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取付ブログ

ブチルゴムの使い過ぎに注意!

2021-11-04
1週間前に『ブチルゴムとの格闘』というタイトルでブログを書き込みましたが、
今日はその後どうなったかを書き込みます。



ある車の作業で受注したベーシック防振の施工をしようとドアの内張を外したら、
他店施工のブチルゴムが貼ってあって、「あー、これだと良い音が出ないのに。」と思っていたら・・



内張り裏の繊維質の部分に貼ってあったので、もうヘラヘラと剥がれかけていました。



慌ててお客様に電話して剥がす事の了解を頂いて、内張裏のブチルゴム付きの防振材は全て外しました。



そして繊維質とプラスチックの部分にした処理を行って、セメントコーティングを行って、
カチッとした心地良い響きの内張に変えました。



元々柔らかい部分にもっと柔らかい材質を貼るとは、全く的がズレていて、
更にこのまま経過すると剥がれが起こって、ドアの中でゴトゴト不快な音が鳴る様になるでしょう。



ただ問題は内張だけでなく、ドアの鉄板側にも大量のブチルゴムを使った防振材が貼ってあって、
これが音質的に問題があるだけでなく、ディーラーでメンテナンス出来ない状態で貼ってあって、
これではコンプライアンス的にも問題です!



インナーパネルも一緒に貼ってあるので、ここに切り込みを入れて分離出来る様にしました。



とりあえずメンテナンスが出来る状態になったので、一度内張を組み付けて音を出してみたのですが、
ブチルゴムの影響で妙に音が下膨れで、低音の量は出ているものの、
スピーカーの低音プラスブチルゴムの幕の低音も加わって、これは本来の音楽とは全く別な低音で、
更に倍音成分が中音域までかぶってしまい、スコーカーの音が濁っているので、
これではとても聴けたものではありません!



当社でもブチルゴムを使った防振材は使いますが、それはごく限られた場所で、
こんなに大量に使えば逆に害がでるので、ウーファーとスコーカーの周りを中心に、
どんどんブチルゴムを剥がして行きました。



内張側は簡単に剥がれたのですが、鉄板側は意図的に打点を沢山付けてあり、
密着性が高かったのでかなり時間をかけて剥がしました。



ただ打点の部分が何度もちぎれて、アルミの切り口で手を怪我してしまいました。



利き手ではなかったので良かったですが、音を悪くする施工を外すのにけっこう苦労をしました。



苦労のかいあって、最後にはいつものサウンドピュアディオのスキッとした心地良いサウンドに
生まれ変わりました。



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