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取付ブログ

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アウディQ7 スピーカーの音質アップ 前編

2023-03-27
今日ご紹介する1台は、先日の福岡店の作業から、アウディのQ7です。



ポップアップ式の専用ナビオーディオを装着したお車に、
JU60を使ったプレミアムベーシックパッケージの取付と、
ベーシック防振とセメントコーティングの施工を行いました。



Q7の取付は初めてですが、当社にはQ7よりは少し小さめのeトロンのデモカーがあり・・



その前はQ5のデモカーがあったので、その両方の要素があるQ7のオーディオですから、
当初はけっこう簡単に仕上がると思っていました。



実際にはそれなりの工期がかかったのですが、
形が近い2台のデモカーを持っていなければもっと時間がかかったか、
今回の納期だともっと完成度が低かったのが、本当に買っていて良かったというぐらいの難度がありました。



操作パネルはQ5に似ていて、システムはQ5とeトロンの中間ぐらいの構成で、
内張はQ5ともeトロンとも違う形状でした。



お客様は大型のSUVで荷物を積んで遠出をされるのに、オーディオの音がストレスが溜まる感じで、
なぜストレスが溜まる音になっているかをeトロンのシステムでデモして、納得して頂いて入庫となりました。



作業はまずドアの内張を外して、ベーシック防振の施工からかかりました。



部分的に工場装着の防振材が貼ってあって、
外板裏を指ではじきながら防振材を貼る位置と貼る材質を決めて行きます。



Q7の入庫は初めてなので、調査の結果を手順書に書き込んで、次の取付に活かす様にします。



アウディはドアの鉄板はけっこう固くて、ここに貼る防振材の枚数は少なくていいのですが、
インナーパネルの樹脂がけっこう鳴るので、このパネルだけで3枚の防振材を使用します。



今日はここまでで、続きは後編でお届け致します。



トヨタ・ハイエース カーオーディオの音質アップ

2023-03-26
今日ご紹介する1台は、本日の福岡店の完成車から、トヨタのハイエースです。



デンソーテンイクリプスのナビオーディオを装着した状態で入庫して、
以前ベーシックのトリプルパッケージを取り付けて頂いていたところからのシステムアップで入庫しました。



以前の作業はドアの外板裏のベーシック防振と、
ドアの16センチスピーカーをJBLの16・5センチに交換して・・



ダッシュのATX-25ツイーターとインナー取り付けのスタジアム609Cとの2WAYで
完成していました。



そこから今回ツイーターをJU60に交換して、ワンオフでワイドスタンドを製作しました。



ワイドスタンドは簡単そうに見えますが、
実は底面はパテで形成していて、そのためダッシュに大幅なマスキングをしてから作業を行います。



(写真を撮り忘れたためにダッシュの写真は別な車で、イメージです)



ツイーター以外に手間がかかったのがJBLの20センチウーファーを埋め込んだエンクロージャーで、
形が普通の四角ではありません。



運転席と助手席の間に入れるためにギリギリの形状で、人のいる方向はレザー仕上げという、
通常のエンクロージャーに比べるとかなり手間をかけています。



グローブボックス下のピュアコンはベーシックのトリプルパッケージ用から
JU60のブラックボックス4連に交換して・・



ナビオーディオのイコライザーと合わせて音調整を行いました。



一見グラフィックに見える子のイコライザーは、
パナメトリック方式の最初に動かす7バンドの周波数を複数の周波数から選んで、
それから動かす幅を3つの中から選んで、それからレベルを上下するという複雑なタイプで、
慣れていないとなかなか調整がうまく行きません。



ウーファーのサイズが20センチと小さいながらも、運転席の近くにあるので、
サイズ以上のスケール感で鳴っていて、JU60とJBLのミッドバスとミックスした音は、
上質なホームオーディオ的ななり方になっています。



東京で聴いたレコーディングスタジオのチューンの、
ウーハーやミッドバスに対してツイーターのグレードを上げるという話を、
車で実現した様なシステムが完成しました。



フォルクスワーゲン・ゴルフ スピーカーの音質アップ

2023-03-25
今日ご紹介する1台は、先日の宇部店の作業から、フォルクスワーゲンのゴルフⅦです。



専用パネルのナビオーディオ付きのお車に、ベーシックパッケージの取付を行いました。



ゴルフⅦのスピーカーはかなりストロークが大きく、
発売当初は国産のトレードインスピーカーに交換したら低音が出なくなったという事が多々あって、
一部で交換しない様にというお達しが出たというぐらい低音の量も切れも良いスピーカーです。



(今回作業はベーシックパッケージで、ドアの内張は外していないので、
写真は他のゴルフⅦから転用しています)



逆にツイーターは高音の量は出ているももの音質が荒く、
その原因はツイーターの根元にある小さなコンデンサ1個で中低音をカットして高音だけの再生にしていて、
それに加えてツイーターの向きがそれているというのもあります。



ベーシックパッケージではまず純正ツイーターの配線を抜いて鳴らなくして、
下から別にピュアディオブランドのPSTケーブルの高音域用を通して来て・・



ピュアディオブランドのATX-25をスタンドを使って適切な仰角・振り角を付けて取り付けて、
中級グレードの2WAYスピーカー的な鳴らし方に変えます。



グローブボックスの中にはCDとSDのプレイヤーが付いていて、この後ろにパワーアンプ部があるので、
そこから音信号をPSTケーブルのフルレンジタイプで取り出して、グローブボックス下に送ります。



グローブボックス下には比重の高いMDF板を敷いて、
その上にゴルフⅦ専用のピュアコンを取り付けて、ツイーターからのPSTケーブルと、
純正の16センチの配線に繋いだフルレンジのPSTケーブルに4分岐しています。



ゴルフⅦは年次変更やマイナーチェンジでオーディオの特性が微妙に何回か変わっているので、
それぞれに合わせた値で対応して、生音・生声に近いサウンドに合わせています。



全ての結線が終わって音が鳴る様になったらサウンドセッティング顔面に入って、
まずはフェダーで少しロアスピーカーの音を抑えて、フロント2WAYの綺麗な部分をより活かす様にして・・



バス・ミッド・トレブルの3トーンはセンターでも十分に音楽を楽しめますが、
僅かに動かして音を追い込んで、それから納車の準備に入りました。



見た目はダッシュにツイーターが載っただけの変化ですが、
ピュアコンを通す事でドアスピーカーの音も改善してあり、
音の変化というよりも正しい音に進化させた効果は、
特に長時間聴いた時の聴き疲れしないという部分で体感して頂けます。



カローラツーリング スピーカーの音質アップ

2023-03-24
今日ご紹介する1台は、昨日の宇部店の作業から、トヨタのカローラツーリングです。



純正の大画面のディスプレイオーディオを装着した状態で入庫となって、
ベーシックパッケージの取付と、ベーシック防振の施工の、Wパッケージの作業を行いました。



これまで同じトヨタディーラーで車を買い替え続けておられて、
前の車まではディーラーで量販店で買ったシステムを載せ替えてもらっていたそうですが、
ディスプレイオーディオになってからは載せ替えが出来ないと断られたそうで、
ネットでカローラツーリングの取付を探したらピュアディオのホームページに辿り着いたそうで、
従来のシステムの移設はせずに、純正を活かしたベーシックのWパッケージを取り付けられる事になりました。



まずはドアの内張を外して、外板裏を指ではじいて、響きの中心を確かめてからマーキングをします。



マーキングには4種類の材質のどれを貼るか分かる様にして、
その場所の響きの周波数を抑えるのにピッタリな材質を選んで貼ります。



スピーカー裏は何も貼ってないので残響が残りますが、
かといって貼り過ぎると音が詰まって聴こえてしまうので、必要な量以上は貼りません。



合計8カ所の防振材を貼り付けたら16センチスピーカーとインナーパネルと内張りを組み付けて、
ドアの作業は完了です。



次にダッシュの純正ツイーターを鳴らなくして、
スタンドを使ってピュアディオブランドのATX-25ツイーターを取り付けて・・



グローブボックス下にMDF板を敷いて、
その上に4ピース構成のピュアコンを取り付けたらWパッケージの作業は完了です。



それからピュアコンの値を微調整して、
ディスプレイオーディオの調整機能を操作して音を追い込んで納車の準備に入ります。



現在はベーシックパッケージと言えども上級の取付と同じ、
コンデンサに多くの放熱クリップを付ける工程を追加していて、
ディスプレイオーディオで元の音をいかに最大限活かすかで、
細かな部分まで手間をかけて高音質を表現しています。



ピュアコンを取り付けた後のグローブボックス下のマットはお客様が想像されていたよりも出っ張りが無く、
逆に音質に関しては予想よりも良かったと喜んで頂けました。



今のサウンドピュアディオが出来るまでの40年史+12 第16話 2002年から05年

2023-03-23
今のサウンドピュアディオが出来るまでのシリーズも16回目を迎えて、
カーオーディオ専門店オーディオボックスの19年から新ブランドの移行が進んでいる時代のお話を
お届け致します。



2001年6月に発売したZSP-MIDは当初B&WのATX-40とAM-50の2WAYをセットで
お持ちのお客様の交換用という位置づけでスタートしました。



ツイーターは20年以上長持ちするのに対して、
ホーム用のユニットをカー用の4Ωのボイスコイルを付けただけのAM-50は
高温多湿の日本では5・6年で調子が悪くなって来て、これのスペアユニットで耐久性があって、
音はAM-50を超えるクオリティーというユニットを開発しようという事で、
某OEMメーカーの開発室を訪ねて「表面材はこれで、マグネットがこれで、ボイスコイルはこれで。」と
組み合わせを考えて行き、AM-50を外して互換が効きながら、
なおかつ高いクオリティーのZSP-MIDは予定よりも早く当初の100セット限定を
売り切ってしまいました。



ただ100セットを販売してもまだAM-50のお客様には全て行き渡ってはおらず、
かと言って次の100セットの半分も行かないうちにB&Wのミッドのユーザーは尽きてしまいます。



そこでJBLの08GTIの単品ツイーターがあって、
それとの組み合わせで2WAYが組めるピュアコンの開発を行ったところ、
これまでのスピードを上回るスピードでZSP-MIDは売れて行き、
あっという間に再々生産となる人気の商品となりました。



その一方で同じZSPを名乗りながら、ZSPベーシックツイーターはあまり人気がなく、
1つの店舗で3・4か月に1セットという、さえないセースルでした。



実はこのツイーターは当初の予定価格が4万円を予定していて、
ZSP-MIDとの組み合わせで販売する予定が、どうしても周波数レンジが広く取れず、
純正スピーカーのフルレンジの上の方を切ってその上に乗せると上質な2WAY的な鳴らし方が出来ると、
後からベーシックという名前が付けられていて、青いアルミドームはB&WのATX-40を意識していて、
18000円という値段は採算度外視したサービス価格ながら、
分かる人には分かるけど、分からない人にはただの青いチューンナップツイーターにしか見えず、
実は好きな方からしたらかなりのお買い得なアイテムでした。



青いドームのピュアディオツイーターは、
後にJBLのシルバーの08GTIの2世代目の小型になった物と、
ブラックドームのP560Cのツイーターの3色から選べるツイーターにしたところ、
『選べるツイーター』が当たって、不人気だったベーシックコースに少し明かりが見えて来ました。



当時は自分はコンサートに足を運ぶ習慣がなくて、
それは1990年代の初めはメーカーがコンサートを開いて生演奏を聴かせてくれるものという、
受け身の習慣が身に付いていて、90年代の途中でメーカーがその様な催しをやめてからは
自分が自らチケットを買ってコンサート会場に行く習慣はありませんでした。



当時の音の基準はホームオーディオの高級店で買って来た高級なオーディオアクセサリーを
B&WのスピーカーとマークレビンソンのアンプとナカミチのCDプレイヤーの組み合わせで聴いて、
それを基準にしての音造りというのが常態化していて、
カー用では音を強調するアクセサリーの電源キャパシタやヘッドキャパシタの
デモンストレーションを行ったら、お客様は喜んで買って頂いていて、
RCAやスピーカーの端子はロジュームメッキの物が音が「キラッとして聴こえる!」という事で、
お客様から人気のある商品でした。



ただその音のキレが良くなってキラッとして聴こえたパーツも、
これは本当の音ではなのでは?と思う出来事がありました。



それはお客様の車の中に三味線奏者の上妻宏光さんの洋楽に合わせたアップテンポの楽器が入っていって、
当時は山下達郎さんの楽曲をメインに音調整していて、その後でお客様の音源も聴くという調整スタイルで、
その上妻宏光さんの楽曲の初めて聴いた時は「これは三味線だけれどエレキギターにも聴こえるし、
琴や琵琶にも聴こえるし、どんな演奏をしたらこの音になるの?」と一回聴いただけでファンになりました。



2002年の年末ぐらいから上妻宏光さんの1stアルバムの風や游を聴きまくり、
次に2ndアルバムのビームスとソリチュードを聴く様になり、
音調整の最終調整CDは上妻宏光さんの作品というのが決まりました。



それでもコンサートには行っていなかったのですが、
専務が福岡市の上妻宏光さんのコンサートのチケットを買って、
「これで生演奏を聴いて来たら。」と言ったのが始まりで、
2004年に今の前の建物だったZepp福岡に聴きに行きました。



今考えたら電源キャパシタやヘッドキャパシタが付いて音に勢いを付けていて、
更にロジュームメッキの端子で音をキラッとさせていて、Zepp福岡で聴いた上妻宏光さんの楽曲は、
デモカーで聴く変な勢いを付けた楽曲とは違って聴こえて、「これはまずい。」と思った反面
「でも世の中のカーオーディオ専門店の音が100歩音がズレているとしては自分は20歩ぐらいしか
ズレていないから、50歩100歩ならず、20歩100歩だからそれでもいいのでは?」という
悪魔のささやきもありました。



ただその頃の上妻宏光さんのコンサートは、
コンサート終了後にファンクラブの方と会場でCDを買った人は会って握手してもらって、
ほんの一言二言話せるというチャンスがあったので、会場でCDを買って握手会の列に並んで、
「FMラジオで上妻さんの曲をかけています。」と少し会話をして、
その時の上妻宏光さんの声が自分の車の中の声と違って聞こえて、
「これはまずい!」と思った事を今でも忘れていません。



当時のサウンドピュアディオのホームページのコラムで自分は
「上妻宏光さんの田原坂のボーカルは少しこもって聴こえるが、それで正解。」という様な事を書いていて、
それはキャパシタやロジュームメッキでひねり上げた音だからボーカルの一部がこもって聴こえるだけで、
その後上妻宏光さんのファンクラブに入って、FMラジのスポンサーとして上妻さんにお会いした時は、
その事を謝罪しました。



オーディオボックス時代にFM山口の開局時に音楽番組を1年間担当して、
その時のプロ機の音が忘れられず、ナカミチのスペシャルショップに入って本社のコンサートホールで
生演奏を聴かせてもらって音造りの基準にして、その後ナカミチが儲け主義に走ってコンサートをやめて
販売拡大に変わって目標が無くなり、高額なホームオーディオに高額なアクセサリーを付けた物が
基準が間違っていた事に気付いて、次回からはその大きな変革について書き込ませて頂きます。



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