25年の期間に4台に渡ってお付き合いして頂いて、
本当に感謝しております。



Nボックス スピーカーの音質アップ

2024-11-23
今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の作業から、ホンダのNボックスです。



ホンダ純正のギャザーズのナビオーディオを装着した状態で入庫となって、
ベーシックパッケージの取付と、ベーシック防振の施工のWパッケージの作業を行いました。



ベーシックパッケージはドアの16センチスピーカーはそのまま使用して、
ダッシュの上に上質なツイーターを取り付けて、それで2WAY化していますが、
1990年代にピュアコンが発売された頃はトレードインスピーカーのネットワークをピュアコンを使って
高音質化して人気商品でした。



1998年ぐらいから国産のトレードインスピーカーがクセが強くなって来て、
ピュアコンの本来の音楽の音に近くするという考えとあまりに違いが出て来て、
2000年を越えてからは純正スピーカーの素朴な音を磨き上げて良い音と発想を変えて、
それが今のベーシックパッケージとなっています。



今回使用するツイーターはJBLのP560Cのツイーターで、
26ミリドームで周波数レンジはやや広いユニットです。



JBLは一度このクラスは19ミリと小さくなったのですが、
最近26ミリをある程度まとまった数を入手出来たので、再発売となりました。



ベーシックパッケージは見た目はダッシュにツイーターが乗っただけの違いですが、
実はナビオーディオは一度取り出して、裏から直接音信号を取り出して、
ピュアディオブランドのPSTケーブルでピュコンまで低ロスで送って行きます。



グローブボックス下には比重が高くて厚いMDF板を敷いて、
その上に4ピース構成のピュアコンを取り付けます。



白いボビンにピンクのラベルのドアスピーカーの上限周波数を決めるコイルは井川が一から手巻きした物で、
更に最近ではブラックボックスの中に入っているコイルも一から手巻きで、
製作時間は倍の時間を要していますが、
音は機械巻きしたコイルに比べて滑らかでより自然な音色で鳴る様になりました。



ドアの中の何も防振材が貼ってない部分は、4種類の共振点が違う材質を貼り合わせて、
ドアが重たくならない割に効果の高い防振効果を得ています。



更に今回はリアのハッチにもベーシック防振が施行していて、
実車をデモカーで持って実走行しているからこその、結果を得ています。



リアのハッチはちょうどドアの防振の片側と同じ量の防振材を使うので、
名付けるて2・5パッケージとなるでしょう。



全ての作業が終わって音が鳴ると、ダイアトーン製のナビの音調整を行います。



音を強調する機能はほぼゼロにして、イコライザーのみで音を整えて行きます。



イコライザーは上げる方向ではなくて全て下げて、付帯して来る余分な部分を下げるという考えで行いました。



調整の音源は洋楽もありますが、日本の楽曲は本人にお会いして生音・生声を知っている方の楽曲で、
より本物っぽく聴こえる様に合わせて、小さい車ならではの左右のスピーカーの距離差の少なさを活かした
小気味良いサウンドに仕上がりました。



Nボックスは初代から3代目まで全て購入して、走行実験も行っているので、
多くの方に安心して作業に預けて頂いています。



アウディS5 CDプレイヤー取付

2024-11-22
今日ご紹介する1台は、昨日の宇部店の作業から、アウディA5のスポーツタイプのS5です。



マイナーチェンジでプレイヤーレスになったので、
グローブボックスを加工してCDプレイヤーを取り付けました。



グローブボックスを取り外すと元々1DINのプレイヤーが付いていた場所があるのですが、
この裏には別なユニットが付いていて取付出来ないので・・



1DINスペースの下にハーフDINサイズのプレイヤーを取り付けました。



他にはドアに2層の防振施工をプラスして、
内張を外すとこれまでに見た事の無い形状のスピーカーが付いていました。



外した内張はマスキングした後にツルツルの表面に粗目を付ける下処理を行って・・



ランダムに厚い薄いを作りながらセメントコーティングを行いました。



S5のドアは最初から防振材が貼ってある部分があるので、そこを避けて違う後付けのマットを貼りました。



またインナーパネルの樹脂がポコポコ鳴るので、金属シートを貼って鳴りを止めて、
プレイヤーの取付と防振作業は終了しました。



高級車だと防振は必要無いと思われがちですが、通常のブチルゴムを使う防振では効き目が少なく、
金属のみをラミネートした材質でスパッと心地良い響きに変えています。



当社にQ8eトロンのデモカーがあるので、
最初に効果を確認する事が出来て、安心して作業に預けて頂きました。



続・お客様の質問にお答えして 第20話

2024-11-21
日々の店頭でお客様から頂いた質問を集めてお届けしている、
続・お客様の質問にお答えしては、遂に第20話となりました。



今回はまずこれまでに取り上げた事がなかった質問で、ある日店頭でお客様と話していた時に、
「社長は他の業界の人に比べたら、電子パーツに関する知識が多いですよね。」と聞かれた時に、
「自分は19歳から20歳までの1年間電子パーツを使う会社で働いていたから、
普通の人が知らない業界内の知識があるんですよ。」と答えたら、
「その話は初めて聞いたし、他の人もこの話は聞きたい人は多いんじゃないですか?」と言われたので、
ここで紹介させて頂きます。



自分は工業高校を卒業した後に美祢市の石灰石加工会社で半年働いて、
その後宇部市に出てたまたま電子パーツを販売している会社が求人をしているというので早速応募して、
そこで働くのに十分な国家資格を持っていたので、即採用されました。



ただここまではスムーズだったのですが、この会社はいくつかのセクションがあって、
家電部門にオーディオ部門に照明部門に小型のラジオやラジカセを扱う部門に配達設置を行う部門と、
電子パーツを扱う部門で6つのセクションに分かれていて、それが同じ辺りに集まっていて、
当時は宇部のミニ秋葉原と言われていた会社で、自分はパーツ部に所属していましたが、
何かと配達設置に駆り出されていて、半分ぐらいは配達設置の仕事をしていて、
そのスケジュールがかなりタイトだったので、
パーツ部にいたという経験よりも配達設置をしていたという方が記憶に強く残っています。



それでも時間にして半年ぐらいは電子パーツの仕事をしていて、
パーツメーカーからこのパーツはこういう扱いをしないといけないとか、
これとこれはこういう風に使う用途が違うとか、
これとこれを合わせてこれの代用で使うなどの業界内での情報をかなり得ました。



それ以前に自分は小学5年生から電子関係の工作を始めて、本を買って読んで、
必要なパーツは数か月に一度美祢市から宇部市まで親に車で連れて行ってもらって、
必要最低限の物を買って帰っていました。



しかしそこは小学生ですから、電子パーツをあぶりハンダをしてダメにしてしまい、
次に宇部に行くまでは工作が進まないという、子供としては辛い時期がありました。



今なら余分なパーツを用意していてとなるところが、
1個しか買ってない訳ですから、それは電子パーツは宝物で、途中からは扱いにとても気を使う様になって、
それは60歳を過ぎた今も変わっていません。



そんな宝物を売っている電子パーツ屋さんがたまたま求人していて、
毎日電子パーツの中で働けると思っていたのが、やはりそこは新人の使いっ走りだったので、
頭の中は配達設置をしたという記憶がしめていて、よく考えたら小学生時代にそこに買い物に行き、
19歳から20歳の1年間の半分をそのパーツ屋の中で過ごして、特に自分は棚卸の時の要員だったので、
在庫の隅から隅までこれはどういう用途で使う物というのを頭の中に叩き込みました。



そんな訳で最近オリジナルの製品を作るに当たって、
これはどこの材料メーカーでこれはここなどの知識が生きて来て、
それについてお客様と話していたら、若い時にこんな事をしていたなと思いだして、
お客様からはダチョウ倶楽部のギャグではりませんが、「それ聞いてないよ?」という事になっています。



その会社ではカーオーディオはホームオーディオ部門に展示してありましたが、
取付する人がいなくて、近くの電装店に取付に出したらお客さんから
「自分が言っていたのと取付位置が違う!」などのクレームが多く、
やりたくないという方向に行っていたので、その面倒な取付技術を磨いて会社がやらない部門なのでと、
カーオーディオに関する仕事を自営で始めたという経緯があります。



もう一つ最近お客様から質問が多いのが、
「よくブログで無線の実験の事を書かれていますが、
確かに無線を再開された2020年ぐらいからサウンドピュディオの音質は良くなっていますが、
具体的にどの部分がどういう風に音を良くしているのですか?」という質問を複数の方から頂いているので
お答えします。



まずサウンドピュアディオでは2020年よりも前に発売していた
チューンドデジタルプロセッサーのDEQ300ですが(写真は本体でなくタブレットの操作画面)、
2022年ぐらいからオーディオでは使われていない無線業界ならではの材質を挿入する事によって
高音質化を図りました。



実はこのパーツは市販されてない材質で、
かなり無線機用としてはオーバークオリティーで、無線機から抜いて他のパーツに替えてみると、
受信音はほぼ変わらず、送信音もよく聞かないと分からない程度の差で、
しかしチューニングしたデジタルプロセッサーに使うとかなりの差が出て、
でも入手にはかなり苦労して、今のところ欲しいと要望されるお客様にはほぼ行き渡っている状態です。



もう一つ最近のヒット作では、土曜日の移動実験で長時間送信・受信を繰り返すと通話品質が落ちるので、
金属の量ね合わせてこの様な工夫をしています。



これがそのままコントロールコンバーターのシャーシーの共振止めに使用されていて、
いつもオーディオの事ばかり考えていると見過ごす所を、
遊びの中からオーディオ業界に無い材質や無い組み合わせで新しい物を作っています。



そのそもコントロールコンバーターの金属ケース自体が
土曜日の夜の実験の時の本体とアクセサリーを一つにまとめるために買った物で、分解して置いていたら、
「これってこのぐらいのパーツを入れたらハイローコンバーターをはるかに凌ぐ物が出来るのでは?」と
いうところから始まっています。



中のパーツもオーディオ業界では入手出来ない物も使っていて、それが現在は生産されていないから、
無線機屋さんを廻って在庫を買い占めています。



コントロールコンバーターに関しては無線とは関係ない部分では、
本体が出来てから動作テストをマークレビンソンの135万円のアンプで鳴らして、
音を聴きながらリード線の配列を動かしたり、ハンダを盛ったりして、
音がまとまってからケースのネジを絞めています。



もし失敗したら135万円が・・ とハラハラしながら作業していますが、
ここまでのテストをしているからの他に例の無い素晴らしい製品に仕上がっていると感じています。



そしてもう一つ最近お客様からの質問が多いのが、
「国際情勢が悪くて精度の高いハンダが手に入らないと、
こぼれたハンダを集めてリサイクルして使われていますが、いつまで続くのですか?」という事ですが、
これは以前はプーチンの考え方にかかっていると言っていましたが、今は中東の問題がるので、
先が見えないのでこのまましばらくは続くと思います。



ハンダはただ端やこぼれた粒を集めるだけでなく、煤は前もって取り除いて、それから炉に入れて溶かします。



それでも安いハンダをそのまま使うよりは、銀と錫の含有率がかなり高いので、
この作業はしばらく続くと思います。



以上最近のお客様からの質問にお答えしました。



お問い合わせ
SOUNDPUREDIO 宇部店

〒759-0204
山口県宇部市妻崎開作484-1
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SOUNDPUREDIO 福岡店

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