取付ブログ
ムーヴカスタム カーオーディオの音質アップ その2
2022-03-25
今日ご紹介する1台は昨日の続きで、宇部店の作業からダイハツのムーヴカスタムです。
前後の2層の防振が終わった後に、フロントのみは3層目のサービスホールを塞ぐ防振を加えて
フル防振の状態になっています。
もちろん切り口は全てシリコンでコーキングして、将来的に剥がれが起きない様にしてあります。
ダッシュの上のJU60用のワイドスタンドは形成が終わって植毛塗装されて完成しました。
純正ナビは一度取り外して、裏から音信号を取り出してグローブボッス下に送ります。
グローブボックス下には比重の高いMDF板を敷いて、合計8ピース構成のピュアコンを取り付けました。
使っているコイルは白いボビンにピンクのラベルでおなじみの、
何もない空のボビンに高級な機械巻したコイルを一度ほどいて作った特製のもので、
白いボビンも音質にこだわった材質を使っています。
ドアスピーカーはダイハツ純正の16センチを使ったプレミアムベーシックパッケージと、
念のために予備でJBLの16・5センチスピーカーのマッチングも出しておきました。
一度組み立ててもし後でドアスピーカーを交換するとどうなりますか?という話になると
とんでもなく時間がかかるので、細かい部分を組み立てる前に行ったのと、
続きで行った方が頭の中を整理しやすいのと、これが終わったら直ぐに福岡店に移動しないといけないので、
事前にデーターを取らさせて頂きました。
イコライザー調整を行うために調整画面に入ると、これはパナソニックの画面で、
イコライザー調整を行って音が良いと感じても、一度メモリーして再生画面に戻って、
その音を確認した後にまたイコライザー画面に入るを繰り返して音調整を行いました。
JBLの16・5センチスピーカーで鳴らしている時も専務が何度もピットにやって来て、
自分のスマートフォンで聴いて「もっと低音が出ないんですか。」と言って来るのですが、
「あまり出し過ぎると倍音成分が中高音に重なって来て、クオリティーが下がります。」と
やり取りをしていました。
ノーマルとの見た目の差はダッシュにツイーターが乗っただけですが、
見えない部分でかなり手間がかかっている作業です。