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取付ブログ

コンデンサの測定の精度

2020-03-22

最近毎日ピュアコンの4桁シリーズの製作を行っていて、大量に買ったコンデンサを測定して

誤差ごとにストックしているケースも、どんどんコンデンサが出て行くので、空の部分も出て来ています。

 

 

 


 

欲しい値が空になると、また大量に仕入れて分別しないといけないので、4桁シリーズを作るのに、

意外とコストがかかります。

 

 

現行のトレンドの値がコンデンサ1個で出す事が不可能なので、2個を合成して欲しい値を作っています。

 

 

高い精度の測定器で測ると、この合成は1・68538マイクロです。
 

 

 

 

しかし持ち方を変えて、重ね合わせたら1・68628マイクロに変わります。
 

 

 

 

 


これをピュアコンの中に入れるために2本のリードを1本に合わせたら、1・6553マイクロに

なりました。
 

 

 


その寄り合わせた部分にハンダ付けをするために、放熱クリップを沢山付けて、コンデンサ側に

熱が入り難くします。
 

 

 

下がハンダ付け後で、上はこれからハンダ付けするところです。

 

 

 


あれだけクリップでガードしていたにも関わらず、ハンダ付け後は中のフィルムに影響して、

値は1・68596マイクロのやや上昇しました。
 

 


ところがそのまま数分置いておいたら、中のフィルムが冷えて来たからか、どんどん値が下がって、

1・68512まで下がりました。
 

 

 

 

この状態でピュアコンのケースの中に組み込んで、組み込んだ状態での値測定して、それを表記して、
最終的に4桁シリーズのピュアコンは完成します。
 
 
 
 
 
以前は並列接続は音が悪くなると思い込んでいて、それが放熱クリップの少なさから、
中のフィルムの状態が変わって、値が上がって下がってを繰り返すので、最終的に最初の測定通りに
ならないから的を外すからでした。
 

また放熱クリップをきちんと行わないと、中に影響を与えてしまい、音が荒くなるというのもあり、
そういった事を長年体感して改善したからこその4桁シリーズの精度と音の良さになっています。
 
 
 

また世の中には安い電池式の測定器は沢山あり、ピュアディオが使用している物に比べて20分の1から
30分の1ぐらいの価格の物で、誤差が大きくてそういう測定器では精度の高い物は作れません。
 
 
ピュアコンのブラックボックスの精度が高くても、外付けのコイルの精度が低ければフロント2WAYの
マッチングはピッタリと合わせられません。

 

 

 

これはZSP-MID用のコイルで、0・5マイクロヘンリー刻みでストックしています。
 

 

 

 


こちらはZSP-LTD15用で、こちらはインダクタンスがかなり大きいので1マイクロヘンリー単位で

ストックしていて、4桁シリーズのブラックボックスにピッタリ合う様にしています。
 

 

 

 

 

 

よくお客さんの聴く音楽ジャンルや好みに合わせて音を調整するとか言われていますが、

サウンドピュアディオでは歌っているボーカリストの声が、全ての人が正確に再生出来て、楽器の音も

種類に関係なく正確に再生出来る、レコーディングスタジオや放送局のスタジオ的な音を目指しています。

 

 

 

最近4桁シリーズのブラックボックスを取り付けられたお客様で、アーティストさんのファンクラブに

20年以上入会されていて、ファンクラブイベントで何度も本人の生声を聞いた事がある方から、

「本当に本人の声みたいに聞こえました。」と大変喜んで頂きました。

 

 

 

そのボーカリストの方にはFMラジオのスポンサー活動を通じて、2度ほどお目にかかって生の声を

聞いた事がある方で、本人の声を知っているからこその細かい数字合わせで、より正確な音を車に合わせて

表現しています。

 

お問い合わせ
SOUNDPUREDIO 宇部店

〒759-0204
山口県宇部市妻崎開作484-1
TEL.0836-45-0712

SOUNDPUREDIO 福岡店

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