取付ブログ
シトロエン・ベルランゴ スピーカーの音質アップ その1
2022-03-28
今日ご紹介する1台は、現在の宇部店の作業から、シトロエンのベルランゴです。
専用のディスプレイオーディオ付きのお車にベーシックパッケージの取付と、ドア防振の施工を行っています。
まずはドアの内張を外すと薄型の16センチスピーカーが付いていて、一体化の硬い防水シートが
付いていました。
ベルランゴは初めての入庫なので、防水シートを一度外してドアの中の響きを確かめます。
そしてどの位置に何の材質を貼るかマーキングしてから、共振点の違う複数の防振材を貼り合わせます。
ミラー裏のツイーターは取り外して調べてみると、ツイーターの大きさはそこそこあるものの、
小さなコンデンサが1個で中低音をカットしていて、先日この手の車を1時間ちょっと運転して、
最初の10分から15分ぐらいは、「最近の車は高音が伸びる様になった。」と思いながら聴いていたものの、
30分以上聴いて、1時間を超えるとコンデンサの質の悪さやハンダ付けの熱が加わって
起きたであろう音の荒さが気になってきました。
ディスプレイオーディオは一度外して、裏から音信号を取り出して、
ピュアディオブランドのPSTケーブルでグローブボックス下まで引きます。
ダッシュにはピュアディオブランドのATX-25を借り付けして、
グローブボックス下にピュアコンを借り付けして、音を鳴らしてみました。
ディスプレイオーディオの音と調整機能を確認して、ベーシックパッケージのままで組み立てるのか、
お客様が希望されているJU60を使用したプレミアムベーシックパッケージで
きちんと音が表現出来るのかをチェックしました。
音質的にはJU60を使っても問題ないぐらいの表現力があるので、
防振面の追加とワイドスタンドの製作にかかりました。
後の作業はその2に続きます。