取付ブログ
ホンダN-ONE スピーカーの音質アップ
2023-11-08
今日ご紹介する1台は、先日の宇部店の作業から、ホンダのN-ONEです。
ホンダ純正のナビオーディオを装着して、純正の16センチスピーカーを使って音質アップを図りました。
世間ではフレームがプラスチックでマグネットが小さくて使い物にならないと言われている
純正スピーカーを使うと、何故か不思議と良い音で音楽が聴けるのですが、
世の中で言う良い音は元の音色を無視してあちこちの音域を強調してメリハリを付けた音で、
調律が整った正確な音楽の音とは別の音で、
元の音楽に近く再生しようと思えば逆に純正スピーカーの音を磨き上げた方が
本来の意味での良い音なるというのがピュアディオの理論です。
今回はベーシックパッケージの取付と、ベーシック防振とセメントコーティングの施工の、
トリプルパッケージの作業を行いました。
まずドアの内張と防水シートを外して、ドアの鉄板の響きを指ではじいて確かめて、
どの位置にどんな材質を貼るかマーキングします。
そして合計4種類の共振点の違う材質を貼り合わせて、ドア全体の響きをスムーズに抑えます。
外した内張は粗目を付ける下処理を行って、セメントコーティングの施工を行った後に、
乾燥させてからドアに戻します。
ツイーターはピュアディオブランドのATX-25を使ったベーシックパッケージで、
これまで取付実績が何度もあるので、セッティングはすんなり行くと思っていたのですが・・
ダッシュにマットが敷いてあったのでNワゴン用のツイータースタンドが使えず、
他の角度の物をあれこれと付けて、吸音も考えた上で良い指向性のゾーンを探りました。
指向性の向きにプラスしてピュアコンの値もあれこれと変えて対応して、
オプションのSSFがプラスしてあるので、調整カ所が増えてスイスイと音のコントロールが出来ました。
最終的にはこの場所でこの角度でツイーターの位置を決めて、
鳴りが良かったのでイコライザーは1か所1クリック動かしただけでバランスが取れました。
この純正ナビはケンウッド製で、最初は音を強調する機能が数カ所オンになっていたのが、
全てオフにしても十分な体感音圧が得られて、自然なサウンドで音楽が楽しめる様に改善されました。
軽自動車の中ではプレミアム性の高いN-ONEですが、オーディオの音質と静粛性と断熱性がアップした、
真のコンパクトプレミアムとなって出庫されました。