取付ブログ
ダイハツ・ムーヴ スピーカーの音質アップ
2022-04-24
今日ご紹介する1台は、昨日の宇部店の作業から、ダイハツのムーヴです。
ダイハツ純正のナビオーディオを装着した状態で入庫となって、
ベーシックパッケージの取付と、ベーシック防振の施工の、Wパッケージの作業を行いました。
最近は防振材が全く貼ってない車種があり、外板裏は潰れる事によって車内の人を守る構造になっているので、
外板裏のベーシック防振はかなり効果的です。
ベーシックなのでドアの16センチスピーカーはそのまま使用して、
よく純正はマグネットが小さいと言われますが、実は小さい割に磁力はかなり強いので、
見た目以上の鳴り方がします。
またトレードインスピーカーでマグネットが大きく見えても、
実はプラスチックの張りぼてのカバーだった物もあるので、単純に見た目では判断出来ません。
ベーシック防振の施工が終わって、スピーカーを元に戻して、内張を組み付けたらドアの作業は完了です。
続いてダッシュのツイーターの作業は、ピラーの上の方の純正のツイーター位置は使わずに・・
ダッシュの両端にピュアディオブランドのATX-25ツイーターを取り付けます。
適切な仰角・振り角と、ガラスの反射も無くて、Aピラーの鉄の影響で磁力線も曲がらない、
理想的な位置がここです。
グローブボックス下には比重の高いMDF板を敷いて、その上に4ピース構成のピュアコンを取り付けます。
白いボビンにピンクのラベルの、井川が一から手作業で巻き上げているコイルは音が良いと評判です。
コイルの性能に加えて、ブラックボックス内のコンデンサはかなりペアリングの精度を上げていて、
ペアリングの精度が高くてもハンダ付けの時の熱が加わると誤差が出てしまうので、
2年ぐらいまえからかなりの放熱クリップの数で、
せっかく合わせた左右の誤差の無い状態が維持出来る様に工夫しています。
この年式のムーヴ様にピュアコンのブラックボックスとコイルの数字を合わせて、
最後に純正ナビの5バンドのイコライザーを調整してから納車の準備に入ります。
ベーシックのWパッケージは値段の割に正確な音色が評判で、クラッシック音楽のファンの方は
「車の中でクラッシック音楽がきちんと聴けるというのは諦めていたのに。」と、
純正の音でもトレードインスピーカーの音でもない、正確な音に喜んで頂いています。