取付ブログ
スバル・レガシィ スピーカーの音質アップ
2021-12-18
今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の作業から、スバルのレガシィのツーリングワゴンです。
パナソニックのフローティングタイプのストラーダを装着した状態で入庫となって、
ベーシックパッケージの取り付けと、ベーシック防振の施工の、Wパッケージの作業を行いました。
まずはドアの内張を外して、純正の16センチスピーカーと防水シートを剥がして、
何も貼ってない外板裏に防振マットと防振メタルを貼り合わせます。
次にダッシュの中高音を鳴らすスコーカーを一度取り外して、裏に付いている低音域を入れないための
コンデンサを上質な物に交換します。
後でピュアコンで高音域はカットして中音のみにするのですが、銘柄と値を変える事によって、
ボーカル音域が滑らかになります。
スコーカーの横にスタンドを使ってピュアディオブランドのATX-25ツイーターを取り付けて、
適切な仰角・振り角を付ける事でガラスの反射の無い正確な音色の高音を再生する事が出来ます。
今回お客様はコンサートホールのPA的な音を希望されていて、通常のスタジオ的な鳴らし方よりも
ややセッティング変えています。
ピュアコンはベーシック用ながら4桁の物を使用しています。
末尾のアルファベットはツイーターレベルがA・B・C・DとあってCタイプという意味で、
現在はQタイプまで銘柄が増えていて、ナビオーディオのクセなどに合わせて適切なレベルが選べる様に
なっています。
ストラーダのオーディオチューンの項目に入ると音の匠というエフェクトが入っていて、
パット聴き良く聴こえますが、これは耳の錯覚を利用しているのでオフにして・・
最初に100センチのディレイがかかっているのも全てゼロにしてからイコライザー調整に入ります。
あれこれと調整用のCDを変えて聴いてイコライザーを合わせて、まずはスタジオ風で一度セッティングを
行って・・
そこからコンサートホールのPA風に寄せてセッティングを行って、納車の準備に入りました。
ノーマルのドアに比べてベーシック防振だけでもかなり音がパワフルになって、
同じ純正の16センチスピーカーとは思えない様な音の変わり方をしました。
防振の効果以外にピュアコンを通す事で、純正の軽い音がインピーダンスをやや上昇させて
音に重みが出て、純正のドアスピーカーの音に上質なツイーターの音が加わるだけと思われている予想に
反して、想像されていた音とは別なサウンドに変身しています。
レガシィのお客様はFMの放送を聴かれてサウンドピュアディオを知って頂いたそうで、
自社のネーミングを持ったスタジオがあるからこその音造りに満足して頂けたと思います。