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取付ブログ

デリカD5 スピーカーの音質アップ

2022-05-26
今日ご紹介する1台は、先日の福岡店の作業から、三菱のデリカD5です。



三菱純正のナビオーディオが装着された状態で入庫となって、ベーシックパッケージの取付と、
ベーシック防振の施工の、Wパッケージの作業を行いました。



まずはフロントのドアの内張と防水シートを外して、残響が残る外板裏に防振マットと防振メタルを
貼り合わせます。



一般的に防振材は沢山使う方が効果があると思われがちですが、
ピュアディオでは響きの中心とその周波数を見極めて、ピンポイントで防振する事によって、
ブチルゴムの鈍い響きが混じらない様にして、更にドアも重たくならないので好評を頂いています。



防振作業が終わって防水シートと内張りを付けたらドアの作業は完了ですが、
この時にドアの開閉を行ったら残響が減っているので、響きが変わっています。



またデリカD5のドアスピーカーの位置は普通の車に対して高い位置に付いているので、
中音域が耳に入りやすく、低音が出ている割に中音が目立ってあまり聴こえないので、
ミッド用のコイルの巻き数を増やして、本来の音楽のバランスで聴ける様にしています。



続いてインパネを分解して、一度ナビを前に取り出して、
裏の配線にピュアディオブランドのPSTケーブルを繋いでグローブボックス下に送ります。



トレードインスピーカーが純正のドア配線末端から音を取り出してネットワークを通すところを、
ピュアディオは根元からPSTケーブルに換える事で高音質を得ています。



グローブボックス下には比重の高いMDF板を敷いて、その上に6ピース構成のピュアコンを
取り付けています。



今回6ピースにしたのは、ドアのスピーカーの位置が高くて中音が目立って低音が薄かったのが、
通常のベーシックよりも巻き数の多いコイルを通して低音が増えて、更にベーシック防振で低音が更に増して、
SSFのオプションを付けて低音の量を適切に調整してバランスを取っているからです。



純正のツイーターは耳に近い位置から指向性の向きが逸れた状態で鳴っていて、
ダッシュの奥の方から外ドームの拡散するタイプのATX-25ツイーターで上質な高音を鳴らしています。



ちなみに純正ツイーターのほとんどは、指向性の強い内ドームタイプの物に、
前にプラスチックの部品を付けて、そこに当てて高音を拡散させているので、
そこまでして内ドームを使うという事は、外ドームの方がコスト的に高くつくという事です。



最後にピュアコンの値を変えながらナビの音調整機能を動かして、
SSFを入れてもまだ低音が強めだったのでバスをマイナス1下げて、フェダーをフロントに少し振って、
全ての作業は終了しました。



純正の音のバランスが悪くて、高音域が荒かったのが改善されて、
同じナビオーディオとドアスピーカーでここまで変わるのか?というぐらいの改善になりました。



ドアに防振作業を行っているので、出庫前には一度車両を外に出して、
ゲリラ豪雨を想定した雨漏りチェックを行ってから納車させて頂きます。



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