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取付ブログ

クロストレック カーオーディオの音質アップ その2

2023-07-28
今日ご紹介する1台は、現在の宇部店の作業から、スバルのクロストレックの続きです。



ドアの内張を外して、インナーパネルや防水シートを外して、外板裏を指ではじいて鉄板の響きの中心と
周波数を調べます。



調べたら中心にどの材質のどの形を貼るかをマーキングしていきます。



リアドアも同じ様に調べてマーキングして・・



指定された場所に指定された材質を貼って行きます。



クロストレックは初めての入庫で、一からデーターを取っていますが、
2台目以降も指ではじきながら響きの中心を見つけてマーキングして貼っています。



同じ材質を大量に貼るデッドニングという手法に比べて、
共振点の違う材質を貼り合わせているので、ドアが重たくならない割に効果が大きく、
ブチルゴムの使い過ぎにより低音の量は出ているが解像度が乏しいという
まさに音楽の良い部分をデッドしている手法とは全く違う、本来の音楽の響きに近い音を表現しています。



次に外した内張の裏の吸音フェルトを外して、
ツルツルのプラスチックの表面に粗目を付ける下処理を行ってから、セメントコーティングを塗って行きます。



普通リアドアにはあまり吸音フェルトは貼ってないのですが、クロストレックはかなりの量が貼ってあり、
逆にここはロードノイズが入りやすいという風に考えていいでしょう。



セメントコーティングはランダムに同じ厚さにならない様に工夫して、
重たくならない割に振動が消えやすく工夫しています。



リアのドアにもセメントコーティングをして、
ちょうど塗りたての青白いところから化学変化して茶色に変わって行く途中を撮影出来ました。



これはひび割れしないために少し柔らかいつなぎの成分が含まれているためで、
本当にセメント成分だけだとほど厚くないと簡単にひび割れを起こしますが、
このつなぎ成分の絶妙な調合が車輛での使用を可能にしました。



この開発には山口県産業技術センターの機材を使って測定を行って、
セメント産業が中心の山口県ならではの設備による高度な設備による開発のたまものです。



防振作業に続いてはダッシュの両端に広くマスキングを行って、ワイドスタンドの型取りを行っています。



木材とパテを合わせて形を造作して、1台1台ワンオフでスタンドを製作しています。



今の時点ではここまでで、これより先は『その3』でお届け致します。



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