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取付ブログ

クラウン スピーカーの音質アップ 前編

2023-08-12
今日ご紹介する1台は現在の宇部店の作業から、トヨタのクラウンです。



純正のマルチビジョンオーディオの音に不満があるという事で来店されて、
まず乗って音を聴いてみたらフェダーがかなり後ろに下がっていました。



純正のスコーカーのガラスに反射して荒くなった音が嫌いな様で、
「ベーシックパッケージを取り付ければ直りますか?」と聞かれて・・



スコーカーだけでなくセンタースピーカーの出しゃばった音も嫌いらしく、
ダッシュの両端の荒い高音をカットして、センターのレベルも適切に調整するベーシックパッケージと、
ドアの防振をプラスしたWパッケージを取り付けられる事になりました。



このスコーカーで高音域まで再生させているので、
ピュアコンで高音をカットして中音のみに変えて、高音域は別付けのツイーターに任せます。



クラウンで防振をお勧めしているのはドアの残響を防ぐだけでなく、
スピーカー裏に付いているドアからの中高音を防ぐコイルを内張を外したと同時に
バイパスして音質を上げるためで、マグネットの近くにフェライトで無理にインダクタンスを上げている
コイルは音が不自然になり、ここをバイパスして車内に置いたピュアコンの100%空芯コイルで
滑らかな低音を再生させます。



元はリアトレイのウーファーを加えて車全体で3WAY構成だったのを、
ツイーターを加えて4WAY構成として、スピーカーとスピーカーを繋ぐクロスポイントも改善します。



入庫時には一度井川家長男がモノラルのスペアナ測定を行って、施行前と施工後のデーターを取っていますが、
これはあくまで参考で、最終的には聴感によるステレオ感と正確な音色になっているかで音を決めます。



作業ではドアの内張を開けたらピットから、「図面と実際が違っている。」と呼んできて、
確かにこの方式で最初の方では四角い柔らかい材質のマット1枚だったのが、
かなり広い範囲に硬い材質の防振材が貼ってあり、
モデルの最終型ではかなり初期型とは変えてあるというのが分かりました。



それでも一番ノイズが気になる場所だけ防振がしてあったので、
ドア全体を指ではじいて響きを確かめて、この部分にはこの材質を貼ると響きの中心と周波数を調べて、
8カ所の防振材を貼るポイントを探しました。



ベーシックパッケージは手順書に従って決まった方法で施工を進めて行きますが、
マイナーチェンジや年次変更などで仕様が変わっていたら、それは個別に調査して対応する様にしています。



今の時点ではここまでで、これより先は『後編』でお届け致します。



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