取付ブログ
新型シエンタ カーオーディオの音質アップ その1
2023-10-08
今日ご紹介する1台は、現在の福岡店の作業から、当社のデモカーのトヨタ新型シエンタです。
先代のシャープなデザインから一転可愛いデザインに変わったので、
ついつい「うちのポルテが・・」と言ってしまい、
専務から「うちにはポルテはありません!」と言われています。
ほとんどがディスプレイオーディオ付きなのに、1グレードだけオーディオレス車があり、
特別な加工無しにフルシステムの取付に入りました。
作業に入ってちょっとビックリしたのが、ダッシュのツイーターグリルの下で・・
以前はスコーカー付きだった車種もツイーター化して来ているこの時期に、
何とスコーカーで中高音を鳴らす様になっていました。
これはベーシックパッケージではドア低音のスコーカー中音の、
後付けツイーターで高音のフロント3WAYとして使用出来ます。
ドア内は16センチの丸形スピーカーに、
ビニールの防水シートを無くしてプラスチックのインナーパネルを使っていて・・
他の車種に比べてインナーパネルが大きくて薄いので、
金属シートを重ね貼りしてポコポコ鳴るのを防ぎました。
そして内張裏の何も貼ってない場所には、指ではじいて響きを確かめて、
響きの中心とその周波数に合った材質を貼り合わせました。
外した内張の裏はツルツルで滑るので、粗目を付ける作業を行った後にセメントコーティングを行いました。
ドアの開け閉めの振動でひび割れを起こさない様に、たわみを持たせる成分が混ぜてあって、
その成分の化学変化で青白いコーティング剤が乾燥して来ると茶色になって来ます。
そして加工したインナーぱねると内張りを元に戻せば、シエンタのドアの作業は完了です。
最近の車は音が静かになったと言われていますが、
サウンドピュアディオに来られる感性の優れたお客様からは、
「以前の車に比べたら可聴範囲ギリギリの高い音や低い音の騒音は増えている気がする?」と言われていて、
耳につきやすい部分は減っても普通では聞こえ難い部分は増えていると自分も感じているので、
防振作業の需要は確実に増えて来ています。
シエンタのシステムはフロントインナー取り付けで、サブウーファーも含むフルシステムなので、
作業はまだまだ続きます。
これより先は『その2』でお届け致します。