取付ブログ
スズキ・アルト カーオーディオの音質アップ
2025-01-31
今日ご紹介する1台は、現在の福岡店の作業から、スズキのアルトです。
カロッツェリアのCD・DVDプレイヤーをベースにして、フロント2WAYのシステムを構築しました。
まずはドアの内張と防水シートを外して、
何も貼ってない外板裏に4種類の共振点の違う防振材を貼り合わせるベーシック防振の施工を行いました。
次に外した内張にセメントコーティングの施工を行って、乾燥させてからドアに戻します。
内張の乾燥を待つ間にドアのサービスホールを塞ぐ防振を行って、
切り口をシリコンで塞いだ後に防水シートを元に戻します。
セメントコーティングが乾燥したら内張の表にアウター・スラントのバッフルを製作して、
内張を組み付けた後にJBLのP560Cの13センチミッドを取り付けたら、ドアの作業は完了です。
ツイーターはダッシュの上にスタンドを使って
適切な仰角・振り角を付けたピュアディオブランドのATX-25を取り付けて、
シンプルな構成ですがかなりクオリティーの高いフロント2WAYシステムが構築されました。
グローブボックス下のピュアコンはオプションのSSFを加えた6ピース構成で、
P560Cのミッドは13センチのために中音域の伸びが良く、
そのためかなり大きめのコイルを入れてATXー25とのバランスを取っています。
それでも最初は6ピースのパーツの値の組み合わせが上手く行っていなかっからか、
イコライザーの高音域の方を1クリックづつ上げていたのを・・
あれこれとパーツの組み合わせを換えてマッチングを取って行くと、
全てフラットから2か所1クリック下げた所が最もバランスが取れたので調整を終了しました。
マッチングが取れる時はツイーターとミッドレンジが同じ周波数がほとんど重なっていなくて、
体感音圧が最も高くなり、自分がこれまで聴いて来た生音・生声に最も近いと感じた組み合わせで、
そこが見つかるまでは延々とパーツの組み合わせを換えて行きます。
以前はピュアディオでこれと同じシステムの代車兼デモカーが有った時期があるのですが、
たまに宇部店と福岡店を移動して車を入れ替えていて、
その途中で棒輸入車ディーラーの方から
「輸入元から借りている車が今日の夕方返すので、是非乗りに来てください。」と言われたので、
軽の代車に乗ってディーラーに行き、1600万円する車に試乗してまた軽に乗って福岡店に向かっていたら、
低音の量こそシステムの物量で出ているものの、中高音のクオリティーは軽自動車の方が遥かに良くて、
低音も量では劣っていても、スパッというキレの良さは軽の代車の方が上で、
「オーディオの音がしっくり来ない高級車って何だろう?」と思いながら移動しました。
そんな事を思い出した、コンパクトな中にも優れた音質のシステムの完成でした。
トヨタ・アクア カーオーディオの音質アップ
2025-01-30
今日ご紹介する1台は、先日の宇部店の作業から、トヨタのアクアです。
現行モデルのディスプレイオーディオ付きのお車で、
JU60とZSPを使用したフロント2WAYのシステムのお車に、リアスピーカーの取付を行いました。
リアドアには純正の16センチスピーカーが付いていましたがほぼ鳴らしておらず、
フロントスピーカーのグレードにふさわしいリアスピーカーをという事で今回作業を行いました。
リアドアには静粛性アップのためにベーシック防振とセメントコーティングが加えてあり・・
今回はサービスホールを全て金属シートで塞ぐ防振作業を行って、
切り口を全てシリコンで塞いで、将来湿気などで剥がれを起さない様に工夫しています。
これでリアも片側3層のフル防振となりました。
今回使用するスピーカーは以前代車のフィットでテストを行ったJBLのクラブ620Fで・・
ツイーターに入っている中低音をカットするコンデンサがあまりに貧弱で、
カサカサした高音なので上質なコンデンサに交換してスムーズな鳴りに変えて、
フロントスピーカーと相性が合う様にしました。
(左の黒いのが純正で、右の茶色に黄色いラベルが後から交換した物)
全ての結線が終わって音が鳴る様になったら、
ディスプレイオーディオの3トーンとフェダーを調整して音を整えます。
コンサートホールで前から歌や演奏が聴こえて来て、
後ろから残響音が跳ね返って来るというのをイメージして、リアはやや控えめに鳴らしています。
純正ではフロントとの質感が違い過ぎて鳴らしていなかったのが、
コアキシャルの中でも最も質感の高い仕様で、コンサート会場的な鳴らし方にする事が出来ました。
今年最初のラジオの生放送
2025-01-29
毎月月末の水曜日になると、JR新山口駅北口にあるFM山口のゼロスタジオへ喋りに行っています。
1月は水曜日から始まったので水曜日が5回来て、
先週はもうスタジオへ行かないといけないと焦っていましたが、今日やっとその日が来ました。
出演する番組は毎週月曜日から木曜日までの大和良子さんがパーソナリティーの『COZINESS』で、
毎週月曜日から木曜日までの15時から18時55分まで放送されているFM山口の看板番組です。
自分がスタジオに着いた時はその日のお題の黒板が出ていて、
先月は山口弁の『みてた』の意味が分かる人で、
このみてたの意味は「灯油がみててしもうた。」と無くなってしまったを意味する山口弁で、
他の県の人が聞いたら「満てたって、いっぱいになったという意味じゃないの?」と、言われそうな言葉です。
そんなアットホームな内容の『COZINESS』の中の
16時30分ぐらいからの『マイ・フェイブ・アワ・フェイヴ』の中で井川は少し喋ります。
今年初と言いながら土曜日の18時からの『ファミリー・ディスコ』の中で喋っていませんか?と
言われそうですが、あれは昨年に収録した声を流しているので、生放送でFM山口で喋るのは今年最初です。
15時に宇部店を出発して、車で新山口駅に向かいますが、
もし雪が降る様ならJRの電車で新山口駅に向かいます。
何と本日はスタットレスタイヤが付いた車は全て代車に出ているので、
雪で滑ると怖いというか、周りの車に迷惑をかけるので、雪が降る様なら車は使いません。
『COZINESS』の番組はラジコで仕事が終わってから聞く事が出来て、
ラジコ・プレミアムでは県外からでも聞く事が可能です。
ZSPやピュアコンなどのピュアディオ製品をお使いの大和さんとならではのトークを、
是非ピュアディオファンの方に聞いて頂けると嬉しいです。
トヨタ・ルーミー スピーカーの音質アップ
2025-01-27
今日ご紹介する1台は、現在の福岡店の作業から、トヨタのルーミーです。
純正のディスプレイオーディオが装着された状態で入庫となって、
ベーシックパッケージの取り付けと、ベーシック防振の施工の、Wパッケージの作業を行っています。
ベーシックパッケージなのでドアスピーカーは純正の16センチをそのまま使用します。
純正は音が悪いから使い物にならないと言われていますが、
トレードインスピーカーは妙に勢いが付いてギラギラしているから好きではないという方も多く、
あまりパッとしない音の純正スピーカーをピュアコンを通して音を整えて、より本来の音楽の音に近づけます。
今回はブラックボックスと後付けのコイルの両方を井川が一から手巻きしたコイルを使用して、
SSFというオプションを加えて、ノーマルのこもっていたスピーカーが見違える様な良い音に変身しました。
ミラー裏の純正ツイーターは使わず、
ダッシュの上に適切な仰角・振り角を付けたピュアディオブランドのATX-25ツイーターとの組み合わせで
中級グレードの2WAYスピーカー的な鳴らし方にしています。
ドアの防振作業は、まず防水シートと純正スピーカーを外して、
外板裏には何も防振材が貼ってないのが見えて、スピーカーの残響音や外からのロードノイズの進入など、
ノーマルのドアでは音楽の再生には問題があります。
外板裏に4種類の共振点の違う防振材を貼り合わせて、
ドアが重たくならない割に振動が消えて、何よりもコストの割に費用対効果が高く人気の商品で、
一車種一車種全て響きを調べて、貼る場所と貼る材質を調べています。
防振作業が終わると見た目は入庫時と変わりませんが、開閉時のバン!という音が静かに低く重厚になって、
ノーマルではないという事が分かります。
全ての組み立てが終わるとグローブボックス下のピュアコンの値をあれこれと換えて、
ブラックボックスは6個目で決定して、コイルは5個目で決定して、SSFは3個目で決定して、
入庫時とは全く違う音になり、特にドアスピーカーは「本当に同じスピーカー?」というぐらい
歪みの無いクオリティーの高いサウンドに変わりました。
最後に8バンドのイコライザーを微妙に調整して、音のニュアンスを整えたら納車の準備に入ります。
ドアスピーカーが純正を使うという部分と、
ツイーターをダッシュに置くという部分が世の中のトレンドと完全に違っているので、
なかなか良い音になると信じてもらえませんが、
一度ベーシックパッケージの素晴らしさを知って頂くと他に代わる物が無く、
先に別なお車を1台施工して頂いて良さを実感されて、もう一台のルーミーも今回入庫して頂きました。
コントロールコンバーターの取付 パートⅧ
2025-01-26
今日ご紹介するのは昨日と一昨日の宇部店の作業から、2台のお車へのコントロールコンバーターの取付です。
まずは一昨日の作業で、スバルのXVに取付ました。
ナカミチのCD-700KKとアルパインのビッグ✕の組み合わせで、
ツイーターはJU60のブラックタイプをお使いです。
ビッグ✕とCD-700KKのアナログ接続にコントロールコンバーターを使用して、
青ラベルのスパッと音のキレが良いタイプのコンバーターを取り付けています。
続いて昨日の作業からはホンダのステップワゴンです。
最初の方のモデルを購入されていたので、出力用のRCAケーブルSKYにと、
内部配線を純銀コート線に交換しました。
ダイヤルプレートを数字入りの物に交換して、
中のアッテネーションパーツはV✕とは違うオレンジのラベルで表す、
温かい感じの音がするパーツを使用しています。
純正ナビがダイアトーン製なので、青ラベルだと音色が冷たくなり過ぎて、
オレンジラベルを使ってもまだクールな音色で鳴っています。
初期型を購入のお客様には後でアップグレードしていて、ほぼ全車でアップグレードが終わっています。
コントロールコンバーターは金属ケースの加工を福岡店が行って、
それを宇部店に持って帰って内部を製作していますが・・
昨日ケースの中に素の基盤を入れた所を撮影して、これから基盤に部品を装着して行く所です。
左右で完全に別基盤で、同じケースの中に入っていますが、
アースラインは左右完全に独立していて、セパレーションはモノラルタイプと差がありません。
上の蓋側にもパーツが付いていて2重構造になっているので、
市販のハイローコンバーターの2CHの物と比べると
体積は6倍から10倍ぐらいの差の大きさになっています。
また基盤は完全に固定するのではなく、ある程度振動を逃がす様にしていて、
車での使用を前提としたホーム用とは違う考えで作っています。
昨年の12月末までに取り付けて、
正月休みに聴きたいと言われていたお客様の納期に間に合う事が出来なかった方もおられて、
今は希望されてなるべく短期間で取り付けられる様に日々頑張って製作しています。