取付ブログ
スペーシアギア スピーカーの音質アップ
2022-08-19
今日ご紹介する1台は、昨日の宇部店の完成車から、スズキのスペーシアギアです。
ケンウッドの2DINタイプのCDチューナーを装着した状態で入庫となって、
ベーシックパッケージの取り付けを行いました。
スペーシアのドアはドアの下の方に16センチスピーカーが付いていて・・
ドアの上部にツイーターが付いていますが、ここは位置と向きが悪いのと、開口部分が狭いので使わず・・
ダッシュの上の見晴らしの良い場所から、スタンドで適切な仰角・振り角を付けた、
ピュアディオブランドのATXー25ツイーターで上質な高音を再生させます。
先代のスペーシアの比べるとドアスピーカーの位置はスピーカー1個分下になっているので・・
ピュアコンのドアスピーカーの上限周波数を決めるコイルは適性が少な目となり、
井川が一から手巻したコイルを使用しています。
またピュアコンは比重の高い厚みのあるMDF板の上に敷いていて、
この板の質や厚さも音に関係していて、コイルから発生する微弱振動をMDF板に逃がして、
理想的に吸収するというのと、車両の鉄板から離してインダクタンスが変わらない様にするのが目的です。
以前他店で取り付けられたスペーシアが入庫して、取り付けをやり直したのですが、
当社の真似をしてMDF板が市販のネットワークの下にしいてあり、薄いし比重は低いし、
ほぼ用を満たしていませんでした。
全ての結線が終わったらCDチューナーを鳴らして音調整を行って、
フロントのチューニングした上質な音を邪魔しない程度にリアのフェダーは少し絞って鳴らして、
全体のバランスを取りました。
グローブボックス下は床の発砲スチロールを切り取ってMDF板とピュアコンを取り付けているので、
足元は全く気にならない高さに仕上がっています。
ベーシックパッケージはドアスピーカーがそのままなので、
ドアの純正の音に上質なツイーターの音をプラスすると思われがちですが、こもる周波数をカットして、
インピーダンスを制御しているので、ドアスピーカーを理想的な音に変えた上でツイーターの音を
プラスしているので、皆さん「予想していたよりも音が良かった!」と言われます。