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取付ブログ

昨日の宇部店の作業

2020-12-19

昨日は1日宇部店にいて、あれこれと作業を行っていました。

 

 


まずはお客様がもう19年ぐらい使われているB&Wのスピーカーのメンテナンスです。

 

 


全てのユニットを一度取り外して、個別のインピーダンスの測定を行って元に戻します。

 

 

 

新しいB&Wのスピーカーには無い味があるので、この年代のスピーカーを自分も使い続けていす。

 

 

 

スピーカーの内部配線はピュアディオブランドのSKYの銀コート線に交換してありますが、

19年も前の仕事なのでシルバーに輝くロジュームメッキの端子を使っています。

 

 


2006年の後半から徐々にロジュームメッキの端子は使わなくなったのですが、

その理由は実際にメジャーレーベルのアーティストの生の声と比較したら音が違っていたからです。

 

 

 

どういう風に違っていたかというと、スポーツのカーリングに例えると、

ストーンを決まった場所まで滑らせて持って行くのが、決まった場所がボーカルの生声とすれば、

ロジュームメッキはそれを通り越して先に進んで、実際の声に必要以上の勢いを付けている感じです。

 

 

 

調整用CDとして使っているアーティストさんの生の声を聞いたり、生の楽器の音を聴く様になったのが

2006年からで、2006年の3月に「どこか違うのでは?」と強く思う様になって、

7月に上妻宏光さんご本人にお願いしてデモカーを聴いて頂いて、

その評価で「ロジュームメッキをやめないと本当の音は表現出来ない!」と判断しました。

 

 


それと同時に電源キャパシタとヘッドキャパシタの類もやめる事にしました。

 

 


そんなちょっと勢いが付いた状態から、本来の音に近づけるためにロジュームから24金メッキに

付け替えました。

 

 


リード線はロスを少なくするために長さに余裕をもっておらず、

ハンダ小手をスピーカー側に近づけてから作業をしないといけなくて、

以前は助手を付けて横からハンダを刺してもらって、「進めて。止めて!」と指示していたのが、

現在はハンダ小手の先に電動でハンダを送る装置を使っていて、一人で作業が出来る様になっています。

 

 


ここのスイッチを押した時間だけハンダが出て来て、小手の先の温度が下がっても電子制御で

目標の温度を常に保ってくれます。

 

 


小手よりもここに繋がっているユニットにお金がかかっていて、総額が10万円ぐらいの器機で

ハンダ付けしています。

 

 


ツイーターのリード線の先にもロジュームメッキが使ってあったので、ここも付け替えて、

全て24金メッキ化しました。

 

 


スピーカーのそこにはネットワーク回路が付いていて、ここが一番磁気の影響を受けない場所で、

ここからSKYの銀コート線で音を送っています。

 

 


そして次にこのスピーカーとアンプを繋ぐSKY-3のスピーカーケーブルの末端に焼き入れを行って、

Y型の24金メッキの端子を取り付けました。

 

 


実はこのY型端子はもうメーカーが作るのをやめていて、それでは困るのでピュアディオ専用ロットで

新たに再生産した物を使用しています。

 

 


そんなホームオーディオのチューニングが終わりかけた頃、

ピットではお客様のお車にオーディオテクニカの新製品が付いたから聴いて欲しいと呼ばれました。

 

 


どういう使い方をするのか、あーでもない、こーどもないと組み合わせを変えていて、

ある方式に方針が決まりました。

 

 


そうこうしていたら時間は5時前になっていて、疲れたから今日の夕方のブログは休もうかと思ったものの、

一度休むクセが付くとどんどん書けなくなってしまうので、世間話を書いて、この写真を取り込んでから、

5時過ぎに2時間早く仕事を終えて家に帰って、直ぐに寝ました。

 

 

 

今朝はこのブログを書き込んだら直ぐに福岡店へ移動して、出来れば今日日帰りで帰って来たいと

思っています。

 

 

 

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