取付ブログ
アルトラパン スピーカーの音質アップ ~後編~
2019-07-18
今日ご紹介する1台は、昨日の続きの作業から、
スズキのアルト・ラパンです。
ハッチを含むドア5枚のベーシック防振が終わって、
内張とAピラーのセメントコーティングも終わって、
組み付けを行いました。
ベーシック防振は方ドア8枚の防振メタルを貼り合わせて、
響きの中心を抑えるのですが、ラパンではマットを2カ所2分割しているので、
合計10カ所の響きのポイントを抑えています。
ハッチ裏にもベーシック防振の施工がしてあるので、
ポンポンと叩いてもノーマルのハッチでは残る残響がほぼ消えています。
ドアスピーカーはベーシックパッケージなので純正の16センチそのままで・・
ツイーターはダッシュにピュアディオブランドのATX-25を取り付けて、
スピーカー構成は代車のワゴンRと同じなので、
ほぼ同じ値のピュアコンを入れて、
ドアスピーカーが近い分ほど
上限周波数を決めるコイルを1周多めの物を使って音を鳴らしました。
ただスピーカーの位置はリアスナーに近いものの、
グリルのヌケがワゴンRと違って、
ドアの上限とツイーターの下限が重なる部分の聴こえ方が全く違い、
ワゴンRとは全く別な値を探し出さないといけないという事になりました。
お客様からは4ピース構成にオプション1品プラスの6ピース構成で受注していて、
4ピース・6ピース・8ピースで全ての組み合わせのピーク値を出して、
当然8ピースが一番音が良いのですが、
後は音を聴いてからお客様に判断して頂きます。
スズキ純正の楽ナビの調整ではまずタイムアライメントを全てゼロにして・・
リアスピーカーが鳴り過ぎるとフロントの音がこもるので6ポイント前に振って・・
13バンドのイコライザー調整を行いました。
ピュアコンのパーツは4ピース・6ピース・8ピースと全て聴いてセッティング出し、
やはりパーツが増えた方がイコライザーを大きく動かして
無理くりレベルを合わせているのでは無いので、
やはりスムーズな音がしますね。