取付ブログ
トヨタ・プロボックス カーオーディオの音質アップ
2023-08-23
今日ご紹介する1台は、先日の福岡店の作業から、トヨタのプロボックスです。
お仕事用のお車にも手軽に良い音をという事で、
ディーラーオプションのマルチAVステーションをベースに音質アップを図りました。
まずプロボックスはドアにスピーカーが付いていません。
代わりにダッシュの上に10センチのフルレンジスピーカーが付いていて、
高音と低音が欠けている『ラジオでニュースが聞ける』という周波数レンジの狭い音がしています。
そこにダッシュに以前の車でお使いだった
ピュアディオブランドのブルードームのベーシックツイーターを移設して取り付けて高音をプラスします。
ただ高音を足すだけならチューンナップツイーターと同じですが、
ピュアコンを通してツイーターの周波数幅とレベルとインピーダンスを調整して、
フルレンジの10センチスピーカーの上の音と下の音をカットして、得意な中音域のみの再生にさせます。
運転席シート下には20センチの海外モデルのアルミダイキャストのパワードのサブウーファーを取り付けて、
10センチスピーカーの低音をカットした部分を補う低音を再生させて、
フロント周りだけで3WAY構成の周波数レンジが広いシステムに生まれ変わりました。
ウーファーレベルはハンドル下のダイヤルで自由に調整出来る様にしてあります。
ウーファーの上限周波数はボックス横に付いているチャンネルディバイダーで調整して、
10センチスピーカーとツイーターの音域はピュアコンのパーツの値を変えて調整しました。
純正ナビの中のカータイプは普通はあまり効かないと思っていたら今回は意外と効き目があって・・
内蔵の9バンドイコライザーを動かして各周波数のレベルを合わせました。
音色の部分はピュアコンのコイルとコンデンサの値を変えて、生音・生声に近くなる様に合わせて行って、
ここにこれだけ残っているという事はブラックボックス4セット目で、
コイルは5個目でSSFは3個目で適正な音色に合いました。
シンプルな構成ながらレンジ感の広い3WAYシステムに仕上がり、
特に高音と中音と低音の繋目が分からない様なスムーズな音に仕上がっていて、
調整している自分が驚く様な仕上がりになりました。