取付ブログ
ジムニーシエラ スピーカーの音質アップ
今日ご紹介する1台は、先日の福岡店の作業から、スズキのジムニーシエラです。
カロッツェリアの楽ナビを装着した状態で入庫となって、ベーシックパッケージの取付と、
ベーシック防振の施工の、Wパッケージの作業を行いました。
先代まではキックパネルに10センチスピーカーだったジムニーも、
今回からドアに12センチとなり、大幅に音質改善となりました。
内張りを外して外板裏に防振マットと防振メタルを貼り合わせます。
構造が複雑なために、防振材の形を変えて、メタルの比率も多めにして、
中音域から高音域の残響に対応する様にしてあります。
ちょっと写真を撮り忘れたので、他のジムニーから写真を転用して来て、
12センチのエッジに絞りが入っている純正スピーカーは、防振の効果とピュアコンを通して
インピーダンスを若干上昇させると、切れの良い低音になり、
フルレンジで鳴っているスピーカーのツイーターの音域はピュアコンでカットする事によって、
得意な音域のみの再生に変えています。
ダッシュにはアップグレードのATX-30Jのツイーターを取り付けて、
純正の12センチと合わせて2WAYスピーカーとしています。
楽ナビは一度前に取り出して、裏からピュアディオブランドのPSTケーブルで音信号を取り出します。
いつもはグローブボックス下に取り付けるピュアコンもジムニーではケーブルを延長して
助手席下に付ける事が多く、今回も助手席下にMDF板を敷いて取り付けました。
全ての結線が終わって音が鳴る様になったら、楽ナビの音調整を行います。
まずはタイムアライメントは全てゼロにして、生声・生音に近い状態でセッティングをスタートさせます。
自分はこれまでラジオ番組の制作を通して有名なボーカリストに数十人有って来たので、
タイムアライメントを入れた時の不自然だけど目の前で歌っている様に聴こえるというのが受け入れられず、
そのボーカリストに何十人と有って生の声を知っているからと、当社に入庫される方が増えています。
13バンドのイコライザーを1カ所1クリック動かして、音を整えてから納車致しました。
ジムニーシエラのお客様は、少し前に他のお車も入庫して頂いて、
ベーシックのWパッケージを聴くとノーマルと差が出て物足りなくなると、2台目も入庫して頂きました。