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取付ブログ

フィットシャトル スピーカーの音質アップ

2023-07-29
今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の作業から、ホンダのフィットシャトルです。



デンソーテン・イクリプスのナビオーディオとケンウッドのトレードインスピーカーを装着した状態で
入庫となって、ベーシックパッケージの取付を行いました。



まずはケンウッドのトレードインスピーカーのダッシュに付いている上向きのツイーターを取り外して、
それからドアの内張を外してミッドスピーカも取り外しました。



外してから思ったのが、どこにもネットワーク回路が見当たらないというところで、
どこにあるのだろう?と探したら・・



ツイーターの裏に小さなコンデンサが1個付いていて、これでツイーターに中低音が入らない様にして、
ミッドスピーカーはそのまま全音域垂れ流しの状態で、同じ周波数が広い範囲でかぶさっていて、
そこにトレードインスピーカー独特のこもりやすい音域は出ない様にしてあるので、
かなり薄くてチープな音で鳴っていました。



ドアスピーカーはホンダ純正の16センチに戻して・・



ダッシュにはスタンドを使って
適切な仰角・振り角を付けたピュアディオブランドのATX-25ツイーターを取り付けました。




イクリプスのナビオーディオは一度取り外して、裏から音信号を取り出して、
ピュアディオブランドのフルレンジタイプでグローブボックス下までひいて行きます。



グローブボックス下には比重の高いMDF板を敷いて、その上にピュアコンの4点セットを取り付けます。



ブラックボックスはコストの高いRRタイプを使用して、
コイルは白いボビンにピンクのラベルの井川が一から手巻きした物を使用しています。



現在ベーシックパッケージはノーマルタイプのピュアコンは使用していないので、
旧価格表よりも4400円ほど高くなっていますが、その分高いパーツを使用しているのと、
ノーマルでいいという方が全体の1割しかおられなくて、
そのぐらいの値段で音が良くなるならと言われる方が多いために現在はRRタイプに1本化しています。



またRRタイプの魅力はノーマルがブラックボックス4種類から選べるのが、
RRタイプは20種類以上から選ぶと選択の刻みが細かく今回はブラックボックス5種類と
コイル3種類を聴き比べて、5×3の15種類のパターンの聴き比べを行って、
最も生音・生声に近い組み合わせを組み込みました。



(写真は残ったボックス4個とコイル2個です)



ピュアコンの値が決まったら次はイコライザー調整で、
イクリプスは動かす周波数と7バンドの中4種類ぐらいから選んで、
動かす幅は3種類の中から選ぶというややこしい調整で、
実際には13バンド並みもしくはそれ以上の調整が可能です。



入庫した時のケンウッドのトレードインスピーカーの時は音を強調する機能を使っても
音が薄かったのが、ドアスピーカーを純正に戻してベーシックパッケージを取り付けからは、
音を強調する機能をオフにしないと音がどぎつく聴こえてしまい、
入庫した時とは全く別な音に変わって出庫されました。



何故音が悪いと言われている純正の16センチスピーカーで良い音になるかと説明しますと、
高音域がこもっていて低音域が軽い純正スピーカーを、
高音域をピュアコンでカットして後付けツイーターで上質な高音を再生させて、
軽い低音域はインピーダンスをやや上昇させて重みを付けて、
何と言ってもツイーターと16センチスピーカーとの音が重なる部分は
ピュアコンのパーツを何度も交換して最も無駄が無い繋がりに設定して、
体感音圧が最大になって尚且つ元の音楽の形に近い状態になるので、
シンプルなシステムでも驚く様な音で音楽が聴ける様になるという手法です。



音を誤魔化してこもりを無くしただけのトレードインスピーカーの音から、本当の音楽の音に近くなって、
フィットシャトルのお客様は大変喜んでお帰りになりました。



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