取付ブログ
トヨタ・ヤリス スピーカーの音質アップ
2023-04-05
今日ご紹介する1台は、先日の宇部店の完成車から、トヨタのヤリスです。
トヨタ純正のディスプレイオーディオを装着したお車に、ベーシックパッケージの取付と、
ベーシック防振とセメントコーティングの施工の、トリプルパッケージの作業を行いました。
まずはドアの内張とインナーパネルを外して、外板裏に防振マットと防振メタルを貼り合わせます。
外した内張には裏に粗目を付ける下処理を行った後に、セメントコーティングの施工を行って、
乾燥するのを待ちます。
何だか適当に塗っている様ですが、均一に塗ったり規則性がある塗り方をすると振動が通過しやすくなるので、
わざとランダムに厚い薄いを作って、ドアが重たくならない割に振動がとどまって消える様に工夫しています。
電気周りの作業ではディスプレイオーディオを一度取り外して、裏から音信号を取り出して、
グローブボックス下に送ります。
グローブボックス下には比重の高いMDF板を敷いて、
その上にオプションのSSFを加えた6ピース構成のピュアコンを取り付けて・・
ダッシュの上にピュアディオブランドのATX-25ツイーターを取り付けて、
純正がベースながら上質な2WAYスピーカーに変身しました。
ヤリスのディスプレイオーディオは、バス・ミッド・トレブルの3トーンで、
最初はトーンを触って音調整を行っていましたが、オプションのSSFの効果もあって、
最終的に全てフラットで完成させました。
逆にブラックボックスとコイルとSSFはあれこれと交換して、
ヤリスのデモカーを持っていて基本的なパターンはありますが、
年式やグレードの違いの音の差を細かく調整して、最も生音・生声に近いパターンを探して、
納車の時にはお客様には大変喜んで頂きました。
年式やグレードの違いで微妙に音が違いますが、このグリルの特殊な形状で元の音に近い状態に合わせると、
かなり絶妙なセッティングが必要となります。
デモカーのヤリスがあるという事で購入して頂いて、先日のアクアと今回のヤリスで、
2台続けてのディスプレイオーディオ車の完成でした。