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取付ブログ

ポルシェ911 カーオーディオの音質アップ 後編

2023-06-16
今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の完成車からポルシェ911です。



昨日はたまたま輸入車が2台並んで作業でした。



今日は後編で、ドアの防振作業の後は純正ナビを取り外して、
カロッツェリアのディスプレイオーディオに交換して、
車両のBOSEのアンプは通さずにフルレンジ出力からピュアコンで2WAY構成としてなる様に変更します。



そのためドア内のスコーカーは使用せず、20センチウーファーの部分はインナーバッフルを製作して、
JBLの13センチのミッドバスを取り付けて、シンプルで素直な音で鳴るシステムへと変更しています。



ツイーターはピュアディオブランドのATX-30で、
ドアの13センチは当初別なモデルを付ける予定でしたが、
奥行に余裕があるのでストロークの大きいP560Cのミッドを取り付けました。



ツイーターとドアスピーカーにはピュアディオブランドのPSTケーブルを引いて行き、
色の赤みが濃い方が高音域専用で、薄くて茶色っぽい方が全帯域用のフルレンジモデルで、
コストはどちらも同じながら、
ツイーター側を専用設計とした事で価格が同じで音質を上げるという事を可能にしました。



専用のケーブルはケーブル工場の生産ラインを一定期間借りて行い、
そのため100メートルロールを20巻の2000メートル分を一度に生産して、
それを全て買い取る必要があります。



銅の質と網線の寄り方と被覆の材質と締め付ける強さなど、細かくして生産していますが、
PSTを2モデル化した時には1度に倍の4000メートルの買取が必要となったので、
そういう他ではやらない様なリスクを背負う事でコストを抑えながらも高音質という理想を実現しています。



そして助手席下に比重の高いMDF板を敷いて、その上にピュアコンの6ピース構成の物を取り付けて、
音を鳴らしながら値を変えて音を追い込んで行きます。



カロッツェリアのディスプレイオーディオはパネルにスイッチが全く無いために、
エンジンオフの時はポルシェ純正ナビと全く変わらない見た目で、
エンジンをかけたらカロッツェリアの文字が浮き上がってここが交換してあると分かります。



音調整はまずタイムアライメントを全てゼロにして、音色を素の状態にしてから入ります。



このディスプレイオーディオではTAが入った状態で全ての値をゼロにするのと、
そもそもTAを根っこからオフにするのとゼロだけでも2種類有り、
あれこれ聴いてみて今の画面の状態が一番素の音色に近くなるというというのが分かりました。



ドアスピーカーはリスナーの耳からかなり近い高さにあり、
最初はP560Cで出た平均的な巻き数のコイルを入れていましたが、徐々に巻き数を増やして行って、
ドアから出る高音域の上限周波数を徐々に抑えてバランスを取って行きました。



元が20センチウーファーだった所に13センチのミッドバスを取り付けているので、
さぞかし低音が足らないかと思っていましたが、ストロークの長いユニットを使って、
シンプルなシステム構成にしてあるので、音楽を楽しむのに必要な低音は十分に出ていました。



イコライザーは何度も調整して、一時はかなり大きくいじったパターンになっていましたが、
最終的にカスタムの状態でフラットにするのが音が一番素直と分かって、
ピュアコン側の数値合わせで音色を追い込んで調整を終了しました。



純正の音量は出ているが音がゴチャゴチャしてまとまりのない状態から、
ポルシェ911のピュアスポーツという言葉にピッタリと合う、
シンプルかつ本物志向のサウンドに仕上がりました。



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