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取付ブログ

フリード ベーシックパッケージ取付

2024-04-10
今日ご紹介する1台は一昨日の宇部店の作業から、
ホンダのフリードにベーシックパッケージの取付を行いました。



ホンダ純正のギャザーズのナビオーディオを装着した状態で入庫となって、
ベーシックパッケージの取付を行いました。



作業はまずナビオーディオを一度取り外して、
裏から取り出した音信号のイン・アウトをグローブボックス下まで引いて行きます。



グローブボックスの下には比重が高くて厚いMDF板を敷いて、
その上に4ピース構成のピュアコンを取り付けます。



ピュアコンは以前は標準モデルと4000円高いRRモデルというスペシャルモデルの2種がありましたが、
4000円の違いならノーマルよりもRRタイプを選ばれる方が9割以上で、
今はRRタイプのみの販売となったので、ベース価格が4000円上がっていますが、
4000円分高いパーツを使用して音のキメを細かくしているので、値上げではありません。



また標準に比べてRRタイプが測定精度10倍の数値の表示が2桁から3桁に上がっているので、
まず標準を選ぶ方がいなくなったというのが現状で、
4000円アップでこれだけ内容を改善すると逆に安くなったのと同じです。



ピュアコンと言えば下に敷く比重が高くて厚いMDF板が売りですが、
比重が高いのはコイルから出る微弱振動を板側にスムーズに逃がして音の透明感を上げるためで、
厚さは鉄板から少しでもコイルを離して、インダクタンスの変化を起こさせないためで、
過去に比重が低くて厚さが半分のMDF板を使って当社の真似をしている所がありましたが、
この厚さと比重はこういった事を防ぐための必要なコストです。



ピュアディオブランドのATXー25ツイーターは、
普通は70度から80度の仰角の物を使っていますが、
フリードは40度の物を使うと適切なダッシュの傾きで、
この位置はガラスの反射がほぼ起こらない理想の位置です。



ドアスピーカーはドア下部に16センチのフルレンジタイプが付いていて、
低音は出過ぎるぐらい出ていて、音調整で絞ってちょうどフラットになる位で、
ベーシックパッケージなので純正ドアスピーカーはそのまま使用します。



たまに商談時には純正スピーカーだったのが、
入庫時に量販店でトレードインスピーカーに変えて来られる方があって、
「トレードインスピーカーは一度取り外してノーマルに戻さないと良い音は出ません。」と
ご説明する事がありました。



量販店に行ったら純正スピーカーとトレードインスピーカーの鳴らし比べのデモを行っていて、
そこで音を聴いたらトレードインの方が良く聴こえたので、
それで付け替えて入庫したらもっと良くなると思われたそうで、
実際にトレードインスピーカーは平面で最も良い音で鳴る様にしてあって、
更に純正スピーカーに音が悪くなる様に細工がしてあって、
そもそもトレードインスピーカーは音に変な強弱が付けてあって不自然なので、
「すみません、トレードインスピーカーでは本来の音楽に近い音は出せません。」と外させて頂いています。



今回は最初から純正16センチを使って午前中に入庫して夕方に出庫するスピード取り付けで、
全ての結線が終わって音が鳴る様になったら、
ピュアコンの値合わせとナビ側のイコライザーなどの調整を行います。



このナビは中身はケンウッド製で、音を強調する機能がいくつも入っていますが、
一様全てオン・オフを繰り返して試聴して、最終的に全てオフが音が自然という事で、
イコライザーのみを動かして音を追い込みました。



ナビによって音の勢いが違ったりするので、以前に取り付けたフリードの値を一度取り付けながらも、
他の値を付けてみて一番生音・生声に近い値を探りました。



調整の最後の最後は自分が何十回とお会いして、
生の声を完全に知り尽くしているボーカリストの方の声が本人らしく聴こえる様に合わせて行きました。



最初に付いていた商品は最大限に活かして、コストパフォーマンスが高くて生っぽい音に仕上げました。



お問い合わせ
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〒759-0204
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