取付ブログ
スズキ・スイフト スピーカーの音質アップ
2019-12-16
今日ご紹介する1台は、昨日の宇部店の作業から、
スズキのスイフトです。
スズキ純正の8インチナビオーディオを取り付けた状態で入庫となって、
ベーシックパッケージの取付と、
ベーシック防振とセメントコーティングの施工のトリプルパッケージの作業を行いました。
まずはドアの内張を外して、ツルツルの表面を加工して粗目を付けてから、
セメントコーティングを行います。
通常は乾燥させるのに一晩寝かせますが、
宇部店では当日出庫が出来る設備が整っています。
内張を乾燥させている間に外板裏にベーシック防振の施工を行います。
場所によって響きの周波数が違うのを調べて、
響きの中心を見つけてその周波数に合った防振材を貼り合わせて、
ドアが重たくならない割に効果的な防振を行います。
ベーシックパッケージなのでドアスピーカーは純正をそのまま使用して、
ダッシュ上にピュアディオブランドのATX-30のアップグレードツイーターを取り付けて、
上質な高音を再生させます。
グローブボックス下にはMDF板を敷いて、
その上に4ピース構成のピュアコンを取付けます。
白いラベルのRRタイプのピュアコンで、
中のパーツを4000円ほど高い物を使用していますが、
現在ではほぼ100%の方が追加でRRタイプを希望されています。
全ての結線が終わって音が出る様になったら純正ナビの調整を行います。
この画面はパイオニアの楽ナビですね。
納車時間に余裕があったので、
いつもは全てゼロで使うタイムアライメントに数値を入れて、
運転席に定位を合わせてみました。
しかし定位が合っても音色がズレていて、「これはいけない!」と
全てゼロにしてイコライザー調整を行ったのですが、
タイムアライメントで感覚がズレてしまって、
普通の耳に戻るのに時間がかかってしまい、
通常の3倍もの調整時間がかかってしまいました。
自分のCDだけでなく、お客様のiPodやSDカードでも試聴して、
その中で自分が複数回お会いして生声を知っている
ボーカリストの楽曲を聴いて音を合わせました。
ご本人のPAを通していない生の声を聞いた事があると、
タイムアライメントを使って造作した音を聴くと違和感があり、
やはりここは全てゼロにして全く聴かない様にしないと、
本当に自然な音に近づけるのに時間がかかってしまいました。