取付ブログ
アウディeトロンのデモカー その1
2022-09-29
今日ご紹介するのは当社の新しいデモカーのアウディeトロンです。
もう8月にはナンバーが付いて届いていたのですが、諸事情があってまだお披露目していませんでした。
前のQ5よりも大きくて、Q7やQ8よりも小さく、
見た目はQ8と同じSUVのクーペスタイルのeトロンスポーツバックですが、Q8よりも小回りが利きます。
本当はプレイヤー付のQ5にずっと乗っていたかったのですが、
アウディのオーディオはプレイヤーレスの新世代に変わっていて、
そろそろ新世代のデモが出来ないとデモカーの意味が無いと買い替える事になりました。
プレイヤーレス以上に重要なのがB&Oのプラミアムサウンド車で、
通常のアウディ・VWシステムはもう熟知しているので、B&Oの未開の部分に踏み込んだデモカーを
製作します。
ラゲッジルームの多チャンネルのアンプの解析を行って、ある程度めどが立って来たのですが、
何と言っても仕事の合間に開発しているので、作業はなかなか進みません。
なかでも困っているのがピラーの斜め前を向いたツイーターで、
これまでにないセンタースピーカーでは作れない音場を演出しているのですが、
これってある周波数がキャンセルして聴こえるのは自分だけでしょうか?
どうするか悩んでいます。
そしてピットの人が仕事の手が空いたらドアのセメントコーティングをしてもらっています。
吸音フェルトを一度外して、ツルツルの表面に粗目を付けてコーティング剤が剥がれない様にします。
コーティング剤が徐々に乾燥して来て、青白い色が完全に茶色になったらドアに戻します。
リアのハッチの裏にもセメントコーティングを行いました。
お客様の声を借りると、「最近の車は試乗した時に、これは静かになった!”と思っても、
実際に買って乗ってみたら、物凄く高い周波数のノイズレベルは下がっていない気がする。」と
言われている方が多い様です。
セメントコーティングで車輛の吸音材では取れない音域の走行ノイズが取れて、
実際にeトロンでもある無しではかなり高い周波数の可聴範囲ギリギリの部分が下がって快適になりました。
日々の取付の中での空いた時間で作業を行っているので、
10月の半ば頃にはJU60を使ったプレミアムベーシックの状態でデモンストレーション出来る様に
なればと思っています。