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取付ブログ

新型ヴォクシー スピーカーの音質アップ 後編

2022-08-24
今日ご紹介する1台は、先日の新型ヴォクシーの作業の続きです。



ATXー25を使ったベーシックパッケージの取付が終わって、ドアの内張を外してベーシック防振の施工を
行います。



最近は何も防振材が貼ってないドアが多い中、
新型ヴォクシーはフロントドアの後ろの方に防振マットが貼ってありました。



よほどここからロードノイズが入っていたのでしょう。



新型ヴォクシーは初めての作業だったので、ドアの響きを調べて、どの位置にどんな材質を貼るかを
マーキングします。



工場装着の防振材の他に、3種類の防振マットと防振メタルの4種類の防振材を貼り合わせて、
純正1枚と後付け8枚の、合計9枚の防振材でドア全体の響きをスムーズに抑えています。



この車の泣き所はスピーカーグリルの上の便利なドリンクホルダーと小物入れで・・



ドア内の16センチスピーカーは固い材質を使っていても中音域が上の方まで届かず・・



ダッシュ上の中高音を鳴らすコアキシャルスピーカーのスコーカー部分で
中音域を再生させないといけない部分です。



コアキシャル裏のスピーカーの周波数レンジを決めるコンデンサは小型なのと、
精度が低いために本来の性能が得られておらず、ここを交換して音の透明感を上げるのと、
ベーシックパッケージと組み合わせるために独自の数値を選んでいます。



赤丸はツイーターの下限周波数を決めるコンデンサで、
青丸はスコーカーの下限周波数を決めるコンデンサで、1キロヘルツのインピーダンスの測定では
実際に1キロを再生していないツイーター側のコンデンサを外すと
何故か1キロヘルツのインピーダンスに影響を与えて、
ツイーター側の配線をカットするとスコーカーの音質が上がるという、不思議な現象が起きました。



プラスしてグローブボックス下に取り付けたピュアコンの4ピース構成の物と合わせて、
実質的に6ピース構成と同じ内容となっています。



通常はドアの中低音とツイーターの高音のフロント2WAYとなるベーシッツクパッケージが、
新型ヴォクシーはドア低音のスコーカー中音のツイーターの高音で3WAYとなり、
ピュアコンの値も3WAY用であれこれと探して合わせました。



以前に今は必要無いが、将来的には必要になるかも知れないと、
あらかじめ用意していた値が見事にはまって、新型ヴォクシーのベーシックのWパッケージは完成しました。



完成した時はやや低音が強い状態で、負けない様に中高音を上げると音が荒くなったので、
中高音をセンターでバスを少し下げて、全体のバランスがスタジオレベルとなりました。



かなり苦労して開発したベーシックのWパッケージですが、
ノーマルのディスプレイオーディオの音からするとかなり自然で聴きやすくなって、
長時間聴いても疲れなくなったので、かなりお勧めのパッケージと自信を持ってお勧め出来ます。



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