取付ブログ
ハスラー カーオーディオの音質アップ
2023-09-17
今日ご紹介する1台は、先日の宇部店の完成車から、スズキのハスラーです。
カロッツェリアの楽ナビを装着した状態で入庫となって、フロントスピーカーの交換とピュアコンの取付と、
ドア防振の作業を行っています。
ドアの内張を外して、純正の16センチスピーカーを取り外して、
JBLのPシリーズの13センチスピーカーに交換します。
何も貼ってない外板裏の響きを指ではじいて確かめて、防振マットと防振メタルを貼り合わせます。
外した内張の裏にはセメントコーティングを行って、内張をドアに組み付けたらドアの作業は完了です。
ダッシュの純正ツイーターのグリルの上にはワイドスタンドを製作して、
JU60ツイーターを取り付けたら、ツイーターに比重を置いたフロント2WAYスピーカーの完成です。
グローブボックス下には比重の高いMDF板を敷いて、
ブラックボックス4連で合計8ピース構成のピュアコンを取り付けて、
ドアスピーカーの音域とインピーダンスをコントロールして、ツイーターはそれに加えてレベルの調整と、
スロープの角度は2段階の変化球的な状態で複雑なスロープのコントロールを行っています。
JBLの13センチスピーカーの上限の周波数を決めるコイルは、純白のボビンにピンクのラベルの、
井川が一から手巻きしたインダクタンス値の割に直流抵抗が少ない特別な物を使用しています。
全ての結線が終わったら楽ナビの操作で音を追い込んで行き、
まずはタイムアライメントが全てゼロになっている事を確認します。
ここから時定数を合わせて行くのではなく、時定数は一切いじらず本来の音楽の音色で再生させます。
ピュアコンの値を変えながらイコライザーの調整を行い、どうも低音の一部が勝ち気味なので、
2カ所1クリックづつ下げてバランスを取りました。
JU60用のブラックボックスは現在材料が不足気味で、
インナー取付用で自分のレクサス用に用意していたボックスが何故かハスラーにピタッと合ってしまい、
それを取り付けて自分のレクサスには次にJU60でインナーでZSP以外のミッドに適したパーツが
出て来るまで待つ事にします。
フロント2WAYでシンプルながらプレミアム性の高いシステムに仕上がりました。