取付ブログ
テクニカのハイローコンバーターを改造
2022-09-09
サウンドピュアディオの人気商品の、オーディオテクニカ製のハイローコンバーターをチューニングして
高音化する改造ですが、元々4CHの商品の内側2レーンを撤去して、大型パーツを使える様にしているのと、
磁気が出るパーツの左右の距離を離す事によってセパレーションを上げるという2つの手法で
お客様には大変人気の商品でした。
いつもチューンドの製品が無くなりかけると次のパッケージを取り寄せて、
常に在庫が切れない様にしていました。
今回も在庫が切れかけたので専務がテクニカから仕入れてチューンしてという事になったのですが・・
あれっ?形が変わっています。
もう何か月か前から4CHの商品は無くなっていて、2CHのモデルのみになっています。
中を開けてみたらガラスエポキシのプリント基板にグレードアップしてあって、
コンデンサも緑の色のグレードを上げた物に変わっていますが、大きさは小さいままで、
パーツのグレードが上げられない状態で、何と言ってもトランスの左右が近すぎて
磁気のセパレーションが心配です。
しかも今回は4CHと販売価格は同じと、実質的に値上げなのですが、
これはどうしたものかと頭をかかえていました。
これまでは4CHの内側2CHを撤去していたのを、LRのLCH部分のパーツを撤去しました。
これで空いたスペースに大型パーツを入れられます。
そして出来たのがこれで、方チャンネルのみの変換です。
そしてもう1個分解して、今度はRCHのパーツを抜いて、LCH側を大型パーツ化します。
そして2個を組み合わせて、これで2CHのハイローコンバーターが完成しました。
価格は2倍近くになったのですが、何といっても左右が別ケースになって、
しかもこれまで左右のアースが共通だったのが左右完全に独立していて、音質的にはかなり良くなって、
「これは自分の車のと付け替えたい!」と、レクサスLSに取り付ける事にしました。
現在は2台の4CHベースのハイローコンバーターが付いていて、
それをフロント信号の中高音用と、ウーファー用のモノラルの低音用にすると、
合計3個のチューニングでよくて、逆に安上がりでは?という事になりました。
これからパワーアンプを取り付けられる方や、既にハイローコンバーターをお持ちの方の買い替えなど、
かなりヒット商品の予感がする商品が出来上がりました!
なおこのハイローコンバーターはこれまで通り通信販売や持ち帰り販売は行わず、
当店でシステムを取り付けて頂いた方のみの販売とさせて頂きます。