取付ブログ
マツダ・ロードスター スピーカーの音質アップ その1
2023-04-16
今日ご紹介する1台は、現在の宇部店の作業から、マツダのロードスターです。
マツダ純正のUSB・FM・AMオーディオが装着された状態で入庫となって、
ベーシックパッケージの取付と、ベーシック防振とセメントコーティングの施工の、
トリプルパッケージの作業を行いました。
ベーシックパッケージは完成した見た目が地味な割には、施行には時間がかかっていて、
まずはオーディオ部を取り外して、裏から直接音信号を取り出して、
純正配線の数倍の太さのピュアディオブランドのPSTケーブルで音を送ります。
ダッシュに取り付けるツイータースタンドは、シンプルタイプながら、
形状が複雑なためにマスキングを行って、裏をパテ形成して製作しています。
たったこれだけのスタンドを製作するために大げさなマスキングですが、
角度の微調整は音に大きな影響があり、純正のツイーターの位置ではほぼ高音が聴こえない状態でした。
逆にドアスピーカーはリスナーの耳に近く、サイズが16センチながら、
体感的にはもっと大きなウーファーの音に聴こえて、
低音ばかり目立ってバランスの悪い音からの改善をおこないました。
内張りを外すとサービスホールは大きなインナーパネルで覆われていて・・
スピーカーとインナーパネルを外すと外板には何も貼ってなくて、
残響音が残るのでベーシック防振で響きを抑えます。
ドアの位置によって響く周波数が違って、響きの中心を見つけて、
共振点の違う4種類の材質を貼り合わせて、ドア全体の響きを静めました。
外した内張はセメントコーティングを行うために、表面をマスキングして、
裏に施工を行う時に擦れない様にしてから作業を行います。
昨日の閉店までの作業はここまでで、これより先はその2でお届け致します。