取付ブログ
新型ヴォクシー スピーカーの音質アップ
2022-09-28
今日ご紹介する1台は、現在の宇部店の作業から、トヨタのヴォクシーです。
以前時間をかけてベーシックパッケージとベーシック防振の開発を行っているので、
2回目の取り付けなので半分ぐらいの時間で取付が出来るでしょう。
入庫したらノーマルのディスプレイオーディオの状態を調整用の音源で確認して、
モノラルのスペアナ測定を行ってから作業に入ります。
ベーシックパッケージはダッシュにツイーターが乗るだけの見た目の違いですが、
ディスプレイオーディオは一度取り外して、裏から音信号を直接取り出します。
ドアの16センチスピーカーはそのまま使用しますが、防振のためにインナープレートを取り外して、
その裏に防振マットと防振メタルを貼り合わせます。
新型ヴォクシーからはダッシュにスコーカーサイズのコアキシャル2WAYスピーカーが付いて、
ドアから低音のダッシュから中高音が聴こえる様に改善してあります。
コアキシャルのツイーター部分の配線はカットして、スコーカー部分のコンデンサは大型の物を2個使って、
中音域の改善を行いました。
ツイーターはグリルの外に独立させたピュアディオブランドのATXー25を取り付けて、
ガラスの反射の影響を受けない完全な3WAY構成のスピーカーとなりました。
前回はベーシックのWパッケージでしたが、今回は外した内張に粗目を付けた下地作りを行って、
セメントコーティングを加えてトリプルパッケージとしています。
入庫の計測で1回目の2回目特性に差が無い事が分かったので、
前回あれこれとピュアコンを変えて探った値がそのまま使用出来ます。
以前はベーシックパッケージは1モデルを通してピュアコンが使用出来て、
中には先代モデルと同じ物が使用出来るお車もあって、後にマイナー後とマイナー前で値を変える様になって、
現行のディスプレイオーディオではモデルの途中でも特性が変わる事もあるので、
ベーシック=簡単なパッケージとは言えなくなって来て、ワンオフに近い形で毎回取付を行っています。
そのため入庫時の試聴とデーター測定は欠かせない項目となっています。