取付ブログ
ベンツGLA スピーカーの音質アップ 後編
2023-04-08
今日ご紹介する1台は、現在の宇部店の作業から、メルセデスベンツのGLAです。
メーターパネルから連続で繋がっているディスプレイオーディオのお車に、ベーシックパッケージの取付と、
ドア4枚の防振作業を行っています。
前編では防振作業をお届け致しましたが、後編では電気系の作業で、
Aピラー根元の純正ツイーターは鳴らなくして、スタンドを使ってJBLのP560のツイーターを
取り付けています。
助手席下にはMDF板で台を製作して水平面を作って、その上にピュアコンを取り付けて、
一度音を鳴らしてみます。
ベンツのAクラスの派生モデルはドアのグリルの高い周波数のヌケが悪いので、
16センチスピーカーの上限は制限せず、そのままフルレンジで鳴らした上にツイーターの音を
重ねていました。
ただ現行モデルでは車輛アンプに高音域に勢いが付いているので、
トレブルを1クリック下げてピュアコンの値を変えて調整していて・・
でもこのGLAではミッドの上限に制限をかけるために巻き数の少ないコイルを入れて、
それでブラックボックスの値をあれこれと変えて試聴してみました。
かなりあれこれと替えて聴いて、なかなか満足する値に辿り着けなかったので、昨日はここで一旦終了して、
このブログを書き込んだ後に再び調整に入ります。
以前のAクラスの派生車は高音が足らなかったので、
周波数レンジの広いピュアコンを入れて抜けを良くすればOKだったのは、
車両アンプのインピーダンスの幅が2Ωぐらいから10Ωぐらいまで大丈夫で、
今のディスプレイオーディオは3Ωから6Ωの狭い幅の中に納めないと歪っぽくなり、
それは国産のディスプレイオーディオ車にも言える事で、
これまでに比べたら時間をかけて広い周波数帯でのインピーダンス調整が重要となって、
毎回の取付がほぼワンオフ的に時間をかけて音調整を行う様になっています。
そのためにピュアコンの種類も増えて来て、
過去のモデルに比べたら数字やアルファベットの表記が増えて来ています。
大手メーカーがインピーダンスを細かく調整が出来る商品が無いので、
ベーシックパッケージの需要が増えて来ています。