取付ブログ
新型ヴェルファイア カーオーディオの音質アップ その3
2023-11-15
今日ご紹介する1台は、現在の宇部店の作業から、トヨタの新型ヴェルファイアです。
工場装着のディスプレイオーディオを活かして、フルシステムの取付を行っています。
セメントコーティングが終わったフロントドアにアウターバッフルを製作します。
表側にキズが入らない様に布とビニールを合わせてマスキングしています。
アウターを作る部分を切り取って板を当てて、
これから切り抜きと合わせとパテ盛りで立体的に形成して行きます。
よく平面の板からこれまで立体的に作れるんだろう?と、
リスナーに音が届きやすい様に絶妙にスラントしてあります。
スピーカーはピュアディオブランドのZSP-MIDを、3台前のお車から移設して取り付けられています。
元のグリルを見たらインナーでは真横に音が向くので、
4台続けてアウター・スラントにされているお客様の気持ちが分かります。
ツイーターはB&Wの原点品のワイドレンジタイプで、
こちらも4台前のお車から移設し続けておられるので、もう20年以上お使い頂いています。
ラゲッジルームには床にピュアディオブランドの黄色いケブラーコーンの25センチウーファーを埋め込んで、
サードシートの下にナカミチのパワーアンプとピュアディオチューンのチャンネルディバイダーが収まる様に
おいて、これからアンプボードを作っていきます。
グローブボックス下には比重の高いMDF板を敷いて、ブラックボックス4連のピュアコンを取り付けて、
今回最新モデルのAAAモデルに交換しています。
全ての結線が終わったらディスプレイオーディオを鳴らして音調整を行って、
ピュアコンの8ピースのパーツの値合わせと、チャンネルディバイダーのダイヤルとスイッチを動かして、
最後にディスプレイオーディオの3トーンを動かして音を合わせます。
上下1クリック以上動かすとレベルは合っても音色がズレて来るので、1クリック以内で動かして、
後はピュアコンとチャンディバで調整して行きます。
お客様はこれまでオーディオレス車に乗られていて、今回が初めての工場装着のオーディオ車なので、
これまでの音からかけ離れない様にあれこれ工夫して音を追い込んで行きます。
結局はハイローコンバーターでスピーカー出力をRCA化する時に失われた部分は後で補えないので、
ここのチューンが決め手となります。
途中で専務が音を聴いて、「もう少しどうにかならないんですか?」と言って来たのですが、
まだまだ詰めて行っていて、今の時点で間違いなく言えるのは、
自分のレクサスLSと比べると夢の様な良い音で鳴っているという事です。