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フォルクスワーゲン・ゴルフ スピーカーの音質アップ その2
2023-01-19
今日ご紹介する一台は、現在の宇部店の作業の続きから、フォルクスワーゲンのゴルフGTIです。
純正のナビオーディオを活かしたベーシックの5thパッケージの取付の後半です。
4枚のドアのセメントコーティングは、徐々に乾燥すると化学変化で色味が白から青白くなり、
最後は茶色へと変わって行きました。
ベーシックパッケージなのでドアの16センチスピーカーはそのまま使用しますが、
エッジの手前にゴムのドットが6カ所あり、元々重みのあるゴムエッジに更に重みを付けています。
そして4枚の内張を組み付けたらドアの作業は完了です。
Aピラーの純正ツイーターは鳴らなくして、
ダッシュにピュアディオブランドのATX-25ツイーターを取り付けて、
理想の位置で拡散するタイプのツイーターで上質な高音を拡散させます。
この年式のゴルフはグローブボックス内にプレイヤーがあり、
その後ろのアンプから音信号を取り出して下にピュアディオブランドのPSTケーブルで送ります。
グローブボックス下には比重の高いMDF板を敷いて、その上にピュアコンを取り付けて、
4つのスピーカーに周波数帯域とインピーダンスをコントロールして送っています。
6本のPSTケーブルでも赤みがかかった2本は高音域専用設計で、
通す音域のみにコストをかけて、同じ価格でもより高いクオリティで音を再生出来る様に工夫しています。
最後に3トーンの調整を行って、その後で井川家長男がスペアナ測定をおこなって、
入庫時の測定との差を確認します。
ベーシックパッケージのオプション4品の5thパッケージですが、下地作りにかなり時間がかかり、
数日がかりで一台を完成させていますが、音質が良い事はもちろんの事、静粛性と断熱もアップして、
特別なゴルフGTIに仕上がりました。