取付ブログ
Nボックスカスタム カーオーディオの音質アップ
2023-07-17
今日ご紹介する1台は昨日の宇部店の完成車から、ホンダのNボックスカスタムです。
オーディオレス車にカロッツェリアの楽ナビの大画面タイプを取り付けて、
JU60を使ったプレミアムベーシックにプラスして、ドア防振とドアスピーカーの交換を行いました。
まずはドアの内張を外して、外板裏に防振マットと防振メタルを貼り合わせます。
この様な入り組んだ構造のドアでは防振マットだけでは高い周波数の振動が取れず、
硬い材質を重ね合わせた防振メタルで高い防振効果を得る事が出来ます。
内張り裏はセメントコーティングの施工を行って、乾燥させてからドアに組み付けます。
純正の16センチスピーカーは取り外して、
インナー取付でJBLのGXシリーズの16・5センチミッドに交換しています。
ダッシュにはワイドスタンドを製作してJU60を取り付けて、
通常の周波数レンジよりもワイドに取る事によって、JBLの16・5センチで出にくい音域を
ツイーターでカバーして、薄型スピーカーを使いながらもツイーターとミッドの間の音域を濃くしています。
また当社で同じ年式のNボックスを所有しているので、
自社車輛であらかじめツイータースタンドの型を取って製作したために、
その時間を短くして最短の納期で仕上げる事が出来ました。
グローブボックス下には比重の高いMDF板を敷いて、その上にブラックボックス4連のピュアコンに、
白いボビンにピンクのラベルの井川が一から手巻きしたコイルを取り付けました。
今回のブラックボックスはワンオフのGXシリーズのミッドにJU60用で、
音を聴きながら何度もカスタマイズして製作しました。
楽ナビのパネルの音調整ではまずはタイムアライメントの機能を全てゼロにして、
ここから動かすのではなくて最後までゼロのままで調整を進める事で素の音色に近い状態で
音楽を再生させます。
GXシリーズとJU60でスピーカー効率が違うので、低音が価値気味になるのをイコライザーで調整して、
ピュアコンの値合わせも合わせて音を追い込んで行きました。
純正のリアスピーカーはコンサートホールで前から音楽が聴こえて来て、
残響で後ろから音が弱く反響するという様な感覚でフェダーでレベルを絞って合わせて、
あたかもコンサートホール聴いている様な雰囲気に仕上げました。
普通だと1週間お預かりの作業ですが、
当社のNボッスカスタム使って一番時間のかかる部分を先に仕上げておいたので、
3連休の一部を使ってプレミアムな仕様に仕上げる事が出来ました。