取付ブログ
トヨタ・シエンタ スピーカーの音質アップ
2023-05-25
今日ご紹介する1台は、先日の宇部店の完成車から、トヨタのシエンタです。
トヨタ純正のナビオーディオを装着した状態で入庫となって、ベーシックパッケージの取付と、
前後のドアのベーシック防振の合わせてトリプルパッケージの作業を行いました。
ベーシックパッケージなのでドアの16センチスピーカーはそのまま使用しますが、
トレードインスピーカーに比べると300ヘルツから600ヘルツ付近に変なクセが付いていないので、
音楽を正確に鳴らす事が出来ます。
逆に中音域より上の音域はこもっているので、
そこはピュアコンで鳴らない様にして、代わりにピュアディオブランドのATX-25で再生させて、
トータルで2WAYとして綺麗に再生させています。
またアドオンツイーターをやチューンナップツイーターを取り付けると高音はアップしますが、
こもったドアスピーカーの音はそのままの上に高音を加えているので、
ベーシックパッケージとは全く動作原理が違い、ピュアコンを通す事で低音域も締まって聴こえます。
ドアの作業は内張と防水シートを一度外して、
何も貼ってない外板裏に防振マットと防振メタルを貼り合わせます。
フロントドアはカーン!という高い音が響く場所が多いのでメタルを多く使って・・
リアのドアはぼーん!という低い響きが多いのでマットを多めに使って、
響きに合わせた防振材を選んでピンポイントで振動を抑えて行きます。
防水シートを元に戻して、内張を組み付けたらドアの作業は完了です。
グローブボックス下にMDF板を敷いて、4ピース構成のピュアコンを取り付けて、
純正ナビの音の傾向に合わせてピュアコンの値をあれこれと変えて行きます。
ピュアコンの数値が決まったら次はイコライザー調整で、
パナメトリック式のものを動かす周波数と動かす幅と、上下のレベルを決めて細かく調整して行きます。
バンド数は7バンドですが、1バンド当り3から4の周波数が帰られて、
右下のQの部分は動かす幅を1から3まで選べるので、
パナメトリックはグラフィック式みたいに素人ではツボがなかなか掴めません。
なれた手つきでスイスイとイコライザーを調整して、
メモリーした後の音で生音・生声に最も近くなったという事を確認して納車の準備に入りました。
昨日のブログでベーシックのトリプルパッケージは3種類有ると書き込みましたが、
その3種類で1番多いのが昨日のパターンで、今回は2番目に多いタイプで、
全体的なロードノイズの軽減希望される方には4枚ドアの防振がお勧めで、
今回のパターンは事前に予約して頂ければ『午前中に入庫の夕方出庫』が可能な内容となっています。