取付ブログ
三菱EKクロス カーオーディオの音質アップ その2
2022-12-14
今日ご紹介する1台は、本日の宇部店の完成車から、三菱のEKクロスです。
ATOTOのディスプレイオーディオと、
BOSEの現在は市販されていないタイプのトレードインスピーカーが取り付けられた状態で入庫となって、
取付を一からやり直して、ピュアコンの取付とドア防振の施工を行いました。
フロントドアのフル防振の施工が終わった後に、リアの外板裏のベーシック防振の施工を行って、
インナー取付されていた16センチサイズの1060Ⅱのミッドレンジはスペアユニットに交換しました。
内張りはセメントコーティングを行って、フロント3層でリアが2層というピュアディオでは
結構な確率でされるパターンで4枚のドアの防振が完成しました。
フロントのドアには17センチサイズの1070のミッドレンジがインナー取付されていた物を
そのまま使用して・・
Aピラーに取り付けられていた1070のツイーターはスタンドを製作してダッシュ上に
適切な仰角・振り角を付けて取り付けました。
1990年の初頭から2000年の初頭までは当社ではBOSE社のトレードインスピーカーを
とんでもない数の販売数を誇っていて、その理由は付属の小さなネットワークをピュアコンに交換すると
極端に音質がアップするという理由で、ある意味黄金期がありました。
そんなBOSEのトレードインスピーカーですから、セッティングには自信がありましたが、
現在ではピュアコンの世代が4世代も変わっていて、BOSE用は2世代目以降開発をしておらず、
かなり時間をかけてあれこれユニットを交換して適性を探りました。
ブラックボックス+外付けコイルのシンプルな構造ですが、
黄金期には出せなかったレベルで生音・生声に近いサウンドを奏でる様にセッティングしました。
時間補正=タイムアライメントは全てゼロにして・・
イコライザーは中高音はフラットで、低音域を3カ所動かして、全体の音のバランスを取って、
EKクロスは完成しました。
10年ぐらいはBOSEのトレードインスピーカーのセッティングをかなりの台数行っていて、
2000年代の初頭にBOSE社は日本でのトレードインスピーカーの販売をやめて、
10年以上は1060や1070のセッティングは行っておらず、
自分の30代から40代のかなりの時間を向き合って来たスピーカーと再開出来て、
いつも本気で仕事をしていますが、その時代を思い出してかなりの時間をかけて音調整を行って、
「もしあの時代に今の技術があったら!」という意気込みでセッティングを行いました。
BOSEのトレードインスピーカーについての事は、後日詳しく書き込みを行いますので、
そちらもご覧下さい。