取付ブログ
ジープ・ラングラー スピーカーの音質アップ
2022-01-22
今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の完成車から、ジープのラングラー・ルビコンです。
異形パネルの専用のディスプレイオーディオ付きのお車に、ベーシックパッケージの取付を行いました。
これまでに何台かジープブランドのお車は取り扱って来ましたが、
ラングラーはドアスピーカーが付いていない車種で、今回新しくパッケージの開発を行いました。
スピーカーはダッシュ下に中低音を鳴らす10センチと、ダッシュ上のスコーカーで2WAYになっていて・・
ラゲッジサイドにアルパイン製のウーファーが付いていて・・
ただそれにプラスしてルーフにもフルレンジで鳴らしているスピーカーが付いていて、
全体として同じ音域が重なって干渉しあって、なんとなくもっさりした様な音で、
キレの良い状態ではありませんでした。
その3WAYプラスフルレンジの状態に、ダッシュのスコーカーの横にピュアディオブランドの
ATX-25ツイーターを取り付けて、フロント3WAYプラスサブウーファーにフルレンジとして、
純正アンプの出力にピュアコンを入れて音調整を行いました。
当然の事ながらツイーターとスコーカーの音域が近く、スコーカーとダッシュの10センチの音も近く、
ピュアコンの値選びは難航しました。
それでもこれまでの経験を元に、ブラックボックス6種類とコイル5種類まで良い値を追い込んで、
その組み合わせを何度も変えて、最も効率が良くなる組み合わせを見つけました。
ラングラーのイコライザーは低・中・高の3段階で、フラットでもかなり音楽が楽しめるレベルに
なっていましたが、3バンドのプラスマイナスを駆使して、更に音を追い込みました。
これまでに体験した事の無いスピーカーの構成で、かなり時間をかけて調整しましたが、
入庫時のもっさりした感じは無くなって、低音は出過ぎるぐらいの量が出て、
最終的にはバスをマイナス1にした方がバランスが良くなり、体感音圧と音のクオリティーの両方を
上げる事が出来ました。