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取付ブログ

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メルセデスベンツCクラス カーオーディオの音質アップ

2025-05-10
今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の完成車から、メルセデスベンツのCクラスのセダンです。






異形パネルの専用ナビオーディオ付きのお車に、
ベーシックパッケージの取付と、フロントのドアスピーカーの交換を行いました。







ツイーターはJBLの508GTIのシルバードームの物をスタンドを使って
適切な仰角・振り角を付けて取り付けて・・






ドアスピーカーは約9センチの純正を
JBLのGX302のコアキシャルのツイーターを鳴らさずにスコーカーとして使用しています。





このコアキシャルのスコーカー化は年式グレードによって使う場合と使わない場合があって、
純正のプレミアムサウンドでない場合はスコーカーの交換も行います。





グローブボックス下に取り付けたピュアコンは普通とちょっと違って、
コイルが3つ付いている7ピース構成で、
3つ目のコイルは見えない所に仕込まれた16センチサイズのウーファーの上限周波数が
フーなのをある周波数で制限をかけて、スコーカーは上限と下限の両方をコントロールしています。




まらMDF板の下にはアルミのケースを敷いて、
車両側からの電磁波を防いでいて、
更にツイーターに繋がっているブラックボックスの内部のコイルは井川が一から手巻きしていて、
こちらでも電磁波の進入を防いでいます。



全ての結線が終わって音が鳴る様になったら、
お客様の音源と自分の音源と、
FMラジオの自分がスタジオに出入りした事がある2局の音を聴いて音調整を行いました。






低音は出気味だったのでマイナス1クリック下げて、
中音と高音は足らない感じがしたのでそれぞれ1と2クリック上げていましたが・・









ブラックボックスは4個目で、コイルは5個目で変えて行くと最も生に近くなって、






最終的には中音も高音もプラスマイナスゼロの所が最も生音・生声に近くなって、
トーンをあまり動かさない事によってレベルも音色もきちんと合わせる事が出来ました。





これまでこのタイプのベンツは多く取り付けて来ましたが、
グレードや年次変更などの違いにピュアコンの値を細かく変えて合わせて行き、
シンプルな構成ながら音楽が十分楽しめるシステムに仕上がりました。


トヨタ・シエンタ カーオーディオの音質アップ その3

2025-05-09
今日ご紹介する1台は、現在の宇部店の作業から、先日からの続きでトヨタのシエンタです。







スピーカーケーブルはピュアディオブランドのSKY3を使用するので、
全てエナメル質で絶縁されているので、
ハンダ炉に入れてエナメル質を焼き切る『焼き入れ』の作業を行わないと音が鳴りません。





ハンダ炉を370度まで熱して、上に載っているインゴットを数個炉に溶かします。






表に炙り出した不純物を掬い取って・・






先のビニールを剥いて、エナメル質を焼き切ります。






炉の中のハンダは銀がほとんど入っていないので、
遠心力でえい!と下方向に振って中のハンダを下に叩き付けて・・






電動のハンダ送機で銀の含有率の多いハンダを染み込ませて・・







絶縁されていた部分が全て同通して、銀入りハンダが染みた下地が出来ました。






その先に金属の端子を取り付けて、これで車両に取り付けられる状態になりました。






炉を止める前に表面を掬い取った不純物が混じったハンダをヘラで押さえて純度の高い部分を抽出して、
塊になるまで集めて取っておいて、ハンダ槽の表面が減ってきたら継ぎ足します。



不純物が多い部分は廃棄して、これでケーブルの焼き入れが終了しました。


昨日の自分の仕事はほぼ焼き入れ作業で終わりました。


他店では行っていないこの焼き入れ作業によって、生音・生声に近いサウンドを表現出来るのです。


マツダCX5 スピーカーの音質アップ

2025-05-08
今日ご紹介する1台は、昨日の宇部店の作業から、マツダのCX5です。






純正の16センチスピーカーを活かしたベーシックパッケージの取付を行いました。





ツイーターはピラーの根元に横向きに付いていますが、
グリルの口径は大きいのですが、向きが悪いのと、マグネットが後ろの鉄の影響を受けているのと、
ツイーターに中低音を入らない様にしているフィルターが貧弱なので、
ベーシックパッケージで音質改善を行いました。






運転席を一度外して、下にある車両アンプから音信号を取り出します。




最初のシート位置に戻すためにマーキングを行っています。



取り出した信号はグローブボックス下に設置したピュアコンに
PSTのフルレンジタイプのケーブルで送り、ここで周波数幅とインピーダンスを調整して、
ドアの純正スピーカーと後付けツイーターに送ります。




純白のボビンにピンクのラベルのコイルは井川が一から手巻きしていて、
1年前からはブラックボックスの中のコイルも井川が一から手巻きしていて、
ディスプレイオーディオ化で下がった音質を取り返すために
かなりの時間をかかて少しでも良い音にと手間をかけています。



ダッシュの上にはスタンドを使って適切な仰角・振り角を付けた
JBLの508GTIのツイーターを取り付けて、
拡散するタイプの外ドームタイプで上質な高音を再生させています。




ツイーターに送られているケーブルはピュアディオブランドの高音域専用のPSTケーブルで、
ドアの16センチスピーカーの途中まではPSTケーブルのフルレンジタイプで送っています。


純正の16センチスピーカーはピュアコンでこもりやすい高音域をカットしていて、
インピーダンスをやや上げて重みのある音にしているので、
純正のドアスピーカーの音にツイーターの音が加わったのとは全く違います。



全ての結線が終わって音が鳴る様になったら、車両をピットからカーポート下に移動して、
エンジンをかけて音調整を行います。






イコライザーを調整しながら同時にピュアコンの値も変えて・・






これまで取付を行ったCX5の値を最初に付けて、年式やグレードによる特製の差に対応する様に、
ブラックボックスは4個目で、コイルは3個目で最も生音生声に近くなったので・・






そこでもう一度イコライザーを調整し変えて、CX5の作業は終了しました。





午前中入庫の夕方納車の当日対応で作業させて頂いて、仕上がりは高音域の改善だけでなく、
ピュアコンでのインピーダンスの調整で低音の量感とキレもアップして、お客様には大変満足して頂きました。


トヨタ・シエンタ カーオーディオの音質アップ その2

2025-05-07
今日ご紹介する1台は現在の宇部店の作業から、トヨタのシエンタの続きです。






ドアの内張のセメントコーティングの施工をしている間に外板裏の防振を行っていて、
何も貼ってない外板裏を指ではじいて、響きの中心と周波数を調べて、何の材質を貼るかをマーキングします。






マーキングされた位置に指定された材質を貼って、
よく見るとこの写真で5枚貼ってあるのが写っていますが、ドア全体で8枚貼ってあります。




ただ銀色のマットを2枚2分割した場合は10カ所のポイントを抑える防振で、
響かない部分には貼らないのでドアが重たくならず、コスト的にも安く済み、
一番のメリットは低音の量は出ても小気味良い音で鳴らないという、
物量に頼った防振とは全く違うサウンドで鳴る所です。



更にラゲッジ横の鉄板も指ではじいて、響きを確かめてマーキングして・・






防振マットを貼り合わせました。






フロントドアの作業ではインナーパネルの表面を脱脂して・・






ヘラで押し付けながら金属シートを貼っていきます。





ブチルゴムを含まない金属の表面をラミネート加工したシートで、薄い割に値段が高いのですが、
それを重なる部分を作って剛性を上げています。




樹脂で鈍い響きがあったのがスカッとした音に変わって、正確な本来の音楽の音に近くなるので、
ここのコストは譲れません。


セメントコーティングが乾燥したフロントドアの内張は、
ビニールとは別なマスキングを施して、これからアウター・スラントのバッフルの製作に入ります。





シトロエンの作業が終わってからは2・3人でシエンタにかかっているので、
現在はダッシュのツイータースタンドも完成させています。




今の時点ではここまでで、これより先は『その3』でお届け致します。


シトロエンC5X カーオーディオの音質アップ その3

2025-05-05
今日ご紹介する1台は、昨日の宇部店の完成車から、シトロエンのC5Xです





ドアは防振後にアウター・スラントのバッフルを製作して、
アウターバッフルと純正スピーカーのケースを金属リングで繋いで、
表面はセメントコーティングを施して、剛性をアップさせて後ろに回った音を散らす効果を得ています。







スピーカーはピュアディオブランドのZSP-MIDを取り付けていて、
これは3台前のお車から約20年使い続けておられるニットです。






ツイーターはB&W製の物をこちらも移設し続けておられて、
フロント2WAYのハイエンドシステムを長年構築しています。





ナカミチのパワーアンプとピュアディオチューンのアナログイコライザーは
ラゲッジのアンダーボックスに取り付けて、4つのブロックの2カ所にちょうど収まりました。






前周りはグローブボックスを加工してアルパインのディスプレイオーディオを取り付けて、
その下にナカミチのCD-700KKを取り付けた豪華な仕様になっています。






反対から見るとこんな感じで、運転席から以外と操作しやすいのでビックリです。






CD-700KKへのアナログ接続はコントロールコンバーターを使用して、
あれこれ付け替えてブルーラベルの物を最終的に取り付けました。









音の調整はコントロールコンバーターの色分けの他に、
ラゲッジのアナログイコライザーの調整とグローブボックス下のピュアコンの値合わせと、

アナログソースとデジタルソースの音の差が無い様に
アルパインのディスプレイオーディオのイコライザー調整と、かなり時間をかけて調整を行いました。






シトロエンのお客様は愛知県から来店されていて、
代車で一度愛知県に戻られていて、完成してからまた愛知県から取りに来られるので、
時間をかけてエージングをしておこうと思っていたのですが、
もう20年ぐらい使っておられるユニットなので、もう音的には出来上がっていて、
それでもピュアディオの最新のユニットとテクノロジーで仕上げているので、
これまでのお車の中で最も良く出来上がっていると自分も専務も感じています。

これまでは愛知県のお店で取付をされて、ユニットの交換や調整などを宇部店で行っていたのですが、
今回は長期にお預かりして一から取り付けているので、これまで以上のクオリティーの音で鳴っていて、
遠くから足を運んだだけの事はあったと喜んで頂けると思っています。


毎回遠方からのご来店ありがとうございます。


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