本文へ移動

取付ブログ

RSS(別ウィンドウで開きます) 

今のサウンドピュアディオが出来るまでの40年史+12 第18話 2010年から2016年

2023-04-07
サウンドピュアディオの40年史に自分の学生時代や
カーオーディオ専門店を始める前の職歴などを書き込んだこのシリーズも遂に18回目となり、
おそらく今のペースでは後1・2回で完結しようとしています。



昨年の10月10日に開店から40周年を迎えて、
その前に自営業を無線とカーオーディオとあれこれの工事を請け負いの自営業を始めていたので、
実際には開業からは42年半が過ぎて、大学に行かずにサラリーマンが1年半で、
自営業が長すぎて給料をもらった事が10数回しかありません。



今はコンピューター関連で大学在学中に開業する方も珍しくはないですが、
当時は終身雇用が当たり前で、わざわざ宇部興産グループの工場を辞めてまで自営業を行うとは、
周りから「そのまま務めておけばいいのに。」と随分言われました。



自分の同級生の中には電気メーカーに勤めた人も多かったのですが、
40代ぐらいでリストラされた者もいて、何が安定か分からない時代に変わっていました。



今回の2010年ぐらいからは、
サウンドピュアディオは電源キャパシタやロジュームメッキの端子は音がキラッとしても、
実際の音楽の音色と違っているという事で、もう使わないというのが定着して来ていて、
それにプラスして国産のトレードインスピーカーは扱わないという、
いわゆる業界のトレンドとは全く違うやり方のために、ある意味変人的な扱いをされる様になりました。



当時はトレンドに合わせる限り実際の音楽の音色とは全く違う音になるために、
カーオーディオを後から替える人は車のドレスアップのトレンドの様な形になっていました。



この頃にサウンドピュアディオはFMラジオのアーティストさんの特別番組のスポンサーに付く事が多く、
最初のお付き合いが邦楽から始まり、邦楽とクラッシックのコラボレーションのコンサートもあって、
クラッシックのアーティストさんともお付き合いが始まりました。



自分の会社のスポンサーとコンサートの後に、会場から出て行く車を診ていると皆さん笑顔で、
もちろん先ほど聴かれた演奏のCDなどを聴きながら帰られているのですが、
どう見ても皆さんノーマルのオーディオで聴きながら笑顔で、
明らかに後付けをした様な車は1台も無いのです。



「これはどういう事だろう?」といくつかのコンサートの後に考えて、
おそらく来場者は先ほどホールで聴いた音楽を純正オーディオの音をトリガーにして頭の中で思い出していて、
耳から入っているのはリズムを取るだけで、頭の中の思い出で笑顔になっているのだろうと考えました。



そういう活動を続けていたら、自分がファンクラブに入っているアーティストさんのファンと仲良くなって、
その辺りの聞き取りが出来る様になって、カーオーディオについて話す事があって、
どうもカーオーディオはカー用品店に行った時にディスプレイの前で聴いて、
チャカチャカ・ドカドカと自分が聴いている音楽とは音色が違うから欲しいとは思わないという事を
言われていて、「確かにそうだな。」と思って、
もう一つは「カーオーディオって物凄くお金がかかるんでしょう?」という、
どうしてもマイナスなイメージばかりで、これではいくらコンサートのスポンサーにお金をかけても
サウンドピュアディオの売り上げにはプラスになりません。



そこで音楽に精通しておられる方に買ってもらえる様なパッケージは出来ないものか?と考えたのが、
ベーシックパッケージにベーシック防振を加えたWパッケージと、
更にセメントコーティングを加えたトリプルパッケージです。



音楽に精通されておられる方はカー用品店のデッキやスピーカーを交換した
キラキラ・ドカドカした音に拒絶反応があって、見た目はそのままで篭りやドアがつられて鳴るという部分の
改善を前面に出して、『本来の音楽に近い音色にするための改善』という事で、
車種別のパッケージ販売を前面に出す事で、
従来のカーオーディオのトレンドとは土俵を変えたジャンルを作るという事に集中しました。



Wパッケージやトリプルパッケージを前面に出す事と、
トレードインスピーカーは販売を行っていないという事も前面に出して、
『一般的はカーオーディオとは違って、音楽に精通されている方のための音質改善です!』というやり方は
徐々にではありますが浸透して来て、パッケージを購入された方の中から
10人か20人に一人ぐらいの割合でシステムアップでZSPまで進まれて、
今のサウンドピュアディオの販売スタイルが確立して来たのはこの頃です。



そのうちにサウンドピュアディオのFMのアーティストさんの特別番組は年に2回が2か月に1回になり、
月によっては2回の放送があるとか、徐々にアーティストさんとのお付き合いも増えて来て、
それに合わせてファンの方でお店に来て頂けるお客様の層も増えて来て、
もう特別番組で作るにはコストがかかり過ぎて、毎週の放送を3カ月とか半年とか1年で買うという事で、
コストダウンが出来ないかという話を放送局とする様になりました。



その頃はかなりのボーカリストの方と放送局のスタジオでお会いして、
生の声を聞く事によって「自分の音造りってまだ甘いんじゃないかな?」と思い始めて、
キャパシタレスのロジュームレスで音が本来の音に近づきながらも、
「まだ変える事があるのではなかろうか?」と思い始めた時期でもありました。



ここで当時を振り返ると、FMラジオの音楽番組の制作は、それを放送する事で得られる宣伝効果よりも、
スタジオでボーカリストの方の生の声を知る事で音造りの進化に繋がるというWの効果で、
そのまま何もせずにカーオーディオ専門店を営んでいたら、今はどんな音造りになっていただろうかと、
考えたらゾッとします。



ベンツGLA スピーカーの音質アップ 前編

2023-04-06
今日ご紹介する1台は、現在の宇部店の作業から、メルセデスベンツのGLAです。



メーターパネルから一体化で続いている、ディスプレイオーディオのお車で、
ベーシックパッケージの取付と、ドア4枚の防振作業を行っています。



Aクラスの派生モデルは現行ベンツのドアの上の方の10センチスピーカーではなくて、
まだドア下部の16センチスピーカーで、低音の量は出ていますが、
どこか回り込みやつられて響く成分などでハッキリと聴こえない音域があって、
音楽に精通しておられるお客様からしたら量よりは質を求められるために不満がある状態でした。



まずはドアの内張を外して、ドア一面が樹脂のインナーパネルで覆われていて、そこを指ではじいていって、
響く部分を探して金属マットを貼って響きを抑えて行きます。



硬くて響かない場所に貼っても無駄なので、場所を選んで形に合わせて切って貼って行き、
一枚で足らない部分は二重貼りして響きを抑えています。



これは金属シートだけで、ブチルゴムを含んでいるシートは一切使っておらず、
鈍い響きが残るブチルゴムを含んだ材質はここの場所には貼りません。



その辺りが音楽に精通した方が当店を選んで頂く理由にもなっています。



リアドアにも同じ様に防振して行き、音質と静粛性の他に、断熱性もアップします。



更に外した前後のドアの内張をセメントコーティングして、
音楽を聴く室内の下地の部分が出来上がっています。



前後のドアが4枚が片側2層の防振で、ノーマルよりも車室内の音が静かになっているので、
音楽を楽しむ空間として、長時間のドライブでも疲れない空間に進化します。



次にツイーター部分ではGLAはピラーの根元に横向きにユニットが付いていて、
指向性の良いゾーンから逸れた状態で音楽を聴いている様になっていました。



Aピラーを外して純正ツイーターを鳴らなくすると、
青いマルの部分に中低音域をカットする部品が見えました。



この部分の働きはピュアコンではブラックボックスの中の7割の部分を使って行っているので、
音の滑らかさや粒立ちなどはかなり改善されます。



それにプラスしてツイーター自体の質感も違うので、
ベーシックパッケージの音質改善が見た目以上になるというのはお分かり頂けるでしょう。



今日の時点ではここまでで、これより先は後編でお届け致します。



ゴールデンウイークのお休みのお知らせ

2023-04-05
毎年2月か3月にはお知らせしていたゴールデンウイークのお知らせが、
気が付いたらもう4月になっていて、遠方のお客様から
「まだゴールデンウイークの休みの日程が出ていないんですが?」とお問い合わせを頂きました。



今年のサウンドピュアディオのゴールデンウイークのお休みは、
5月の1日・2日・3日の3日間とさせて頂きます。



それ以外に毎週火曜日は宇部店はお休みで、福岡店は火曜日と水曜日が定休日となっております。



営業日をご確認の上ご来店下さる様お願い致します。



ゴールデンウイークのお休みのお知らせが遅れた分と言っては何ですが、
お盆のお休みもここでお知らせさせて頂きます。



お盆休みは8月14日・15日・16日の3日間で、これは今の時点で最終決定とさせて頂きます。



特に遠方のお客様は、事前のスケジュールの参考にして頂ければと思っています。



以上サウンドピュアディオのゴールデンウイークとお盆のお休みのスケジュールのお知らせでした。



トヨタ・ヤリス スピーカーの音質アップ

2023-04-05
今日ご紹介する1台は、先日の宇部店の完成車から、トヨタのヤリスです。



トヨタ純正のディスプレイオーディオを装着したお車に、ベーシックパッケージの取付と、
ベーシック防振とセメントコーティングの施工の、トリプルパッケージの作業を行いました。



まずはドアの内張とインナーパネルを外して、外板裏に防振マットと防振メタルを貼り合わせます。



外した内張には裏に粗目を付ける下処理を行った後に、セメントコーティングの施工を行って、
乾燥するのを待ちます。



何だか適当に塗っている様ですが、均一に塗ったり規則性がある塗り方をすると振動が通過しやすくなるので、
わざとランダムに厚い薄いを作って、ドアが重たくならない割に振動がとどまって消える様に工夫しています。



電気周りの作業ではディスプレイオーディオを一度取り外して、裏から音信号を取り出して、
グローブボックス下に送ります。



グローブボックス下には比重の高いMDF板を敷いて、
その上にオプションのSSFを加えた6ピース構成のピュアコンを取り付けて・・




ダッシュの上にピュアディオブランドのATX-25ツイーターを取り付けて、
純正がベースながら上質な2WAYスピーカーに変身しました。



ヤリスのディスプレイオーディオは、バス・ミッド・トレブルの3トーンで、
最初はトーンを触って音調整を行っていましたが、オプションのSSFの効果もあって、
最終的に全てフラットで完成させました。



逆にブラックボックスとコイルとSSFはあれこれと交換して、
ヤリスのデモカーを持っていて基本的なパターンはありますが、
年式やグレードの違いの音の差を細かく調整して、最も生音・生声に近いパターンを探して、
納車の時にはお客様には大変喜んで頂きました。



年式やグレードの違いで微妙に音が違いますが、このグリルの特殊な形状で元の音に近い状態に合わせると、
かなり絶妙なセッティングが必要となります。



デモカーのヤリスがあるという事で購入して頂いて、先日のアクアと今回のヤリスで、
2台続けてのディスプレイオーディオ車の完成でした。



トヨタ・アクア カーオーディオの音質アップ

2023-04-03
今日ご紹介する1台は、昨日の宇部店の完成車から、
トヨタのアクアです。

トヨタ純正のディスプレイオーディオ付きのお車に、
ベーシックパッケージの取付、前後ドアの防振、フロントの
ドアスピーカーの交換を行いました。

作業は前後のドアの内張を外して、何も貼ってない
外板裏に防振マットと防振メタルを貼り合わせます。

外したドアの内張はセメントコーティングの施工を行って、
乾燥したらドアに戻します。

フロントドアには大きな樹脂のインナーパネルの表面に
金属シートを貼り付けて、樹脂の響きを抑えています。

これで後ろは2層の防振で、前は3層のフル防振となり、
音質と静粛性と断熱性が上がり、車もグレードが上がった感じになり、
まずドアの開閉音が重厚になっています。


いつもはそのまま使用する16センチの純正スピーカーは外して、
今回はJBLの16・5センチの602CTPに交換しました。


ここの銘柄を国産のトレードインスピーカーに交換すると
妙に明るくなるクセが付いて、本来の音楽の音色と変わってしまうので、
純正スピーカーかピュアディオ推奨のスピーカーで音を仕上げています。


電気関係の配線ではアクアのディスプレイオーディオは横から外すタイプで、
裏から音信号を取り出して、ピュアディオブランドのPSTケーブルをフルレンジタイプで
音信号のイン・アウトをグローブボックス下まで送って行きます。


グローブボックス下には比重の高いMDF板を敷いて、その上にオプションのSSFを加えた
6ピース構成のピュアコンを取り付けました。


なぜ比重の高いMDF板を使うかというと、コイルから発生された微弱振動を
MDF板に逃がして、コイルにストレスを与えないためで、ブラックボックスの中にも
コイルが入っているので、合計4個のコイルに対して良い影響を与える様に、
下の材質にはコストをかけています。

ドアスピーカーの上限周波数を決めるのは、今回も井川が一から手巻きした純白のボビンに
ピンクのラベルの物で、少ない巻き数のコイルでは何故か機械巻した物よりも音が良いと評判です。



ダッシュの上にはピュアディオブランドのATX-25ツイーターにスタンドを使って
適切な仰角・振り角を付けて取り付けて、上質なフロント2WAYシステムが完成しました。


ディスプレイオーディオは3トーンしか音の調整が付いておらず、
ピュアコンの数値の上下でほとんどの音調整を行って、より生音・生声に近い音色で
合わせてから納車させて頂きました。


アクアのお客様はディスプレイオーディオしか選べなかったので
かなり音には心配をされていて、宇部店で同じ様なディスプレイオーディオ付き
ヤリスのデモカーの音を聴いて作業に預けて頂きました。

ディスプレイオーディオの音の不満に、実車を買ってそのウイークポイントを研究して
良い音を出すピュアディオの方針に納得されて、音の仕上がりには大変喜んで頂きました。
お問い合わせ
SOUNDPUREDIO 宇部店

〒759-0204
山口県宇部市妻崎開作484-1
TEL.0836-45-0712

SOUNDPUREDIO 福岡店

〒812-0053
福岡県福岡市東区箱崎7-1-6
TEL.092-260-3660
TOPへ戻る