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ミラ・イース カーオーディオの音質アップ その2
2023-12-22
今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の完成車から、ダイハツのミラ・イースです。
アルパインのディスプレイオーディオと
カロッツェリアのトレードインスピーカーが装着された状態で入庫となって、
トレードインスピーカーを外してピュアディオブランドのスピーカーの取付と、
ドア防振などの作業を行いました。
ドアには外板裏のベーシック防振の施工を行った後に、サービスホールを金属シートで塞ぐ防振を行いました。
サービスホールを塞ぐのはアルミとブチルゴムの貼り合わせの材質を使いますが、
ピュアディオではブチルゴムの鳴りが本来の音楽の音の成分以外が混じるのという事で、
あえて金属をラミネート加工した物を使用して、ゴムの成分はサービスホールには一切使っていません。
外した内張には粗目を付ける下処理を行った後にランダムに厚い薄いを作って、
振動が通過しない様に工夫していて、ドアが重たくならない割に得られる防振効果を増やしています。
それとこの時期はセメントコーティングと金属シートのWの効果で、かなり断熱性も良くなります。
方ドア3層のフル防振の施工が終わったら、内張の表にアウター・スラントのバッフルを製作して、
内側を金属リングで繋いで、金属の表面をセメントコーティングで固めます。
セメントコーティングが固まったらピュアディオブランドのZSP-LTD15を取り付けて・・
ダッシュの上に宇部店に一度送って植毛塗装を行ったツイータースタンドにJU60ツイーターを組み付けて、
ピュアディオ推奨のハイエンド2WAYシステムとなりました。
グローブボックス下には比重の高いMDF板を敷いて、
その上にブラックボックス4連で合計10ピース構成のピュアコンを取り付けました。
パーツの数が増えるとイコライザーのバンド数を増やしたのと同じ効果があって、
色々な周波数のレベルがコントロール出来ますが、
イコライザーには出来ないインピーダンスのコントロールが出来るというのが
他のオーディオパーツに無い特徴です。
全ての結線が終わって音が鳴る様になったら、
アルパインのディスプレイオーディオを動作させて音調整を行います。
まずタイムコレクションはゼロにして、
他の音を強調する機能も全てオフにしてからイコライザー調整に入ります。
後で機能を入れるのではなくて、最初から最後まで全てオフで素の音の状態で音を追い込んで行きます。
ピュアコンの値を細かく変えて行きながら、
同時にイコライザーを動かして行って、最も生音・生声に近い組み合わせを探して行きます。
調整を始めた時間はまだ明るかったのが、調整終了時にはすっかり外は暗くなっていました。
コンパクトなミラ・イースにシンプルながら極めたシステムを取り付けて、
音質・静粛性・断熱性共に特別な一台に仕上がりました。