取付ブログ
G20型BMW3シリーズ スピーカーの音質アップ
2022-07-25
今日ご紹介する1台は、現在の宇部店の作業から、現行型のBMW3シリーズです。
以前デモカーとして使っていたのはF30型の3シリーズで、こちらはそれよりも後のモデルのG20型です。
プレイヤーレスのディスプレイオーディののお車に、ベーシックのアップグレードのパッケージを
取り付けています。
先代よりはやや低い位置にスピーカーが移動して、中音域がやたらと耳に入って来るという事は
減っているのですが、ミラー裏のツイーターの下限周波数とドアスピーカーの上限周波数が広範囲に
重なっていて、床下ウーファーの上限周波数とドアスピーカーの下限周波数も広範囲に重なっていて、
音量は出ていても非常にあやふやな音表現になっていました。
純正のミラー裏のツイーターは鳴らない様にして、ダッシュにアップグレードのATXー30を取り付けて、
ピュアコンを通して3WAYの音域分けを綺麗にして、大幅な音質改善を行いました。
まずは助手席のシートを取り外して、床下ウーファーのカプラーを抜いて、車外に信号を取り出して、
モニタースピーカーに繋いでどこからどこまでの音域が出ているか確かめます。
次に運転席の下周りを分解して、以前作業したG20型3シリーズの時の写真と照らし合わせて、
配線の色合わせを行って、もし配列が違っていたら一から調査をし直さないといけないのですが、
運良く前の写真とピッタリ合って、当初考えていたより早く作業が進みました。
グローブボックス下にはMDF板を敷いて、合計8ピース構成のピュアコンを取り付けました。
前回のG20・3シリーズはツイーターがATXー25だったので、一度その値を取り付けて、
ATXー30用にじわじわと値を変えて行って、最も生音・生声に近い数字の組み合わせを探って行きます。
ディスプレイオーディオなのでCDは使えないので、
テスト用にCDを編集しているUSBメモリーとFMラジオを再生しながら音調整を行いました。
洋楽・邦楽とあれこれ音源を変えながら音調整を行って、
最後の最後はDEENさんのプラスティック・ラブで池森さんの声が正確に鳴っているか確認します。
ディスプレイオーディオの音調整機能は全てセンターでも綺麗に音は鳴っていますが、
スタジオ用のモニタースピーカーの音と比べるとやや低音が強く聴こえたので、
そこを1クリック下げたところで調整を終了しました。
音調整は終わりましたが、まだ下の方がバラバラになっているので、これから組み立てて、
今日の夕方には納車出来る様に用意致します。
自分が乗っていたF30型の3シリーズツーリングに比べたら
ドアスピーカーの位置が改善されているので、F30でちょっとくどく聴こえた中音域が滑らかに聴こえて、
もう一度3シリーズに乗りたいと思った作業でした。