取付ブログ
ホンダ・ヴェゼル カーオーディオの音質アップ
2024-07-13
今日ご紹介する1台は、先日の福岡店の完成車から、ホンダのヴェゼルです。
オーディオレス車にカロッツェリアのサイバーナビを装着した状態で入庫となって、
プレミアムベーシックパッケージの取付と、ドアスピーカーの交換とフル防振の施工を行いました。
外板裏に防振マットと防振メタルを貼り合わせた後に、サービスホールを金属シートで塞いでいきます。
金属シートはゴムの成分を貼り合わせていない物を使用して、一枚物を貼るのではなく、
切り合わせて重なる部分を作って合成を上げて、切り口は全てシリコンを塗ると、手間のかかる作業を行って、
スカッと心地良いサウンドに仕上げています。
外した内張は一度吸音フェルトを外して、セメントコーティングを行った後に吸音フェルトを戻して、
方ドア3層のフル防振が完成します。
元々純正の16センチスピーカーが付いていた場所には13センチのバッフルを製作して、
ピュアディオブランドのZSP-LTD15を取り付けました。
13センチながらストロークが深いので低音はサイズ感を超えて出ていて、
中音の綺麗さは13センチならではのものがあります。
ダッシュにはワイドスタンドを製作して、JU60ツイーターを取り付けて、
フロント2WAYのハイエンドシステムとなりました。
グローブボックス下には比重が高くて厚いMDF板を敷いて、
その上にピュアコンの10ピース構成の物を取り付けて、10ピースならではの複雑なスロープ角を付けて、
繊細な音表現をしています。
またスピーカーケーブルはピュアディオブランドの高級タイプのSKY3を使用して、
シンプルな構成ながら極めたシステムとなっています。
全ての結線が終わって音が鳴る様になったら、
サイバーナビの音調整機能と、ピュアコンの値合わせで音を追い込んで行きます。
まずはタイムアライメントは全てゼロにして、時定数をずらす事はしません。
最初はピュアコンのツイーターの音域は広めに設定していて、
少しずつ狭くして行ってちょうど良い値を探って、
ミッドの上限周波数を決めるコイルは小さめの値から徐々に上げて行ってマッチングを探ります。
最初は高音域が足りなく感じて7カ所も上げたバンドが有ったのに、
ツイーターとミッドのレンジを徐々に狭くして行って最も生音・生声に近くなったら、
何故かイコライザーは高音域は3バンド下げた所が最もバランスが良くて、
ツイーターの音域を狭くしたのに高音が出て来るという、
ミッドの上限周波数の重なる部分を減らした事でキャンセルされる部分が減って、
それで高音質と高能率の2つを同時に得る事が出来ました。
高音だけでなく低音域も予想よりも量感が得られて、下の方の周波数では下げている部分もあり、
トータルではイコライザーは下げている部分だけで、本来の音楽に近いサウンドに仕上げる事が出来ました。
ヴェゼルのお客様は長崎県からお越し頂いいて、
遠くからサウンドピュアディオの生音・生声に近いサウンドを求めて来店して頂きました。
遠方よりのご来店ありがとうございました。