取付ブログ
スペーシア スピーカーの音質アップ
2024-01-28
今日ご紹介する1台は、先日の宇部店の作業から、スズキのスペーシアです。
ディスプレイオーディオを装着した状態で入庫となって、ベーシックパッケージの取付と、
ベーシック防振とセメントコーティングの施工の、トリプルパッケージの作業を行いました。
この方式のスペーシアはスピーカー1個分上にグリル位置があって、
たったこれだけでもピュアコンのコイルは倍以上巻かないと正確なマッチングは出せません。
また中音域が耳に入りやすいので、相対的に低音が少なく聴こえてしまいます。
まずはドアの内張を外して、何も貼ってない外板裏に防振マットと防振メタルを貼り合わせます。
外した内張はマスキングしてセメントコーティングを行います。
コーティング剤は塗りたては青白く、乾燥して来ると化学変化で茶色っぽくなってきます。
内張りが乾く間にディスプレイオーディオから音信号を取り出して来て、
グローブボックス下に比重の高いMDF板を敷いて、
その上にピュアコンのブラックボックスとコイルを取り付けます。
コイルは今回は黄色いラベルのピンクのラベルの倍以上の巻き数の物を使用して、
耳に中音域が入り過ぎるのをバランスをを取っています。
音を聴きながらピュアコンの値を変えながら音のバランスを取って、
リアサイドのスピーカーを加えた合計6スピーカーで音のバランスを取りながら決まった音源で
調整を進めます。
純正のツイーターは真上を向いてほぼ高音をガラスの反射で聴く状態で・・
純正ツイーターは鳴らさずに、スタンドを使って適切な角度を付けて、
反射の無い新鮮なサウンドで高音を聴く事が出来ます。
調整時はFM山口は新山口駅のゼロスタジオから大和良子さんが喋られていて、
もう何十回も生で聞いた大和さんの声が正確に聞ける様にセッティングして、
スペーシアの音調整は終了しました。
最近の傾向としてかなり乗られた軽自動車をシステムアップされる方が増えていて、
その理由として注文していた車が急に納車出来なくなったとディーラーから言われて来て、
今更他のメーカーで商談し変えるものどうかという事で、
そのまま乗り続けるのにリフレッシュするためにサウンドピュアディオに作業に預けられる方が増えています。
そういった特需の時期になっていますがそれに甘んじることなく、
『これまでとは明らかに違う!』と、お客様に喜んで頂ける様に、誠心誠意を込めて作業させて頂いています。