取付ブログ
スペーシア・カスタム カーオーディオの音質アップ
2024-02-29
今日ご紹介する1台は昨日の宇部店の完成車から、スズキのスペーシアカスタムです。
スズキ車なのにトヨタ純正のナビオーディオをカプラーと金具を合わせて取り付けていて、
ベーシックパッケージの取り付けとベーシック防振の施工もしてあります。
最初はケンウッドのシンプルなタイプのナビオーディオが取り付けてあったのを取り外して、
そこにトヨタ純正のナビが付いていますが、
配線カプラーだけでなくテレビアンテナが違っていたので付け替えました。
ツイーターはダッシュ上の純正は鳴らなくして、
スタンドを使って適切な仰角・振り角を付けたピュアディオブランドのATXー25ツイーターで
ガラスの反射の無いクリアーな高音を鳴らして・・
通常のドアスピーカーとはやや高い位置に付いた、
16センチサイズの純正スピーカーと合わせて2WAYで鳴らします。
ドア内は何も貼ってない外板裏に4種類の防振材を貼り合わせてドア全体の響きをスムーズに落としていて、
ドアが重たくなったり、低音がブーミーになったりしないスッキリとした低音で音楽を鳴らします。
ちょうどスピーカー1個分ほど取り付け位置が高いのですが、
これが鳴らすと中音域が強く耳に入ってしまい、相対的に低音が薄く聴こえてしまうので、
フラットに合わせるセッティングは大変です。
グローブボックス下には比重の高いMDF板を敷いて、4ピース構成のピュアコンを取り付けていて、
ドアスピーカーの上限周波数を決めるコイルがいつもの軽自動車よりも大きいのがお分かり頂けるでしょう。
実はたったこれだけスピーカー位置が高いだけで、
何とコイルの巻き数が3倍以上でないと聴感上のフラットにならず、
これが市販のトレードインスピーカーや2WAYスピーカーでコイルが固定されていたら、
全く音が合わないのを無理くりイコライザーでレベルを合わせる事になります。
コイルで低音を稼いでもそれだけに頼ると音色が正確では無くなるので、
ナビの調整も合わせて行い、低音の不足をラウドネスで補う事もしてみましたが、
トヨタ純正のダイナミックラウドイネスが強すぎてここは使わず・・
イコライザーで高音を少し下げて、低音を少し上げて、
そこからピュアコンの値をあれこれ変えて聴感上のフラットで音色が正確になる様に調整しました。
ブラックボックスはここに5個あるという事は6種類聴き比べて、コイルは12種類聴き比べて、
最も生音・生声に近い組み合わせを見つけて調整を終了させました。