取付ブログ
オーラeパワー カーオーディオの音質アップ その3
2023-06-14
今日ご紹介する1台は、先日からの宇部店の作業の続きで、日産のノートeパワーです。
オーディオレス車にカロッツェリアの9インチ楽ナビを取り付けて、
ドア4枚のフル防振とスピーカーの取付の作業が完了しました。
ツイーターはダッシュにワイドスタンドを製作して、JU60を取り付けて・・
フロントドアにはインナーバッフルを製作して、
ピュアディオブランドのZSP-LTD15を取り付けました。
オーラのスピーカーグリルは中のコーンの形状が分かるぐらい透けていて、
リスナーの位置から見ても黄色いグリルが見えるぐらいに音抜けが良いのですが、
これがセッティングでの難の元になっています。
それはZSP-LTD15の上限周波数を決めるコイルが、
インナー用を使用すれば上が抜け過ぎて巻き数が足らなく、
かといってアウター用のドアの下用の物を使用すると巻き数が多すぎてマッチングせず、
その中間の値の普通は在庫して無い巻き数を何種類も作って
実際に当ててみてマッチングを探らないといけないからです。
機械巻されたコイルを手前に強い力で引きながらじわじわとほどいていって、
おそらく出そうな値を何種類も作って、
コイルの6点支持の下の部分が均等に力がかかる様にやすりで削りを入れて、
四角いベークライト板に貼り付けてから車に装着して行くので、
かなりの時間がかかってマッチングを取りました。
マッチングはピュアコンの値と楽ナビの音設定の両方で行って、
まずタイムアライメントは全てゼロにしてから調整を始めて、この部分は最後までゼロのままで行い、
『タイムアライメントを使って高音質』という業界の迷信は全く使いません。
ピュアコンのブラックボックス4連とコイルとSSFの値を変えて
音を生音・生声に近くなる様に合わせて行き・・
イコライザーは4カ所1クリックづつ動かして調整しました。
またフェダーをセンターに合わせると音の量は出るのですが、
解像度が落ちるので徐々に写真の状態から徐々にフロントにふって行き、
お客様には「予想していたよりも音が良かった!」と喜んで頂きました。
フロント2WAYのシンプルなシステムですが、約1週間かけて完成させた超大作で、
コンパクトプレミアムのノートオーラ―を真のプレミアムカーへと変身させました。